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メインヒロインである牧瀬紅莉栖から見た
シュタインズゲートの第2巻。
岡部が登場人物たちの切なる想いを踏み越えて、
己の信念のためただひたすらに世界線を飛び越えるのが
物語の根幹だったわけで
複数ある世界線のひとつでしか活動できない紅莉栖視点では
中盤以降の動きが乏しくやや窮屈な印象を受けざるを得ないかな。
それでも紅莉栖の心の動きは機敏に繊細で
特にマイフォークのくだりなどは、
よく掘り下げたなあと感心した。
本家とは全く似て非なる作品ですが、補完作品としては上々でした。
元々このシュタインズゲートのシナリオは、
岡部のお節介で鈴羽がオフ会で父親に会えなくなるなど
細かな因果律が良く表現できていると思う。
しかし
まさかクリスティーナがこんなにも早い時点で
岡部のことが好きだったとは(゚Д゚;
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記憶を電子データ化し、36byteに圧縮してDメールで送信し、過去の自分に未来の記憶を与える。
岡部以外は、世界線が変わったことを認知できない。岡部は変わった世界線でまゆりの死を見て、実験の中止を宣言する。
孤独の岡部を信じたのは、牧瀬紅莉栖のキーワード"マイフォーク"。
そしてジョン・タイター=阿万音鈴羽が告げるダイバージェンス1%を超える変化によりβ世界線へ移行しないとまゆりの死を避けられないこと。
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目からウロコ。
SFものもきちんと力いれて読めば、とても心躍るジャンルだな。私みたいなのにも読んでもらうために、いろいろ細かいとこで面白く書く、ってのは大変だろうけど。やはり正直、古典SFには触手は動かないし。
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クリスが壊れた(笑)。
薄かったので、まさかクリスが己の恋心を自覚して一人七転八倒四苦八苦しているだけで終わるのかと思ってしまいましたが、最後にシリアス展開が始まりました。
記憶が無い以上、全部オカリンから聞いた話という形になるのだろうけれど、最終的にはタイムリープしてきたオカリンとの会話も無かったことになるんじゃないの…?その辺りをクリス視点でどう描くのか楽しみです。
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紅莉栖視点でのアニメ版ノベライズ2巻。物語は、紅莉栖が岡部への恋心を自覚してから、タイムリープマシンが完成し、岡部がまゆりを救うため何度もタイムリープするところまで。原作ゲームではADVならではの特性を生かしてセーブ&ロードで様々な世界を体験するが、本作ではきれいに一本道に練り直している。紅莉栖視点というところもあり、世界線の移動を感知できない紅莉栖の主観が分かるところが良い。穏やかな日常が去り、ラウンダーに狙われまゆりが殺される悪夢の一夜から、岡部には地獄の責め苦が続く。まゆりを助けたい。ただその一心で、誰にも言わずに岡部はタイムリープを繰り返す。まゆりが死ぬ。タイムリープする。まゆりが死ぬ。タイムリープする。またまゆりが死ぬ。タイムリープする……どれだけの信念を持てば諦めずにいられるのか。牧瀬紅莉栖という心強い味方ができた。未来人の見識も得た。さあ、まゆりを救いだそう。ストーリーと結末を知っていても身震いする。
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ネタバレ アニメーション「STEINS;GATE」を牧瀬紅莉栖視点で描くノベライズ第2巻。◆ついに、あの事件が、中盤(いやシュタインズ・ゲート全体)の最大の山に差し掛かる。本来なら直接体験していないクリスから描くのは難しいところだが、恋しい倫太郎を見つめ、気付きに至るという見せ方の妙は感じ取れる。もう少し、倫太郎の表情や言動、会話の息づかいのようなものをこまめに描いても良かったようには思うけれど…。
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紅莉栖視点のシュタゲ2巻。やっぱりシュタゲは面白いな。この本自体も原作やアニメの雰囲気を壊すことなく作られてるので良いです。