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表紙と内容に、ここまで隔たりがあるのも珍しい。
タイトルもおかしいしね。野球部関係ないがな。
甘いイラストとは裏腹に、割と中身はドロっとしている。
別にそれならそれで良いのだけど、このちぐはぐさにとても違和感。
結果的に何かめでたしめでたしにしてしまったラストにも疑問。総じて読みづらかった。
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エグい青春小説。自分が過ごして来なかっただけで、みんなこんなケイオスの生活を高校時代から送ってきたのかもしれない。
幻想なんて読んだところで何も変わらなくて、選ばれた一部の天才やアーティストだけが持つ世界と思っていた。
今ならわかる。それはただの、経験と想像力の欠如。一文字一文字に魂がこもり、今日も人は死ぬし、恋をするし、ボールを投げる。かーっと頬が上記するのが分かって、まだ生きるべきなんだと理解らせてくれる。
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鹿島田真希久々の新刊。表紙デザインに違和感を覚えつつ読んだ。
ここ何作かとはテイストが随分異なっていて、正直なところ、このライトノベルっぽさにはなかなかのめりこめなかった。
でも読んでいくうちに、文体と内容の暗さの乖離というか、距離感のようなものに引き込まれていった。最後の50ページくらいが結構好きだ。
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話にもキャラクターにも軸がない、と感じました。
とにかく重くて不気味なだけ。
わざと読者を困惑させようとしているのかしら。
残念ながらただ拙いだけの物語としか受け取れませんでした。
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新聞の新刊紹介の記事に出てておもしろそうだったので^^
ポップな表紙のわりに内容は暗い…
というか、これって純文学だったんですね。
表紙の絵のようなかわいらしい恋の話はなくて
自分の世界を突っ走りすぎな女の子と
死ぬことに魅入られた男の子と
その周囲でごたごたしてる大人たちと…
最終的にまぁ丸くおさまったけど
なんだか納得いかない…´`;
というか、変に表紙に絵とか描いてあるから
その雰囲気と、小説を読んでみての登場人物の印象が
ぜんぜん噛み合わないのでイライラしながら読みました。笑
こんなまんがちっくな顔でこんなこと考えへんやろ…
とか妙に気になったりして…
内容如何よりも、装丁ってやっぱり大事だなーと
つくづく実感してしまった作品でした。
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…んー。装丁と中身の差がすごくてびっくりした(笑)
途中野球部関係なかったけども、タイトルは野球部なのね。
青春小説ですよね。考えすぎちゃう子の青春小説だなーと感じました。
まぁ多かれ少なかれ、若い頃ってのは色々ぐるぐる悩むものですよねー。
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装丁詐欺と言われても仕方がないかも。
内容が重い話なのに、印象として軽い。
中二病的なのは若いからしかたないとはいえ…。
読後感ははっきり言って、悪い。
もやもやが残る。
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全然野球関係ないなぁ…
新聞の広告みて、青春+スポーツ+恋愛 みたいのを期待したんだけど、思っていたより心の闇⁇みたいなモノが書いてあった。
主人公より、奈緒の達観したモノの見方に憧れる。
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うーん、今の気持ちを一言で表すなら、「これじゃない」って感じですかね。
恋愛ものが好きじゃない人にもオススメ!みたいなアオリ文があるけど、野球ものが好きな人にはオススメじゃないです!が正しいかも。野球漫画だと思ってたあだち充作品がいざ見てみたらほとんど野球してなくてがっかりした小学生時代を思い出す肩すかし感です。
悪い本ではないです。リアルな思春期男子って感じがしてそこは良かった。奈緒ちゃんは、うん、まあ…どうしてこうなった。
しかしこれ見よがしにタイトルに「野球部」とか付けちゃうあたりは正直詐欺に合った気分。ふぅ。
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“褒められた。僕は恥ずかしくなって下を向く。シャンパンを開けた瞬間のような激しい興奮に襲われる。
「喜多、いっぱい取っていいよ。結構食べられるでしょ?」
「それはもう。男子ですから」
「運動もしているしね」
僕は笑みを見せる。この笑顔が、奈緒にとって最高に魅力的な笑顔であることを祈って。
本当はこんな瞬間でも不安になるんだ。僕の笑顔は悪魔に見えない?幼い頃から孤独だった育ちの悪い笑顔じゃない?下卑た笑顔じゃない?もし、そうだとしても、奈緒は受けいれてくれるかい?そんなわけないじゃないか。理性的な僕が言う。奈緒は普通の女の子なんだ。彼女に僕の漆黒を背負わせるわけにはいかないんだ。
だけど、もう少し、君の前にこうして座っていたい。光であり、炎であり、熱である君の前に。生そのものである君の前に。未来の今も、こうしていたい。
楽しい食事が終わって、僕は彼女の分も払った。奈緒は抵抗したが、僕が払わせなかったのだ。独占欲。所有欲。こんなところで、金を払って、僕は好きな女の子をつなぎとめようとする。そんな僕が、大嫌いだ。”[P.54]
野球とくにしてないよ。
表紙絵から何となく爽やかさをイメージしてたけど。読んだら違った。
恋愛時の後ろめたさというか黒々した感情を背負いすぎちゃってる男の子。
自分に真っ直ぐな女の子。
るみさんの自殺は他の人の死を招くため?
“それにしても。
平常心を装ったつもりだけど、大丈夫だったかな。喜多、なんか変だった。ちょっと怖い?いや、ああいう変で怖い喜多は今まで何度も見てきている。でも、大抵、そういう時の喜多って、私を好きっていう気持ちが歪な形で表現されちゃうって感じなんだけど、今回はなんか違ってた。もう完全に私のことなんてどうでもいいという感じだった。ふっきれた感じだった。そうだふっきれたんだ。だから気持ちよく夜までランニングもできたんだ。なんか違うかな。
そういえばさっき変なこと言ってたな。頑張ったとか、貢献した、とか。どういう意味だろう。なんか上から目線の言い方で超むかついた。でも本当にどういう意味なんだろう。なにを頑張った?なにを貢献した?わからない。とにかく喜多はなにか考えてる。思いつめてる。なにかひどく偏った考え方に囚われていて、壮大な勘違いをしている。頭のいい人にありがちなことだからわかる。私はそれを見つけだして、違うって言ってやりたい。間違ってると言ってやりたい。あんたは賢くて、だから逆にわかることなんだけれども、で始まる、有力で説得力のあるフレーズをなにか一言。
でも。
漠然と感じているだけなんだよなあ。”[P.211]
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タイトルにあるほどには野球関係ないじゃん、というのがまず読み終えた感想。
学業もスポーツも容姿も素晴らしい喜多が、幼なじみの奈緒を好きになる。
喜多や奈緒、先生からの視点で話は展開する。
好きになること、付き合うこと。どこまでいったら相手を手に入れることが出来るのか、はなかなか深いテーマだと思うのに、語り口調が時々浅く、かつ突き進みすぎなのが読みづらかった。
また時間をあけて読んでみたいかも。一回では物語を十分に理解しきれない感じがする。
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高校生はまあうまいこと綺麗にまとめたからまあいいとして、先生が可哀想過ぎてものすごく萎えた。「しばらく元気なかった」くらいじゃすまされないだろ。ひどい。
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夫が顧問を勤める野球部の練習を見に行き、そこで「ブス」と耳元で囁かれたるみは、
自分が醜いのだという感覚にとらわれ、やがて鬱になり、自殺する。
歪んだ精神の少年は、幼なじみで恋人でもある少女のおかげで歪んだ精神から抜け出す。
抜け出せたのは高校生だから可能だったのだろうか。
親しくない、しかも先生の奥さんにこっそり「ブス」といったり、
彼女を叩いたり、怒ったり、果てに自殺未遂を起こしたり。そんな精神が
改善されるのだろうか?こんなにすぐに。
……という部分にも疑問をもったし、
全体的に一体なにが言いたいのかわからなかった。
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野球好きな私が、その軽い題名とかわいらしいカバーに惹かれて手に取ったこの本。某野球小説のようなさわやかな青春ストーリーを想像していた私は良い意味で裏切られた。重い主題を感じさせない軽い言葉に促されるようにスラスラと読む事が出来た。誰もが体験し考えた事があるであろう人裏側に潜む光と影、そして愛するという事。それに青春の真っただ中の2人が正面からぶつかり合う様は、どこか読者を切なくさせ、そしてまぶしく感じさせる。学生時代というものは何かに怯え、常に何かと戦っていた事を思い出させられた。また、戦っているのも、答えを求めているのも子どもだけではないのだ。すでにに青春を経験した大人も戦っているのだ。愛とは、本当の自分とは、幸せとは、生と死とは、という事を苦しいほどに真っ正面から読者に突きつけ、考えさせる本だと思う。私たちは九回裏ツーアウト満塁の真っただ中だ。
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タイトルからの想像とはかけ離れた内容。タイトルで爽やかさが全面に出ている分、それぞれの病みっぷりに少々酔いました...。好みの問題だと思います。