元国税調査官が解説する、「経費化」の極意
2012/02/04 23:28
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Pの6号 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読者として想定されているのは、個人事業者や中小企業経営者と思われますが、常日頃から「経費として落とすには、きちんとした領収書が必要」と言われている立場として大変興味がありましたので、読んでみました。結果はまあ妥当な線と申しましょうか、要は「とにかく業務にかこつけろ」ということでした。パソコンだろうが、キャバクラの支払いだろうが、果ては愛人への毎月のお手当てまで、「業務に関係あります」と主張できるだけの材料を準備しろということ。結構面倒です。「愛人のお手当てを月給で支払う」という「手口」は、以前、割りあい近い近所で、その実例が発覚したことがありまして、この本で「皆考えることは一緒なのか。発覚したのは準備不足だったのかな」とも思いました。
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投稿者:FM - この投稿者のレビュー一覧を見る
開業医の話が面白かった。昼食を福利厚生費で落とす話が面白かった。クルーザーを福利厚生費で落とす話が面白かった。キャバ嬢を愛人にし、経費で落とす行くルカの方法が面白かった。
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書籍に載っていることなどを質問して…税理士の見直し基準として使えるのでは?!
深読みすればとても面白い!!
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元銀行員で経理専門で8年経験した私。今は、自営業でアメリカの会社と日本の会社をで経理をやっているけれど、知らなかった究極の経費。これは起業する前に知っておくべき基礎知識とした方が良い。
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既知のことが多かったが、税務署の視点ならではの新たな知識も得られた。
会計の最も大事な役割は「利益調整」
経費を膨らませる2つのルート
1.事業に関連させて経費を増やす方法
2.福利厚生費を使う方法
外資系企業の充実した福利厚生は、給料を上げて従業員の所得税を増やすかわりに、実質的な豊かさを増やす。
4年落ち中古のベンツは節税の切り札
ローンを組んでベンツを買えば資金繰りにもなる
領収書が無くても経費を計上する方法
・支払った日
・支払った金額
・支払先
・支払った内容
の4点を記録しておけば良い。
本当は強い納税者の権利 立証責任は税務署側にある
税務署は時々嘘をつく
知識のない税務署員も多い
税金の世界はグレーゾーンがけっこうある
テキトーでいい「白色申告」の魅力
税金の額は交渉で決められる
寺の坊主は究極の脱税犯 お布施や戒名料に領収書はない
領収書がいらない開業医の世界 経費概算制度で7割経費
→日本医師会(開業医の団体)、日本最大の圧力団体、自民党の支持母体
>今の日本政府に税金など払っていても、社会の役に立つどころか害を与えるばかりです。税金を払うくらいなら、ほかのことに使った方が絶対にいいのです。
元国税調査官はリバタリアン
面白おかしい本だった
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課税所得は減らせても、企業人としての何か大事なものを失いそう。
それでも実践する人はするんだろうな、と。
ちなみに評価基準は「新しい知識は得られなかった」ため。
既知の情報であり、実践はしてないけどできる「はず」ということばかり。
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キャバクラ代を経費で落とすには? 風俗代を経費で落とすには? など、ちょっと驚くテーマが取り上げられている。が、内容としては、経費で落とすための条件を示し、本当にダメなものはコレ、という線引きもしてくれている。
自分で、「そこまでやろう」、という気にはならないものが多かったですが。(※キャバクラ代や風俗代の経費化のことではありません。キャバクラや風俗には行っていません。言い訳ではありません。)
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この本の事を何も考えずに実践したら、税務調査で否認される可能性が高い。
注意が必要。
内容に問題がないなら、本名で書けばいいのに。
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会計にとって最も大事な事は計画通りに利益をだすこと
福利厚生費 利益の調整弁
昼食費 職員が半額胃腸負担 一ヶ月の会社負担額が3685円以上 で経費
H18税制改正 一人5000円以内の飲食は損金計上可能 日時場所人数金額の記録をのこす 車内の人間同士の飲み会は非該当
会議費
就業規則 10人以上の職員が常時いる場合は作成義務あり これに福利厚生費を明示する
会社の業務に関連づければ視察旅行にできる
慰安旅行 社員の50%以上が参加、4泊5日以内 社員でない家族が参加した場合は経費にならない
4年落ち以上の中古自動車 耐用年数が2年
3月決算の会社が9月に4年落ちのベンツをかう ベンツの試用期間は半年なので、一年目に500万2年目に500万経費にできる
社員の家賃補助 全額は負荷 一部負担必要 固定資産税相当分 家賃相場の15-20%は自己負担 そうしないと過分な利益供与とみなされる
借り上げ社宅制度 役員だけでなく、職員も申請させすれば出来る制度としなくてはならない
税務署が目を光らせるのは、身内に対して何も仕事をしていないのに高額の報酬を支払った時
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内容的に面白い。裏技というか?一般常識を覆す内容。一度読んで欲しい本である。脳の片隅に知識として残したい。
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こういう類の本は、焼き直したようなやつが、定期的に刊行されている気がする。最近だと、悪の会計学みたいなやつもそうだった気がする。
著者は元国税調査官という事で、国税の手口をかいくぐる裏ワザ的なものを期待したけど、他の本と書いてある事はたいさなかった。キャバクラや風俗の代金を経費で落とす方法とか、下の話が充実しているかな。笑
一つ印象的だったのが、領収書を発行していないラーメン屋の査察では、客として店に入り、伝票に技とタレをこぼして、ちょうさのときにその伝票が売り上げ計上されているか確かめるというエピソード。個人的にはこういった国税のやり口に関するエピソードが充実していたら良かったなと思った。
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ポイントは1点。「その費用が事業に関連するものかどうか」。(できればその記録を残す)経費で落とし、社員の満足度向上と会社の成長を同時に実現させるというのは重要なミッションだと思う。
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会計の目的を利益調整と唱った点にぐっと引きこまれました。内容も面白いです。
ただし、本書の内容をそのまま鵜呑みにするのは、危険かと思いますが…
実践するなら、きっちり準備を。
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最近ではナサケの女の脚本協力をしている大村氏の最新著書。図書館で借りた。
何冊も本を出しているので、主な内容は変わらないが今回は領収書に切口をあてて書いていて面白おかしく勉強になる。
会計の重要ポイントは、予定通りの利益を出すこと、というのもうなづける。
著者のいう福利厚生費を手厚くして基本給与を下げると言うのが、手取りベースでも会社の払う税金ベースでも効率が良いのは理解出来るが、法人があまりにも税金払ってなかったら銀行から金が借りられないのでは、とも思うので、その辺を知りたい。
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ブログに感想書きました→http://d.hatena.ne.jp/victoria007/20120330/1333096452