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これぞラノベ!という感じの文章に読む気失せそうになりながらも、謎が謎を呼ぶ展開に続きが気になって一気読みしてしまいました。
魔王を倒すために選ばれる「六花の勇者」は文字通り6人。ところが、実際に集まったのはなぜか7人で……。霧に閉ざされた空間の中、誰が真で誰が偽なのか、誰を信じ誰を疑うのか、命を懸けた偽物探しが始まります。
世界観はがっつり異世界ファンタジーですが、ミステリー要素を多分に盛り込んでいて、謎解きもわりと理論的で無理のないあたりが好印象でした。これで、「トリックは人智の及ばぬ超魔法でした☆」とかいうオチだったら投げ捨てているところです。軽いラノベなのにしっかりした謎、というギャップもまた面白みを増しているのかもしれませんね。
登場人物もラノベらしくあまりにも特徴的なのが鼻に付きますが、読んでいるうちに慣れてきます。
ただ、展開に後付けが多い。「そういえばさっきこんなことがった~」みたいに、謎解きに重要な部分も後で取って付けてある感じなのが何度もありました。
伏線もあるにはあるのですが、こうまで取って付けが多いと、行き当たりばったりに文章書いているんじゃないかとすら思えます。
後出し情報ばかりのため、読者側は推理に参加しようにもできないのが難点。
面白い話なだけに、このあたりはちょっと残念でした。
しかし、一難去ったと思えばまた一難。疑心暗鬼の連鎖はまだまだ続くようです。
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ライトノベルで久々の大当たり。シンプルな文体ですらすら一気に読めました。シチュエーションは得に珍しいものでもなく、展開も読めますがテンポが非常にいいです。続編の繋ぎもいい。重たくない、良い意味の軽さです。
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前作・戦う司書からはまた一転した作風の、謎解きファンタジー。最後まで読者を惹き付けて話さないストーリー作りはさすが。宮城さんの美麗なイラストもポイント。
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戦う司書シリーズの山形さんの新作!! ちょう待ってた!
中身は、前シリーズ同様、剣と魔法のファンタジーなゴリゴリのライトノベル。
清濁グチャグチャになりながらも読ませる人間ドラマ、豪快に二転三転する展開のハラハラ感も健在。
続き早く読ませてw
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7人目はやっぱりこいつかという人物でしたね。
文章レベルは下の中くらい。けっして難しい言葉が多いわけでもないのにわかりづらかった。
特に複雑で異世界ファンタジー要素盛りだくさんでただでさえわけがわかりにくいままで読者に推理させるのはどうかと思う。
そんな状態ではタネあかしされたところで、所詮あとだしじゃんけん。読者にも推理できる要素とか内容を終盤までに散りばめてこその作品ジャンルのはずなのに……これじゃ読者にとって感動とか驚きってのはきっと薄いはずです。
まあ、犯人はこいつだろうなと思いながらも、たしかに犯人をときどきわからなくさせるドキドキ感は多少あったと思う。
けれど、テーマやあらすじが良いだけに、非常にもったいない凡作だなぁと思います。
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剣と魔法のファンタジーな世界ながら、緊迫感のあるバトルと推理が非常に良い。傑作。6人の勇者が選ばれるはずなのに、7人いる。偽物は誰だ?あらすじを言うと一行で終わるのに、これが読ませる。キャラクターは一癖あるし、文章も突っ掛からず、バトルも緊張感がある。何より見事なラストに鳥肌がたった。是非シリーズとして続けて欲しい。同じ登場人物の続編でなく、世界観は同じで登場人物は違うのがいいな。
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千年前、世界を絶望に陥れた魔神を一人の聖者が封じた。魔神がまた目覚めるとき、聖者の力を受け継ぐ六人の勇者が現れ、魔神を再び封印する。そういう定めになっていた。しかし魔神が目覚めたとき、魔神の復活を阻止すべく集まった勇者は七人だった。全員その体の一部に、勇者の証である六花の紋章を浮き上がらせて。七人のうち誰かは勇者の同士討ちを企む偽者。疑心暗鬼に勇者たちの心が囚われる中、矛先が向いたのは、自称「地上最強の男」アドレットだった。
ピエナ国の姫で世間知らずの「刃」の聖者ナッシェタニア、その姫に忠誠を誓う若い騎士ゴルドフ、新しい神「火薬」の力を宿す聖者フレミー、猫の動きをまねる剣術使いハンス、当代最強と謳われている傲岸不遜なお子様「沼」の聖者チャモ、聖者たちを束ねる万天神殿の長で「山」の聖者であるモーラ。
外に出ることの出来ない結界が張られた森の中で、仲間の勇者達(+偽者)に追われながら、自らの潔白を証明し真の七人目を探しだそうと躍起になるアドレット。偽者の罠のトリックを見破って、仲間に信じてもらうことが出来るのか・・・。
というわけで、「11人いる!」ならぬ「7人いる!」状況のお話。ラノベと一言でくくってしまうのには勿体ないぐらいの正統派ファンタジー。
帯にもあったけど、実は一巻完結じゃなくって新シリーズの幕開けだった。魔神を倒すまでストーリーをどこまで引っ張っていくのか気になるけど、個人的にはまずはこの一冊で十分おなかいっぱいになれる気がする。
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七人目が何となくわかってしまったのでどんでん返し少なかったけど、それでもあの思想には驚いた。
主人公が七人目の可能性も残ってればもっと楽しかったかも。
続きは魔神栓になるのかと思いきや…次どうなるんだろ…と気になります。
でもこれで終わりもありだと思う。
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人類を脅かす魔神を倒すために、運命の神に選ばれる6人の勇者。しかし集まったのは7人だった。敵が紛れていることに気づいた彼らは疑心暗鬼に陥る――。剣と魔法の世界にサスペンスミステリー要素が組み合わせられていて、とても面白かったです。敵の正体は最後の最後まで気づかなかった(笑)。凡人であることを自覚しながら「地上最強」を自称する主人公・アドレットが魅力的ですね。他のキャラもいい味出してます。そして続編を匂わせるラストシーン。いや、続けるのはいいけど、それでいくの?自分でハードル上げて大丈夫?とも思ったり。
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「七人いる!」なコンゲーム。
続編待望の感想を聞いて「続編ができるような内容なんだろうか」と思って最期まで読んだら、こりゃ続編待望するわー
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良い評判ばかりなので、書店で探していたのだけれどなかなか見つからず、結局Amazonで購入。
勇者は6人なのに7人いる。
密室ミステリーのような設定のファンタジー。
最後まで、期待以上でした。
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ミステリーなんて望んでなかったので、それなりに引き込まれて面白かった
この引きだと次巻に期待してしまう
大作になるか迷作になるか
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山形先生はホラーの文法をよくわかってらっしゃいますね!(笑顔)
戦う司書のときに比べ文章が劣化してる気がしたんですが、終盤持ち直した感じ。でも山形さんは推理可能なミステリより情報を伏せて予想外の展開を魅せる方が向いてる気がするんだけどなー。
ぶっちゃけ山形さんなら全滅エンドもあり得ると覚悟してたんですが、このラストは最早ホラーだ。すっげえゾッとした。欲を言うならフラニーのデレは次巻以降というかシリーズ終盤がよかったかな。絶対落とされそうだし。
今作では狂気が足りないなーと思ってたら七人目がやってくれました。背景がわかったらこの思想も理解可能になるんだろうけど。
次巻に期待……よりも怖い。筆頭候補は微妙に疑いが晴れてないあの人だけど、偽者に悪意があるとは限らないよなあ。
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なんちゃってミステリー?
評価が高くて手に取ったんだけどマイナスに働いたのかな。
キャラは良い!主人公っぽいのは大好きなキャラ。
でも内容が・・・。
概要がわからないまま終わった・・・出だしは何だったの?
犯人探しはわかったけどどうやって先に来たとか仕込んだとか全く説明なく・・・凶魔はわかるみたいな感じだったけどわからないの?
6人いないとダメなのに死ぬと花弁が消えるシステム・・・消えたら6人じゃなくなるから終わり?
でも次が選ばれる?なのに仲間かどうかはわからない~。
犯人はこいつだ!って適当に決めて殺し合い。一人欠けたらダメなんじゃないの?!間違ってる可能性無視でした。
そんな程度なら、やっぱり1人でも7人でも行けばいいじゃん^^;
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戦う司書にひき続き読みごたえは十二分。ほのかに香るエグみと謎のミステリー要素、そのオチはちょっと引く(笑)レベル