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正義とはなにか。生きていく上で直面する困難をどう理解するか。
哲学とは面白いが,抜けだせなくなる怖さがある。
本書は多角的な考え方が示されており面白い本であった。
今までとは違う視点から物事を見つめなおすように心がけたい。
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物事を判断する時
自身にとって心地良いか否かを
判断基準にすることが多々あるが
それらは全て、今ある選択肢の中で
あるいは自分が経験したことの中からのみ
“今の自分にとって”どうなのかが指標になっているのだと思う。
公正であるというのは思っている以上に難しく
「適切なことを『適切な人に、適切な度合いで、適切なときに、適切な動機から、適切な方法で』すること」は難しい。
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やっと読了
難しかった
一つ分かることは、必ずしも正義は、これという断言できるものではないということ。
ある考え方に基づけば、こういう主張になるし、また違う立場にたてばまたかわってくる。
議論では、お互いの拠り所となるものが違えばきっとぶつかり合う。
理解しながら生きていく必要があるんだなあ。
もう一度読み直しても果たして理解し切れるかはわからないけれど、哲学的知識は身につくかなあ。
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素晴らしい。
一般人がちょっと興味をそそられるような導入部の話から始まり、分かりやすい実例と仮説、反証を論理的に展開して行く。功利主義、自由主義、カント、ロールズ、果てはアリストテレスまで。話は前段部をからめとるように展開して行くんですよ。ふむふむと読み進めて行くわけです。
そんでマッキンタイアの物語的な人生の話で、「うーむ、なるほど」ってなるんですよ。いやホントに。
自分、哲学知らないです。でも面白いと思った。
正義っていうより生き方、在り方の話じゃないでしょうか。
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遅ればせながら読んでみました。
きっと誰しもが、正しくありたい
と思って生きているのだと思うけれど
「正しさ」は一様じゃなくて
いろんな正義がある…
だから、僕は僕、君は君…
そんなスタンスが一番スマートなんだ
と(無意識のうちに)考えてたけど
それは間違いでした。
僕は僕、君は君…と言うとき
僕は(やはり無意識のうちに)
自分の正義を絶対化していたのかも…
絶対に正しいことなんて、
本当はないのかもしれないけど
正しさを追求することの中にしか
(暫定的な?)正義はないのかも?
そんな風に考えちゃいました(^^)
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サンデル教授の政治哲学が集約された文庫。これはほんまに読むの時間かかった!笑 理解しながら読み進めるのが新鮮でもありしんどい作業でもあり。
内容としては、例をとりあげながら3つの政治哲学的観点を議論していくもの。最後はサンデル教授の理想論に近い考えが述べられてるけど、この本を読み進めていくにつれてやっぱりそうなるよねーとはなる。
自分がまるでサンデル教授の講義に参加しているような気分になりながら問題に取り組める作品。
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出てすぐに図書館で借りて読みました。そして今日、文庫を見つけたのでまた読んでます。こういう話が大好きで、皆に意見を聞いて回りたくなる。何度読んでも答えはでて来ないし、そこには多少影響を受けた自分の根底にある哲学を再認識するだけ。でも再認識をする機会を本で得られたのは初めて。本当に貴重で何世代にも渡って遺したい本です。
それにしても、こんなに込み入った複雑極まりない話を、整理してとてもわかりやすく書いたサンデスさんの表現力は本当に勉強になります。
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いま現在を生きる僕たちにも、先人の哲学者たちの哲学が、知らないうちに浸透していて、思考や行動に多大な影響を与えている。しかも哲学は今ある課題に対して、さらに新しい視点と深化を深めていく。
2元論に整理される「善」と「悪」が、本気で論じる対象でなくなったけど、「正義」という新しい価値観を身につけるといいんですね。
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アリストテレスからロールズまで、正義をめぐる哲学問題を具体的事例に即して見事に解説している。日ごろ理屈はわかるがなんとなく嫌だな、と感じていた違和感の元が完璧に整理されていて、おそろしいほど。ってことは、著者のオルグに参ってしまった、ってことなんだろうか。
アメリカの選挙でいつも「中絶」とか「同性婚」なんかが争点になるのを見て、「そんなことより年金とか税金とかの方が大事じゃないの?」と突っ込みをいれていたが、本書を読んでその浅はかさに気づかされました。すみませんでした。
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功利主義から始まり、その後に生まれた主義・哲学者の考えをそれぞれ取り上げる。
哲学者の多くは、主義ありきで各現象を考えている。しかし、物理学で物理現象を説明するのとは異なり、人間の行動に対して主義ありきのアプローチは正しいのだろうか、と個人的には思う。
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正義についての議論。正義は人によって、見る立場によって違う。また時代によって正義は変わっていくということを学んだ。
具体例が多く理解しやすかったが、結局何が言いたいのかも曖昧だった。哲学の議論はそういうものかもしれないが。
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もう一度「正義」を考えなおすための啓発本、という印象だった。まだ読むには早かったかと思いつつ貸してもらった本だったのでざっと読んでみたが、これは書籍化したものよりも講義を聞いた方がわかりやすいだろうなと思った(…当たり前か)また何年かたってから再読したい
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正義に関わる事例をあげながら、著者の共同体主義など、政治哲学がわかりやすく紹介されています。
実際の講義も面白いのだろうな。聴いてみたい。
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世の中のさまざまな事柄に対して、いくつかの観点から考察をしていく。どの立場から事柄を捉えるかによって、正義だと考えるものも変わっていく。本書では観点を提供してくれるが、最終的な答えは出さない。確かに簡単に答えが出せない複雑なものばかりだが。
本はあまり楽しめない。ただ読んでいるだけで、頭に入ってこない。哲学が苦手なのもあるとは思うが。どうせならTVを見るべき。議論を聞いているほうが自分でもいろいろと考えることができるから。
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正義に対して3つの考え方があるという。
1. 功利主義(最大多数の最大幸福)
2.リバタリアニズム(個人個人の自由が最優先)
3. 美徳(倫理、道徳的に正しいかどうか)
普段何気なく思ってる「正しい」「間違ってる」という感覚を、この3つのアプローチで分解していく。
取り上げられる様々な事例、思考実験がいずれも興味深く、考えさせられる。