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このところジャイアンツ関係の本を続けて読んでいるが、勢いに任せて積読状態の一冊も開いてみた。
スポーツメーカー玉澤から1982年読売巨人軍に入社、2008年まで在籍した菊池幸男氏。用具係を経て一軍マネージャーを務める。自らの職務に情熱を注ぎ、巨人軍のためにささげた人生とは。伝統と栄光の巨人軍にいたから見えたもの、得たものは何だったのか。菊池氏の当時の膨大なメモをもとに、V9時代のエピソードから、第一次長嶋監督、原監督就任、2000年日本シリーズにおける“ON決戦”など、今も多くの人の心に刻まれている数々のエピソードを振り返るノンフィクション作品。そして今回、菊池氏が後方から支え続けた偉人たち、王貞治氏をはじめとした元巨人軍選手への取材も実現! 彼らが語る菊池氏像とは、そして当時の“有名”エピソードの実像にも迫る。長びく経済不況や未曾有の大震災など、不安や悲しみが先立つ今の日本だからこそ、思い出してもらいたいものがある――。「元気だった日本、強かった巨人、情熱的だった自分」。ジャイアンツに憧れた、すべての団塊世代へ送る人生のエールに というのがあらすじ。
まさかあの完全試合の裏に、こんなエピソードがあったとは!