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「警官の血」の続編、加賀谷が復職してきて・・・
骨太でゴリゴリっとした感じ。最近、警察小説が流行っているけれど、こういうのには、なかなかお目にかかれない。
しかもラストのダメ押しに、ガッツリもっていかれた。
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「警官の血」の続編。
「警官の血」のラストで和也が加賀谷警部を告発したことの続きから始まる。ラストはわかっていても、グっときた。
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前作「警官の血」から続けて読んだ方がいい。おもしろい。とにかくおもしろい。なにもない3連休など、まとまったボンヤリした時間に「血」の上下巻からこの作品まで一気に読んだらかなり痛快だと思う。次回作もありそうな予感が…
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ベストセラーになった「警官の血」の続編。
やっぱり、あれの続編は難しい。
佐々木謙の作品は、総じてレベル高いのだけど、ちょっとこれは、うーん。。。
なんか、無理矢理続編作っちゃったという感じがしないでもなく。残念。
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加賀谷警部=佐藤浩市がひたすらカッコいい。警官の血テレビ版を観た人に向けて書いたしか思えない作品。警官の血のテレビと原作にはまった私には傑作でした。
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「警官の血」の続編。祖父、父に続いて警察官になった主人公が、内偵捜査で上司の不正を告発した前作のラストから始まり、上司との関係を中心に物語が展開する。
分厚い本だけど面白くて一気に読んでしまった。
親子、警察をテーマにしている点も前作と共通。
ラストはちょっとグッとくる。
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『警官の血』の続編がこんな形で読めるとは思わなかった。嬉しい!
『警官の血』の三世代目安城和也は警務部からの任命で刑事部捜査四課の加賀谷警部を服務規程違反で告発する形で終わったのが『警官の血』のラスト。
それから10年。安城和也はは警部となり警視庁組織犯罪対策部捜査一課へ。
組対は横の連携が取れず納得の行く評価が挙げられずにいた。
所轄対本部でも生安対組対でもなく、同じ組織対策部内での一課対五課というこの設定が。
最後は予想がついて、そのとおりの展開になるのだけれど、やはり熱いものが。
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親子三代にわたる壮大な刑事物の前作からの続編。読み応え十分。ドラマで加賀谷を演じた佐藤浩市の姿がダブってラスト泣けた。また映像化希望。このシリーズいいな。
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『警官の血』の続編・・・だけど、あまり続編という感じはしない。加賀谷を売った和也のその後。彼らの擬似的な親子関係にどう落とし前がつけられるか。分厚い本だけど、一気に読める。ずっと接点のなかった二人が最後に邂逅する場面はぐっとくる。
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警察三部作?の三作目
全ページおもしろかった
戦後の祖父の代から3代に渡り警察官として務めてきた男たちの話は、本作でついに孫の代へ
直近の某アイドルの覚せい剤使用発覚事件も絡む現代において、主人公が奮闘する
本作の主人公は、どこか高村薫氏作品に登場する合田雄一郎とナウィーブな面でどこか似てる要素もあり、ワタクシ的に更にポイントアップの作品でした
(あ、高村先生作品と異なりBLっ気は皆無です)
トイレに入っている時も、外出して歩行中であるときも、読むことを止めたくない、止められない、止まったら死ぬ、と思うほどガッツリ一気に読むことができ幸せな読書でした
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読了、85点。
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安城和也は内偵の結果、警官として自身の良心に照らし合わせて見て問題があるとして上司として親父として慕っていた加賀谷を売ることにした。
その10年後、和也は警部に昇進し組織犯罪対策部1課2係の係長として配属が決定する。
組対では1年ほど前から麻薬犯罪が掴み難くなっていることが問題視されその解決の為和也は麻薬犯罪の密偵を部下に命令し追いかけて行く。
『警官の血』の続編
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最近はこういう警察小説、ご無沙汰だったので非常に楽しめました。
小説の冒頭は、警官の血の終盤、和也が加賀谷を監察に報告し、加賀谷が取り調べをするシーンから始まる。
警官の血を読んだ限りでは、うろ覚えながらてっきり覚醒剤を使用したものだと思っていましたが、実はそうではなかったというサプライズから小説が始まる。
結果的に加賀谷はシロとなるが、警察を退職、逮捕、裁判で無罪判決を勝ち取った後三浦半島で釣り船屋の親父に引き籠ることになる、それから時が経って、警察への復職を請われて、、、、と冒頭から非常に引き込まれていきました。
もう一方で語られるのが和也の話です。
この2人が主人公で、話を紡いで行きますが、警官の条件というタイトルが非常に意味ありげ。始終私情に振り回されがちな和也に対して、何も語らずに体を張って我が道を突き進む加賀谷の対比が上手い。
ただこの作品だけを見ると和也があまりにも矮小な人間に見えてしまうのがどうなんだろうと少しだけ思いました。
この手の小説で面白いのは、圧倒的な組織のシステムに対して個人がどう抵抗するか、あたりだと思っていますが、そのあたりはこの小説では少し弱いというか、、、ダメと言う訳じゃなくて、あくまで個人対個人に重点が置かれているってことなんですが。
ちょっと残念だった点は、人物が多く、かつ場面転換が頻繁に入る為に人物把握が難しかったことかな、読者は刑事視点で物語を追う為に、
意図的にミスリードさせようとして如何にも怪しげな人物がたくさん出てくるから尚更分かり難くなっていますし。
あと東京の地図がわからないと場面を思い描きにくいのも少し引っかかる。
あと序盤で和也の机の上に新聞記事、雑誌記事のコピーを置いて行ったってエピソードが綺麗さっぱりスルーされているのはなんだったんだろう?
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前作は、警官の血。今作は、条件。その違いはなんでしょうか。真実に肉薄しようとしたとき、本来敵対するべき相手に身内のような感覚を持ってしまう。自分の中の正義をどこで見失わずに持ち続けるか。
重苦しい文体でただエンターテイメントとして軽く読ませないのが、すごいと思いました。
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前作の続編として捉えるならば、“三代目”という設定は活かされていたが、祖父や父の警察官人生をどう引き継ぐかという和也の成長はあやふやなまま。警察官としての苦悩や苦汁といった内面的なドラマは少なかったように思う。それよりも、組織や捜査の意義といった警察ミステリの骨子である特異な体質が軸になっていた。これだと続編の意味はあまりないかもね。
加賀谷のキャラが濃すぎて、主人公の和也が喰われた形になっている。もともとよくわからないキャラだったが、本作品でさらにわからなくなった。ストーリー自体も地味。なのでどうしても加賀谷の動向に注目せざるを得なくなる。多少の贅肉はあるが、展開は面白かった。もう少し人物の出入りが整理されれば、スピーディーに進んだとは思うけど。
シリーズものとしての違和感はあるが、警察ミステリとして見るとやはりレベルは高い。こういう重苦しい緊張感を伴った感覚は、警察ミステリ特有のものかなと思う。斜め読みの隙を与えない張り詰めた空気感は安心感に繋がるな。
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『警官の血』の続編。『警官の血』ではあまりキャラが立っていなかった三代目・安城哲也が、今回も一応主人公なのだが、加賀谷のキャラが濃すぎてボケ気味(苦笑) 佐々木氏の警察ものは好きなので、今後にも期待したいところだが。
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道警ではなく警視庁の話。警官の血の続編。加賀谷と東野圭吾作品の加賀がなんかダブる(名前が似てるからか!?)
面白かった。