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1959年5月にスノウがケンブリッジで行った有名な講演の記録.本文は50ページほど.そのあとに「その後の考察」と解説がつく.
内容は理系と文系の二つの文化の断絶に対する危機感とその克服への道筋を示したもの.
スノウは先日読んだハーディの「ある数学者の生涯と弁明」に「ハーディの思い出」を書いている人物と同一人物.この本の内容を読むまで気がつかなかった.
「ハーディの思い出」に比べ随分読みにくいし,何度読んでも意味の通らない箇所がある.英文を参照してみると,これほぼすべて誤訳である.この本,2011年に新解説を加えて再発行されたそうだが,新解説を加えるよりも新訳をするべきであったとしか言いようがない.みすず書房は敬愛する出版社だけど,この本はお粗末.
この本は有名だけど,誰も実際は読んでないのかな.それともこの本を読むような人は英文で読んでしまうのだろうか.
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いろいろあって少し読むことに。ケンブリッジのリード講演の内容で、割とすぐに読める。1950年代の講演だが、文理の二つの文化の分裂は深刻であり、融合は国益にもかなうという主張は現代でも似たようなものだ。日本は国際化も重要だが、この二つの文化をどうにかするべく教育改革をした方がよいのではないかと思わされる。ステファン・コリーニの90年代に入ってからの解説も参考になる。
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テーマは興味があったんだけども、読んでて退屈過ぎた
ちょっとこの60年で、問題点はここではなくなったか
もしくは、AIつくるやつらに人文的なセンスを磨かせる、とかいう議論になるのか
その通りだと思います、を超えなさそうな感じでほとんど読めなかった