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外務省官僚→外資系コンサル等の著者。そこはかとなく漂うどぎつい感じに手に取る瞬間はちょっと躊躇を感じつつも、読んでみたら面白くて勉強になった。アウトプットのイメージをもって着手する、仕事きたらさっとアウトライン、時間ケチ、専門性の掛け合わせ・・・などなど、同質性を前提としないグローバル企業のなかで当然の「お作法」である仕事術とその基幹になるマインドセットを提示している。(日本企業でもそうじゃないの?と思いつつも、まあそれはいい)最後の、「自分自身を簡潔に定義」という部分は共感した。輪郭の濃い人間になること。
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英語が出来て当たり前ということを前提にしているので、出来ない人はまずそのスタートラインにすら立っていないということになる。かといって英語できる=仕事ができるということを言っている本でもない。
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・リーダー
文字通り、人前に立つ!
・情報戦は記録戦
・英語
→英文暗唱・英文書く・・・やりまくり
・専門の組み合わせ
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グローバル人材とよく叫ばれるけれど、その言葉の本当の意味を正しく理解されていないのではと改めて感じた。10年後に活躍する人材になるには、英語力を磨くとか海外の経験を増やすとかそういう外的要因以前に、マインドをどう”外向き”にするかどうかってことなんだろうな…。
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研修の講師が勧めていたので読んでみた。「ビギナーのグローバル人材」から始めよう、そこから小さくとも一歩ずつ進んでいこう…そう思わせてくれる良書。「初心者でも、今この瞬間からサッカープレイヤーになることはできます。」…グローバル人材っていうのは「やっとのことで」なるもんじゃなくて「今すぐとにかく」なるもの、なると自分で決意するものだと。キャリアを磨くことと、ルールを知ってそのルールに沿って働くことは似て非なるものだと、言われてみれば当たり前だけど、言われてみると自分もそういう思考回路が働いていたなぁと反省させられた。思考の癖、マインドセットとは恐ろしいものだ。
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・日本人企業が「始めに人ありき」だったのと比べるとグローバル企業は「始めに戦略ありき」です。
・要するに英語量より重要なのは英語を話すこととセットになった思考力、行動力です。
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グローバルの時代に向けてどのような能力が必要か?ということが書かれている。
まず、英語が話せることは必然だが、うまく話せるかどうかよりも、コミュニケーションがとれるかどうかが重要。うまくはなせることよりも、ビジネススキルを持っているかどうかが重要だと説いています。
意外だったのは、海外のビジネスマネージャーも心情的な部分の配慮は高く、ほめたりすることにも気を使っているという点だった。
自分の勝手な固定観念だが、海外は仕事は仕事ときっちり割り切っている部分が強く、心情的な配慮よりもドライに進めていくような印象が強かったものが新たな学びになった。
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特段目新しい事が書かれている訳ではなかったが、自分の経験と照らし合わせて共感できる部分と、新たに参考になる部分がいくつかあった。ただ若干詰め込みすぎの印象を持った。外資系企業のマネージャーが、部下の仕事に対して小さな事でも意識して良く褒めるという部分は参考にしたい。
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*世界標準の仕事で最も大切なエッセンスは、「リーダーが、構想を示して、適切なメンバーを集めて、プロジェクトとして仕事を進める」ということです。つまり、「リーダーシップの発揮」と「プロジェクト化」がキーワードです。
*人の前に立つ
世界標準のルールで仕事を進める場合には、ほとんど必ず、こういう目的で、こういうメンバーで、こういう分担・協力関係で、こういうプロセスで、いついつまでに成果をだそう、というふうに進めます。その際、目的の設定に始まる一連のリーダーシップをとることもありますが、いずれにしても、必ず、そういうリーダーたちが必要です。グローバル人材は、どんな立場でも、必ずリーダーシップをとります。なぜかと言えば、グローバル人材が手掛ける仕事は、必ず多様な人々をまきこみますし、また、多様な人の力をうまく活用しなくてはできないような仕事ばかりだからです。そういう状況では、自分一人でいくら仕事ができても通用しません
。リーダーシップとは、自分が目標・方向を示して、その方向に向けて、(自分も含めて)人々を動かしていく力です。そう言うと、「じゃあ、私が管理職(課長)になったらリーダーになろう」と思うかもしれません。課長の人は部長になったらとか、部長の人は、社長になって全権を把握したらリーダーになろうと考えるかもしれません。将来ポジションが上がってからリーダーになろうというのでは遅すぎます。ポジションが高くなれば、その分、仕事は難しくなります。難しい仕事でリーダーシップをとることは、簡単な仕事でリーダーシップをとることよりも困難です。つまり、課長になってから、生まれてはじめてリーダーシップをとるというのは、そもそもの想定が誤っています。リーダーシップをとる練習は、そういう大きな責任をもつ前に始めること。今から始めることです。リーダーシップは役職につくものではありません。どのポジションでも発揮できます。そして、発揮すべきです。それがグローバル人材になっていくための第一要件です。つまり、自分はリーダーの柄じゃないという人も、世界標準の仕事においては、必ず自分が専門とする分野や得意な分野ではリーダーシップをとることが期待されます。指示待ちはご法度、自分から動かなければ意味がありません。
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"最低限の語学力
異文化コミュニケーション(このテーマだけでも奥が深い)
リーダーシップ
プロジェクトマネジメント
交渉術
物事の捉え方 発想力
など、世界でも活躍できる人材像を見える化している本。"
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第1章 このままであなたは大丈夫ですか?
まとめ
・グローバル化で割を食うのは男性・四大卒・正社員・長期雇用
・グローバル人材になるためには、シミュレーションが効果的
・G人材は構想が大事、I企業はまわりとの調和が大事
第2章 リーダーシップのルール「まず、人前に立て」
RULE 1 / 人の前に立つ
■人の前に(文字通り)立つ
■会議では3番目までに発言せよ
RULE 2 / 結果を先に考える
■買い物でイメージを描く
■仕事で結果イメージを描く
■指標(何を)と水準(どこまで)を明確にする
RULE 3 / ストーリーを紡ぎ出す
■3拍子で話しながら考える
■仕事が来たらすぐ「さっとアウトライン」を書く
RULE 4 / 「新鮮な違和感」から発想する
■最初の100日の違和感が勝負を決める
■答が決まっていないことに取り組む
■挑発的なポジティブシンキング(プロヴォカティブ思考)
RULE 5 / 100人の専門家を結集する スティーブ・ジョブズの秘策
■20人に構想をぶつけて意見を聞く:1対1が基本
■知らない人にメールを書くための例文(知的ナンパ術)
■関係者の役割を指定する
■究極のブレーンストーミング「ディープダイブ」
まとめ
・リーダーの第一歩は人前に立つこと
・構想力を鍛えるには、結果を先に考える、ストーリーを紡ぐ、違和感を大切にする
・一人で考えるのではなく、多くの人の知恵を結集する
第3章 グローバルな仕事のルール
プロジェクトと「時間ケチ」
RULE 6 / 仕事は「プロジェクト」として進める
■プロジェクト的仕事を進める手順:7ステップ
①課題を明確にする:WHY
②目的・ゴールを設定する:WHAT
③解決策(複数)を仮説として出す:HOW
④解決策策定・実行スケジュール化する:詳細HOW
⑤役割分担を決める
⑥実施しつつ、モニタリングする
⑦最終評価を行ない、学習事項を整理する
■課題は「結果と理由」で明確にしなさい (①に関連)
■デリバラブルを明らかにしなさい (①②③に関連)
■順序よく、もれのない、周到なプロジェクト計画を作る (④に関連)
■役割分担を2つのレベルで行なう (⑤に関連)
■節目で本気でヒトが評価する (⑥⑦に関連)
■「外人」の目でチェックする (⑥⑦に関連)
■プロジェクト的仕事の裏ワザは「タスク切り」
■ポジティブフィードバックを優先せよ
RULE 7 / 時間ケチになる
■“時間どろぼう”は誰か!
■ 会議で時間ケチになる方法
まとめ
・仕事の基本はプロジェクト。
ここに、世界標準の仕事のエッセンスが凝縮されている
・プロジェクトの流れは、構想→構造→行動・実行プロセス
・仕事時間を効率化するために、グローバル企業は「時間ケチ」
第4章 コミュニケーションのルール
「沈黙は罪!」 英語以前の会話の話
RULE 8→16/グローバルコミュニケーションのルール9か条
第1条 黙っていることだけが罪。とにかく何か言え、何か書け
第2条 シンプルで明快���メッセージを伝えよ
第2条の2 しかし論点はすべてあげよ。 ストーリーの全体像を示せ
第3条 相手をまきこめ、質問せよ、フィードバックを求めよ
第4条 言葉以外もうまく使え
第5条 相手を知れ、 相手に合わせよ
第6条 時差を配慮せよ
第7条 内容と方法を準備せよ
第8条 記録を保存せよ:情報戦は記録
第9条 メールのボタンには火の用心
RULE 17 / 日本人は「グローバル英語」を使え
■「グローバルイングリッシュ」は、私たちがネイティブ
■達人から盗む 「漫画」 英語
■3つの質問フレーズで、英語での「質問力」を高める
What did you think?
What did you do?
How did you feel?
まとめ
・黙らない。何か言うのがコミュニケーションの第1のルール
・メッセージはシンプルに。でも反対意見くらいは添える
・日本人には、自分がネイティブになれる「グローバル英語」がおすすめ
第5章 交渉のルール
お互いの利益を見つければ、100戦あやうからず
RULE 18→24 / 「Yes」 を引き出す7つの交渉ルール
※交渉の7つの鍵
①関係:自分と相手はどんな関係?
②利益:本当に大切なことは何?
③根拠:それはどうして?
④選択肢:どんなやり方があるの?
⑤意思表示:こっちはこう思っているけど、あっちはどうなの?
⑥合意:本当に満足?
⑦BATNA:④の手がだめでもこの手がある
■①関係:「交渉→パートナーシップ」 と考える
■②利益・③根拠・④選択肢は三位一体でイメージする
■利益・根拠・選択肢は、WHAT、WHY、HOWとしてつかむ
■それで (So what)?なぜそうするの (Why so)?
■無理に合意しないための「BATNA」
RULE 25 / プロが使う「交渉の裏側」ルール
■ベテラン交渉者は時間の使い方を工夫する
■迫力・気身体という非言語能力を使え
RULE 26 / 外国人の交渉術に学べ
■対中国の米国流交渉術
■中国人との関係を作る核心は「誠信」
■人間としての厚み (メタボ風の厚みではありません)
まとめ
・異文化の人とのやりとりは、ほぼすべてが交渉となる
・交渉の基本はウィン・ウィン
・中国では「誠信」が何より大事
第6章 成長戦略のルール
どこでも通用する「専門性」と「コンセプトカ」
RULE 27 / どこでも通じる「専門性」を元手に渡り歩く
■専門性をうまく選んで磨く、そのためのギャップイヤーを作れ
■ホンモノは身を助ける
■専門性は掛け合わせる
■専門性の鮮度を保つには、先生を囲う
RULE 28 / コンセプトを考える癖をつける_212
■「要するにひと言で言うと」と考えれば「コンセプト」が出る
■ものを書いてストーリー化する
■つり広告を因数分解して、 抽象化力を磨く
まとめ
・専門性を元手に渡り歩く
・専門性の土台の上に「コンセプト力」を磨く
・詳細に説明できる「専門性」と、ひと言で説明する「コンセプト力」を身につければ鬼に金棒
第7章 キャリアのルール
10年後のために、あなたが「今」からやるべきこと
RULE 29 / 小さな専門性を元手に、 梃子の原理で キャリアをストレッチせよ
■シェ���に学ぶ「5年5場所」 モデル
RULE 30 / キャリアの入口から 「彼岸への道」 に入れ
RULE 31 / 人に説明できるように、あなた自身を簡潔に定義せよ
RULE 32 / 「やりたい」ことを明らかにせよ―夢・ビジョン軸
RULE 33 / やれることをやれ―強味軸
■他人からよく言われてきたこと
■Strengths Finder
■強味チャートで自分の強味を表現する
RULE 34 / やるべきことをやれ―価値観軸
■自分でやるべきことを設定する
■価値観は日々の判断から作られる
・最初は小さくても、その専門性を梃子にキャリアを作る
・キャリアの入口から、グローバル人材を意識する
・自分自身を明確に説明できるようにしておく
・やりたいことをやろう、やれることをやろう、やるべきことをやろう