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元・早稲田大学ラグビー部監督 中竹竜二氏の最新作。
「人は期待されるとおりの人になる」というサム・ウォルトンの言葉があったような。単純なHow to本ではないが、メンバーに活躍して欲しいという気持ちが期待設定の大前提となる。当たり前だけど、実践できているか?
・「正しい期待」の定義
①実際に行動するのは「他者」であることを認識し、自分勝手な思い込みを押し付けないこと
②自分の期待は「相手のこうなりたい」とマッチしていること
③期待の内容が具体的であること
・期待のプロジェクト化(VSS)
-Vision 到達したいゴール。期待する側/される側間で要刷り合わせ。
-Story 現在からVisionにたどり着くためのプロセスをスーリー化。順調なプロセスだけでなく、困難な状況も想定しておくこと。
-Scenario 現実がストーリーどおり運ぶよう支援する台本を作る。
・期待設定する際には、期待を受ける人のスタイル(=いつもブレなく、その人が放っている個性)を明確にし、スタイルを反映したVSSを描き、それを本人とすり合わせること
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確かにサクっと読めるし、そんなに難しいことは書いてはいないが、なかなか真実を突いている本だなと思った。
その人の多様性と個性を認めて、その人らしい成長を期待する。うーむ、これはなかなかできないことかも。自分に対しても人に対しても固定観念に縛られるのは時間の無駄ってことかな。
期待していたより得るものの大きい本でした。
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相手のことを真に想い、期待するということは、簡単なことではないのだろう。人はそれぞれ、考え方・性格が異なっている。何のすり合わせもなく、自分の「期待」と相手の「期待」が合致していることは、そうそうないのかもしれない。「本当に相手が望むことは何か」ということを考えて期待をかけるべきであるし、また、「本当に自分が望むことは何か」を見失わずに生きていきたい。
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早稲田大学のラグビー部の監督が書いた本。期待をかけるとは、相手のスタイルに沿って、その人が望むものに向けて何が必要かを考えること。内容は薄いけど、実例が多くてわかりやすかったです。
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期待の掛け方というか、互いにどう成長していくかっていうほうがしっくりくる。早稲田ラグビー部の成功例が多数派載っているが、逆に失敗例もあると嬉しかった。
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その人のスタイルに合ったゴールとそれに至るストーリー、逆境を乗り越えるシナリオを設定し、支援すると、ストレスなく、その人らしく生きられるとのこと。ラグビー部の監督としての実践例も豊富に紹介されている。自分の成長や後輩の育成に役立てたい。
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第一章 なぜ、あなたの期待はかなわないのか
「期待通りにならない理由①」
自分の無力さを認識することが、実は期待するということの正しい態度である。
「期待」という言葉を分解すると、「期して」「待つ」こと。
期待とはー良い結果や状態を予期して、その実現を待ち望むこと。
「待って+望む」ことなのです。期待とは、基本的に自分以外の他者や物事に対してかけるもの。
自分が勝手に期待しておきながら、「待ちきれず、押し付ける」の意味を持つ「強制要望」になってしまう。
第二章 正しい期待が、人を成長、成功に導く
第三章 他者への期待を使いこなし、最高の成果を引き出す
第四章 自分への期待をコントロールし、ゴールを達成する
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早稲田大学ラグビー部の元監督のマネジメント術(コーチング術?)の本。
部下や子どもを成長させたいとき、ゴールをすりあわせて、その人のスキルを線でとらえよ、と書いてありました。
「線でとらえる」とは、、個性をトータルで把握するということと僕は解釈しました。
250ページ以上あるけれど、文字は多くないのですすっと読めます。
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ながし読み。相手への期待は、自己都合や愛、利害関係のため。結局は自分のために、相手に要求する。それは子どもへの想いも一緒。肝に銘じるべきは、①実際に行動するのは他人である②自分の期待は相手の「こうなりたい」とマッチしているとは限らない③期待の内容が具体的でないと、うまく作用しない。それぞれの人間の向き不向き、好き嫌いなど考えて、個性に合ったのばし方を…という実例がこの本の後半。リーダーに向かない人をリーダーにしてもしょうがない。もしくは既存のリーダー像を変える。などなど。
この本が必要になるような時がやってくればもう一度読んでみようかな
くらい。
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著者は早稲田大学ラグビー部キャプテン出身の監督。
「人を伸ばす期待、つぶす期待とは?」と
大きなテーマを自分の監督経験からの持論を展開。
管理職だけでなく、子どもの潜在能力を引き出すために
子育て中のお父さんお母さんにも最適な本です。
期待のかけ方で「自分も伸びる」と。
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VSS(ビジョン・ストーリー・シナリオ)と、その人らしさの考え方が新鮮。
ビジョン(双方合意の上の具体的なゴール設定)
ストーリー(ロードマップと困難の想定、その対処法の事前すり合わせ)
シナリオ(支援方法と、対処する態度のすり合わせ)
また、その人らしさ=スタイルを多面的に見極めることこそ、上記VSSのベー
スとなり、そこを見誤れば全てが不成立となるんですね。
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人に期待をする場合、
期待が期待はずれに終わることもあります。
でも、期待はずれになるのは
運だけではありません。
本日ご紹介する本は、
期待ということに関して
かなり深いところまで、理論的に考察し
期待を使いこなして成果を出すところまで
話を展開しています。
期待がかなわない理由は3つあります。
1つは、実際に行動するのは「他者」なのに、
自分の考えを強制的に要望している場合。
まず、行動する人が望んでいることが必要です。
そして、期待の内容が、期待をかける相手の認識と
ミスマッチを起こしている場合。
こちらが期待したこととは
違う結果が得られるのが当然です。
最後に、期待の内容があいまいである場合。
得られる結果は、なりゆきになり
期待と結果が合うことは
運まかせになります。
期待をコントロールするポイントは
「スタイル」
まず期待する場合に、
その人らしいスタイルを反映した
期待にする必要があります。
本人が「やりたい」と思えることであるほうが、
期待が達成される可能性は高くなります。
そして、期待を実現するには、
あらかじめ、ドラマのように
ストーリーとシナリオを考えます。
ストーリーとは、その人スタイルを貫くことで
起こりえる失敗を考えておき、
ストーリーに織り込んでおきます。
そして、その時に、どのようなイベントで
その失敗を乗り越えるのかという
シナリオも考えておきます。
最終的には期待をかけることで
その人を成長させるところまでの
理論がわかりやすく展開させている良書です。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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そもそも期待の中身にミスマッチがある場合は、期待はずれに終わっても仕方がない
「あいまいさ」=期待をかける側とかけられる側の信頼関係を壊し、モチベーションを下げることにつながる
「その人らしい期待」=「スタイルを反映した期待」
スタイル=その人の強み、弱み、物事や人、状況に対する態度などを点で結んだ「線」で表現されるもの
社会的な常識や肩書きからくる「らしさ」を押しつけることは、その人の個性を見失わせるリスクの1つ
描いた図を見て、期待をかける側が「あいつらしい」と思え、本人が「自分らしい」と感じ、ワクワクできれば成功
自分に自信がない瞬間に注目するのではなく、自信が持てる瞬間に光りを当て、その瞬間を増やしていく
現実的なストーリーが描けない時点で、目指そうとしているゴールは、実現が困難な夢である可能性が高い
期待をかける=その人らしさ、スタイルを認め、それに合ったゴールとそこに至る道のりを共有し、支援すること
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◆目次◆
第1章 なぜ、あな���の期待はかなわないのか
第2章 正しい期待が、人を成長・成功に導く
第3章 他者への期待を使いこなし、最高の成果を引き出す
第4章 自分への期待をコントロールして、ゴールを達成する
第5章 《実践》期待のマネジメント
第6章 成長しつづけるための期待の哲学
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆マインドマップ◆
http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/38e317e062a37f70.png
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スキルでなく、スタイル。
点でなく、線。
成功でなく、成長。
期待をかける。
果たして、それはどこから発生するものなのかを点検しないとすぐ悟られるもの。
期待をかけられる側からはとっても、よく見えること。
時間という制約を睨みつつ成功なのか、成長なのか。
人間学だと思う。
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色々な人達をまとめることが多くなってきた、最近。
仲間達の…友人の…
そして、何よりも自分への期待の掛け方を間違ってはいけない、と
思い、購入した1冊。
心から購入して良かったと思えた本。
これでもう1段階上に成長できる気がする。
「期待」は自分勝手な自己欲望であってはいけないし、
期待をかける相手と共有もせず、期待を抱いてはいけない。
自分が期待すること、それが本当に相手とマッチしているかは分からないから。
大事なのは、対話。
正しい期待をかければ、人は大きく成長する。
★Key point★
・「期待通りにならない理由」
1、自分勝手な「強制要望」だから。
2、期待のミスマッチに気づいていないから。
3、期待が「あいまい」だから。
・期待をプロジェクト化するのは、VSSマネジメント
V=ヴィジョン:到達したいゴールを描く。
S=ストーリー:現実からゴールまでのプロセスをストーリー化する。
S=シナリオ:現実がストーリー通りにいくように支援する台本作り。
・必ず、スタイル(=その人らしさ)を反映する。
・人は一般的な価値観から生まれる「○○らしさ」という思い込みを作りがち。これを「引力」という。
・人は「多面体」という前提で、あらゆる所から情報を集める。
・スタイルに合った目標の高さを考える。
・(自分について)他人の期待と食い違った場合…
1、相手と期待をすり合わせる
2、期待に応えないと決める。
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■スタイルを反映したVSSの描き方
STEP1:その人らしいヴィジョン(ゴール)を描く
- 考えること
ゴールに向いている内容、ゴールの高さなど
- 考えるポイント
好きな領域・嫌いな領域を考える
得意な領域・苦手な領域を考える
目標設定は高いほうがいいか、手が届きそうな目標がいいか
成長を目指すのが向いているのか、成功を目指すのが向いているのか
STEP2-1:その人らしい、最もストレスのないストーリーを描く
- 考えること
ゴールを目指すにあたり、その人が最もストレスのない目指し方
- 考えるポイント
物事に対する態度 / 人に向き合う態度
個人プレーが得意か、チームプレイが得意か
リーダータイプか、フォロワータイプか
ゴールを目指すスピード感
STEP2-2:ストーリーに逆境を埋め込む
- 考えること
その人が陥りどうな逆境
- 考えるポイント
失敗していること
失敗の原因
失敗しそうなこと
STEP3:ストーリー通に運ぶように、シナリオを用意する
- 考えること
よい状態にないときにどのような態度・行動・言動をとるか
順調な状態にあるときにどのような態度・行動・言動をとるか
- 考えるポイント
忙しいとき / 体の調子が悪いとき / ピンチに陥ったとき
苦手なこと、不本意なことをやっているとき
人間関係がうまくいってないとき
時間に余裕があるとき / 仕事がうまくいっているとき
人間関係がうまくいっているとき
チャンスへの向き合い方
■「期待」とは、あらゆる多様性を認めること
期待をかけるということは、その人らしさ、スタイルを認め、それに合ったゴールとそこに至る道のりを共有し、支援すること。
自分らしさをカミングアウトできる。それをその人のスタイルとして、それを活かした期待をかけられる。それが、期待の哲学。
■未知なる可能性をつぶさないために、すべては「点」から「線」へ
ゴールを達成した瞬間だけでなく、ストーリーの線上にいる時間すべてがその人らしく、その人にとって有意義な時間になり得る。
■「成功」はゲームオーバーではない
成功とは、ある目標を成し遂げること
成長とは、目標を達成したかどうかに関係なく、そこから何かを習得して、それを次のステップに活かせるようにすること
成長は1つのゴールの達成いかんにかかわらず、ずっと未来まで「線」が続いているイメージ
高めのハードルを設定し、失敗を積み重ねることが、成長にとっては大事なこともある
「振り返り」が人のさらなる成長を促す
その人の人生の、連続した時間軸の中にあって、その時間は後のその人の人生に少なからず影響を与える可能性がある、
期待をかけるということは、それだけの覚悟が必要
★期待は成長や成功を支援する欠かせないテクニック