紙の本
停滞気味で閉塞感いっぱいの日本よりもまだまだ伸びるアジアで勝負してみればいいんじゃない?
2012/02/08 17:58
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:SUOMI - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まさに高度経済成長真っ只中。地価も年商も急上昇中、しかも日本人なら簡単に思いつくような小さな商機がいっぱい。
まずは日本人相手のビジネスからスタートしてよし。だから英語ダメでも無問題。さらに円高と最強パスポートが強力な武器に。さあ、今こそチャンス、沈みゆく日本を脱出してアジアで稼ごう、という趣旨。
アンコールワット遺跡の近くで「土産物クッキー」を売るだけで年商2億円。蚊取り線香や100円ライターをいち早くアジアに持ち込んだ人は大成功。タイ、ベトナム、カンボジア、シンガポール、インドネシア。高度成長中のアジア圏には、手にした金を使いたくて仕方ない人と、日本には普通にあるのに現地にはない便利なモノやサービスがいくらでも存在する。ビジネスチャンスだ。
しかも、日本人は圧倒的に有利。タイなら日本人というだけで給料2倍、カンボジアでは国を叩き売るような外資優遇策を受けられる。円高で生活費はどんどん安くなっているし、日本のパスポートならどこにでも行ける。何より、高度経済成長のときに何がどうなるのか、既に経験済の日本人なら先読みも簡単。そして言葉は(英語も)まるでダメでも大丈夫、と煽りまくる。
もちろん、ただ煽るだけではなくて、具体的にタイで現地採用を狙う方法、ベトナムで起業するノウハウ、「明るい北朝鮮」ことシンガポールのビジネス環境、中小企業がカンボジアに進出すべき理由、といった具合に国別に具体的なことを教えてくれる上に、現地で成功した日本人へのインタビューが載っています。
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この本はセンセーショナル!!!
いやあ、アジアに旅に出る前に読めてよかったです!
旅の目線が変わりそうな事が多々書かれています。
そして読みやすい!
現地の生活を見る旅 これ実行すべき点ですね!!!
この本読んだら来年の旅に早く出たくなってキタゾ!
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アジアで成功するための方法を書いた本。
タイヤカンボジアなど、東南アジアの国々でどんな視点でビジネスを始めればいいかという視点で書かれている。実際に現地でビジネスを営んでいる人の体験談やアドバイスも多数書かれている。
著者が言うにはアジアはサービスの偏差値が低く、ビジネス成功の難易度が低いという。実際に自分が旅した時もこれらの国ではまだまだサービスの水準が十分ではないと思ったので、その点に関しては非常に共感した。
また、文体自体がくだけた口語体で書かれており、個人的にはとても読みやすかったし、楽しんでページをめくることが出来た。読み物としてもgood!
アジアでビジネをやりたいとき背中を押してくれるような本。独立を考える人は一読を。
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少子高齢化、増税、起業や少子化の不祥事etc・・・
日本に希望を見いだせない若者は非常に多いのではないか?
そんな若者に贈りたい本。
日本人であることを誇りに、それを強みに、世界で勝負しよう!
そういう熱いメッセージが込められた本。
この年末に経済成長著しいベトナムに行った。
そこには、これから社会がよくなることを前提に、高い成長意欲と志をもった若者があふれていた。
街には活気が溢れ、自然と高揚してくるものがある。
道路などのインフラがまだ完全でない中、wifiはほとんどの飲食店が導入し、
多くの人が携帯電話をもっている。
なんか不自然な順番だな。。。
と、日本人からすると違和感を覚えるところがたくさんある。
だが、だからこそ、日本人であることが強みになると、筆者は説く。
日本がどういう風に成長していったのか?
をひもといて、アジアにもあった方がいいと思うものを持ち込めばいいのだと。
シリコンバレーのような最先端の技術やイノベーションを起こさなくても、
まだまだ整っていないものがアジアにはたくさんある。
それを持ち込んで勝負したらいいんじゃないの?と。
ある経営者にこんな言葉をいただいた。
「上りのエスカレータと下りのエスカレータどっちで勝負したい?」
閉塞感を感じている暇なんてない!世界はチャンスにあふれている!
そんなメッセージを込めてこの本をたくさんの若者に贈りたい。
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立ち読みで読めてしまいそうな軽い本だ。
しかし丸善で立ち読みしているうちに気に入って買ってしまった。
気に入ったのはリズムだ。文体や、大きな字で強調されるキーワーディング、そして全体を貫く楽天的な文脈。
私の知る範囲ではアジアでの起業が惨めな結末に陥る事例は非常に多い。しかし本書のお気楽な調子を責める気は起きない。
「日本にあって、まだアジア各国に無いものをもっていけば、成功できるよ」という主旨に全面的に賛成するわけではないが、「いいんじゃないかな。こんな風に明るい方が。」という気持ちになる。
高度成長期末期からの日本を「ハンパない水準だった」とか「かっこ好すぎる」、バブル期の株価を「いまの四倍だよ」、F1ではマクラーレン・ホンダが「そりゃもうボッコボコに強かった」とか、今やバンコクは「日系企業最後の砦」とか、でかい活字でたたみかける文体が痛快。
この本の内容は一見軽い。ただ、バブルのころの「気が狂っている。」「オヤジたちが元気だった」時代はみんな軽かった。
たまたま今うまく言っている事例じゃないかと思って読み進めていると、中で発言している若者達の言葉には「自分の金でやるってことも大事だと思います。」とかどきどき結構奥深いものがある。
10年後に食える仕事が日本にあるかどうか心配するのと対極の世界だ。10年後に日本に食える仕事があるかどうか必死に教科書を調べて正解を探すのか。あるいは、世界「最強のパスポート」である日本のパスポートを持って、「世界中で一番早く動く事ができる」僕らが世界に飛び出して行くのか。
とにかく元気に行こうよ。
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確かに、アジアは魅力的で大きな可能性を感じる。このアジアの大きな変化を15年も前に予見していた著者の先見の明にはただただ脱帽する。終始平易な文章で書かれており、大変読みやすい。
各国の現地情報や成功者7人のインタビューが掲載されているが、単なるビジネス書ではなく、自己啓発書のようなカラーも放っている。それは著者の文才によるものだろう。
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感想:「アジア」「起業」のキーワードで購入。アジアで成功をしている様々な人を紹介しながら、タイ、ベトナム、シンガポールなどのアジア各国の様子も分かる内容となっている。
本を通して言いたいことは非常にシンプルであると感じた。
それは「日本にあってアジアにないもの」を探して持ってくること。
なぜ日本人にそれができるかというと、アジアの未来は日本の過去であり、日本の過去を知っている日本人はそれが分かるから。
ないものを見るというこの視点は非常に盲点だったからすごく新鮮だった。
確かにマダムさちこさんのアンコールクッキーにしろ、税所さんのe-educationにしろ、日本にあってアジアにないものを持ち込んでいる。
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タイトルは軽いが著者の思いを感じる良書。煽りではなく、理屈にあった話になってるし、日本人にこそ気をつけろなんて事情通でないとできないアドバイスだと思う。若者にオススメ。