紙の本
ここにこうしてあるのですから、事実です。
2022/04/10 13:12
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投稿者:FA - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者は言う『「よく天孫降臨は歴史的事実ではない」とか「神武天皇は実在しなかった」という人がいるが、『古事記』は神話であり、聖典であり、事実かどうかという読み方は、読み方としては間違っている。ここに書かれた記述は「真実」なのであって、「事実」かどうかはさして重要ではない』
日本国の神話にに対する姿勢としては、これがすべてだと思う。確かに、検証することもできないのだから、考古学のような姿勢で神話に挑むのはどうかと思う。書いてあることは事実です。ここにこうしてあるのですから、事実です。真実かどうかは検証することはできません。それでいいと思います。
そんなことより、この書物が神道の聖典であるということの方が重要である。
トインビー氏いわく『12,13歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる』だそうだ。
日本国は滅びたてほしくないです。
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文庫版を買おうかどうか迷っていた矢先に、図書館で見つけました。
明治天皇の玄孫でもある著者の竹田さんが、
わかりやすい解説とともに『古事記』の全体を俯瞰している一冊です。
いきなり「神様の名前は忘れましょう」にはビックリしましたが、
確かに漢字だらけの似たような名前は、いちいち覚えてられないですしね。。
『ぼおるぺん古事記』などで頭のウォーミングアップをしてから読むと、
思った以上にスルッと入ってくるかも、、非常に読みやすかったです。
“十二、三歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる”
日本人としての「大きな物語」を伝えていくためにも、
子供への読み聞かせでも使ってみたい、と感じました。
個人的には、「事実」と「真実」を明示的に使い分けているのもわかりやすく。
確かに、キリスト教信者に「処女受胎」なんて科学的にあり得ない、とは言えません。。
こうしてみると逆説的ではありますが、、戦後の日本歴史学界が、
いかに“赤化”に汚染されているのかも見てとれるかな、とも。
「真実」を述べることができない歴史なんて、ただの作業に過ぎませんからね、なんて。
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いつか読みたいとずっと思っていた古事記をついに読み終えた!という感慨でいっぱいです。
最初にパラパラとめくってみて難しそう…と思ったのですが、思いのほか読みやすい本でした。竹田氏によるコラムが随所に差し挟まれているのが絶妙な箸休めになっていて、コラムの内容も面白いです。
唯一、漢字で名前を羅列している箇所は読むのが大変なのですが、この部分は斜め読みで飛ばしながら読んでいきました。たぶんこの読み方で正解だと思います。
内容については言わずもがな、日本最古の歴史書にして古代の日本神話を現代に伝える本でもあります。
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真実>事実
日本人が日本神話を学ばなくなったら、日本民族は滅びる、との危機意識。
出てくる神名と人名を、どんどん忘れて読み進むと楽しめるとのこと。
現代語で書かれているから意味が分かって、案外面白かった。
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武家の時代以降の天皇(朝廷)のイメージとは違って、古墳時代までは割と泥臭くどろどろしてる。そうゆう意味では新しかった。でも高天原はやはり中国とかその辺りなんじゃないかな、とか思う。
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冒頭、歴史学者のトレンビーの[12,13歳までに民族の神話を学ばなかった民族は例外なく滅んでいる]に少なからず衝撃を受けて中身に入っていった。
非現実的神話もかなり解りやすく書かれており、記憶の中のささやかな内容もある程度補完できた。
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日本の神様とか神話とか何となくは知っていたけど、詳しくは知らなかったし京極道シリーズを読んでたら日本の神様について調べてみたくなったのでこの機会に読んでみる事にしました。
そして偶然にも今年2012年は古事記完成から1300年らしいです!
読んでみて…
神様の名前が長くて読みづらいですが、話事態は非常に分かりやすく訳されています。竹田先生も巻頭で仰られていますが、神様と人の名が出てきたら直ぐに忘れる、という読み方でも問題なく読めました!
日本の神話に少しでも興味をもつ人が増えてくれたらと願うばかりです。
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過去に古事記を読もうとしては何度も挫折していたが、現代語の古事記に出会い、ようやく読むことができて嬉しかった。しかし自分の知識不足を思い知り、まだまだ日本の歴史を知らない自分を恥じた。再読し続けたい本。
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古事記の現代語訳で、解説が挿入されているので、読みやす。
また、八岐大蛇や因幡の白ウサギなど、小さいときに絵本で読んだ話が実は古事記だったのか!と分かりちょっと驚いた。
いちど子供が読むような、漫画版を読んでから読まないと
自分の素養ではなかなか理解が進まないなと思いつつ読んだ。
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今まで読んだ古事記の中では最高の本ですね。
何かが最高かと申しますと・・・・・読みやすい・解り易い(笑)
読んでも解らない本なら、読んでも同じこと。これはありがたいです。
神様・古事記初心者にぜひお薦め!
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今記紀を色々読んでいるため、竹田氏の現代語訳古事記が出たときに即購入した。
文中に説明が入っていて分かりやすく、また解説も随所に入っているので理解しやすい。
特に最新の考古学からの説明などもあり、現時点で一番おすすめな現代語古事記かと思う。
なお古事記編纂1300年事業で、この現代語古事記の解説なし版を、旅館・ホテルに無料配布の活動を竹田氏は行っているそうである。
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序にかえてに、『古事記』を楽しんで読むための最大の骨はというと、それは神様と人の名が出てきたら直ぐに「忘れること」とあった。
これは目からウロコ!古事記を読もうと!と思うも、数ページで挫折していたのは、夥しいばかりの神々に圧倒されたものの、竹田さんによると、二度以上登場するのは1割未満だとか。
古事記の入門書には最適!な気がした。ただ、いっそ竹田先生監修で漫画版があればいいのにな、とふと思ったり。
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古事記に関して平易に解説した入門書という印象です。勘所に分かりやすい解説が挿入されています。読みやすさを追求した反面、逐語訳的な正確性は失われており、また著者の主観がちりばめられているので、資料としての用途には適さないかもしれません。
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そういや古事記っていつ習ったっけと思いながら、わかりやすいと評判のこの本を読んでみました。
結論、結構面白かった。
古事記は聖書と同じぐらい古くて、聖書と同じぐらい不思議な物語があって日本が作られていくお話。作者が始めに、古事記を読むポイントは出てきた神様の名前(ほとんど1回しか出ないから)をすぐ忘れることと書いてくれたお陰で、話がすっと進んでいった。
驚いたのは、天照大御神が、ある神様の禊の時に生まれたこと。しかも左目を見そいだ時に生まれたって、なんだか脳みその世界が違うなーと思った。
その他の楽しみ方としては、現在の地名の由来やらが色々わかるところ。近くの神社が古事記に出てくる神様を祭ってるとは初めて知った。そうゆう由緒を知ると、また一つ違った楽しみ方が出来ると思います。
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日本の最古の歴史書兼神話の現代語訳。
日本人としては一度は通読しておいたほうが良いのではないかと思います。
ブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4345878.html