電子書籍
新感覚
2021/12/17 00:05
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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなり評価されてたので読んだが、こういうアホミスな感じのコミックって自分は初めてでした。四話目の「面倒な館」が特にお気に入りです。
紙の本
よくできているが
2020/11/21 08:10
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投稿者:うーよー - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまり後味が良くないです。ブランチで紹介されていて、1巻で完結している作品で伏線の回収がスゴイというので、読んでみました。たしかに時と場所が動いて、あまり関係性を感じられない短編が続いて、でも、後半どんどん繋がっていくという仕掛けは、面白いのですが、なにせ後味が良くない。ところで、鬼口のダイイングメッセージ的な「三 十」は何を表していたのでしょうか。
紙の本
仕掛けの上手さが活かされたミステリーマンガ
2011/11/09 23:29
7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:木の葉燃朗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
雑誌『メフィスト』に連載された作品。『メフィスト』はミステリー小説専門誌なので、この作品もミステリーなのだろうと思っていた。それ以上事前情報は頭に入れず、読み始めた。
これまでに読んだ氏の作品とは、実はちょっと傾向が違っていて、新鮮な面白さがある。最初は、エッチな漫画本をマンションのゴミ収集場から拾ってきた中学生の話「リサイクル」。ミステリーといえばミステリーだが、ギャグのようでもある。だが、話はここからすでに始まっている。その後、メタ・ミステリーのような「宇宙刑事vs.ディテクト」、ややシリアスなSFミステリー「罪悪」、更には独特な構造のマンションを舞台にした密室殺人らしき事件「面倒な館」やダイイング・メッセージが残された事件「フェアリー殺人事件」などが続き、途中で「あ、この作品はミステリーのパロディ作品というコンセプトなのだな」と思いながら読み進めた。この時点で、私はすでにだまされている。
後半に進むにつれ、物語はすべてひとつのマンションに関係してくることが分かる。「リサイクル」に登場する中学生が暮らしているのも、「面倒な館」の事件が起こったのも、すべて外天楼(げてんろう)の異名を取る同じマンション。その他の物語も、何からの形で外天楼が関係してくる。そして、それぞれの物語が少しずつつながって、ひとつの大きな物語が現れる。それが分かってくるのが最後の三話。ここまでくると、雰囲気はぐっとシリアスになる。石黒氏の作品は、これまでも伏線の張り方のうまさ、人物などの固有名詞に隠された意味など、色々な仕掛けがある。そのうまさが、ミステリーという舞台でより際立ったと思った。
ラストは、美しく、悲しい。しかし、最後のページで作品がフィクションであることを明示して、物語が終わる。ここに、救いがある。石黒氏のこれまでの作品のファンの方には新鮮な面白さがあるだろうし、石黒氏をこれまでご存じない方にも優れたミステリーマンガとして魅力があると思う。
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女刑事の正体には結局一切触れられていないので、ただのコメディリリーフ的扱いなんだけど最後のシーンとその後の意味深な台詞や見せ方を考えると裏設定がまだまだありそう。
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さすがは石黒さんという一冊でした。
何を言ってもネタバレになるので黙ってますが、それ町のようなほっこりしたものとはひと味違った読後感でした。
うーん、まずは読んでもらいたいのでそれ以上は言えないw
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石黒ワールド全開だった。
すべての話に伏線が張られ最後に収束したわけだが、あの終わり方悲しすぎるな・・・。
傑作でした
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それ町で時々出てくる石黒正数の恐い面が全面に押し出た構成。寂しい終わり方だなぁ。
気になったのは
幼少期芹沢のTシャツ「FART」=嫌な奴
テラエロスの横にはフェアリー用電池の空き容器
下井仰臥=死体corpse(corpseは死体)
ぐらいかな?
ロボットだとかフェアリーだとかを引き合いに出しつつの「人間とは何か」をテーマ(?)にした作品に思えるが実際キリエは突然変異、アリオもなぜかキリエが身篭った突然変異の延長のようなもので、あまり「人間とは何か」の普遍的な例とは言えず、そこらへんがうやむやに終わったのが残念。
それと、女刑事を殺す必要はあったのか?ちょっと救いがなさすぎると思う。重い作品だった。次はいつもみたいなエンターテイメントをお願いします。
追記 女刑事を刺すシーン「ザキン!」って機械なのか?でも血が出てるし?ここが引っかかる。
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石黒氏のミステリマインドが十二分に発揮された連作短編集。
個々の話がひねりの効いたオチを用意してあるうえに、
全編を通してちりばめられた伏線を丁寧に回収していく手際の良さはただただ感心するばかり。
現時点での氏の最高傑作と言っても言い過ぎではないです。
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石黒正数の新境地にて傑作!!!あんなに可愛い絵で、ここまでの切ないミステリーは初めて読んだ!
丁寧に伏線が張られていて、すべてのシーンに意味がある。読後感は複雑だけど、じっくり大切に読みたい漫画です☆よく石黒正数をメフィストで連載させたなぁ…編集者すごい!
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うわわわー切ないー
この第1話でこの最終話はないわー。だけど「それ町」以外の短編って、実はこういうテイストがほとんどだよね。うまいなあー。
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「不思議系ミステリ」とゆう触れ込みだったし、
最初も ふわっ とした話からスタートしたので、、
こんな結末とは思わず。
あーびっくりした。
若干、ドラマ『高校教師』(真田広之と桜井幸子のやつね)の最後が頭をチラついたわ。
科学の進歩とは、ときに虚しい結果を生むものです。
…とゆうことは、あらゆるマンガが述べている気がするので
それで育った日本の科学者たちは
きっと踏み外さないと信じています。
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それ町にもたまにミステリーなかんじがでてくるけど、全9話で伏線をはり最終話できちんとまとめてるのがすごいなぁ… 最初からシリアスな感じじゃないので、それもあって読みやすかった。
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ベテラン刑事山上の額の傷の原因が4話にあるかと思うとクスっとさせられるなど、ほのぼのしていて、それ町歩鳥の推理(?)話を集めたような短編かと思いきや…。良作。
4話は天狗の面が出てくる某館モノミステリを思い出した。全然似ていないけど。
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ラストうそーん!おじいちゃんおじいちゃん!孫は!?ロボットと人工生命体への倫理論争と殺人事件。誰が何を殺したのか。ミステリ連作。あれがあれでそうなって続いていたなんて←アホ
さて、もう一回最初から読まなくちゃ♪
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本当に作品の構成が上手いなぁ、と感心してしまった。
石黒さんの作品は本当に構成がよく考えられていると思う。
一話毎や全体を通してのストーリーが面白いのは当然なのだけれど、作品全体を見た時の緩急など素晴らしいなぁ、と。
改めて、ここでこう来るのか!と唸る作品が好きな事を痛感しました。
あと、桜場可愛いな!
トリックやケイゾク・スペックのスタッフで映画(ドラマ)化されたら個人的に嬉しいかも。
アニメよりも実写で見たいなぁ。