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みうらじゅんさんと、リリー・フランキーさんのかなりおかしな二人の対談。
人生、人間関係、仕事、生と死など、さまざまなテーマを横断して語り合う。こういうのは哲学に分類されるんだろうなあ。
すごくいいことを言うてるのは何となくわかったんですが、根本的に考えが合うなー、とか思う人たちではないのかなと思った。ちょくちょくいい言葉があるっていうくらいでした。
このお二人が好きな人はぜひ読めばいいと思う。
ただ、読みやすいし、思考のタネにはなりそうなので星四つです。
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わたしも常に不安タスティック。素晴らしき不安。
あらゆる苦境を「そこがいいんじゃない」と前向きに考える、みうらじゅん氏の思考法ならではの造語。
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先日は書店で
岡本太郎に睨まれたわけですけど、
今度はタイトルと目が合った瞬間
盛大に吹いちゃいましたね。ええ
ロック過ぎるでしょ。
って今更それをタイトルにしちゃう笑
こんなフランクに本のタイトル
つけちゃう輩は…と思ってみたら
やっぱりスーパー大御所のお二方。笑
まあこの二人が言うから
こその凄みなんですけどね。
これって。笑
「わかるわ〜」ってなっちゃいますもん。
ということでリリー先輩と
じゅん氏による対談本。
なかなか意義深く「人生の本質」
をついているのでかなり
人生勉強になっちゃいます。
それにしてもこんなにも注釈と
(笑)が多い対談本も珍しいです。
注釈だけで本の1/3は占めてる
んじゃないかと思う程。笑
もう敵わんっすわ。
でも元気出増した。
さすがです。
読むのにかかった時間:2.5時間
こんな方にオススメ:死にたい人
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空を竹槍でついていたころ 相田みつを 化学変化
同じ条件なのにってとこに嫉妬が発生する 才能に対して抱くのが嫉妬
どんな仕事でも比較でしか成り立たない 向上心は比較からしか出てこない
反発して生き続けることが生き甲斐
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似たもの同士の二人の対談集。
人生を自分なりに楽しんで充実させている印象が強い二人ですが、双方ともにタイトルのような諦念を抱えており、だからこそ洒脱に世の中を見通せています。
私もかなり同じ心持なので、あまり驚くような内容ではなく、最後までナチュラルに、そしてニュートラルに読めました。
各章末ごとに注釈があるのが、非常にありがたく感じます。
彼らの造語は辞書にも載っておらず、わかりづらいものがあるので、ここで解説してもらわないと、わからないままというものもしばしばあるためです。
たとえば「不安タスティック」。
わかるようですが、はっきり理解しているかはわかりづらい、モヤモヤした言葉。
ここできちんと説明されており、スッキリできました。
さまざまなテーマについて、彼らなりに真剣に、常識とのずれからくる歪みもそのままに、語りつくしています。
あらゆる苦境を「そこがいいんじゃない」と考えることが、彼らの処世術なのかもしれません。
「酒もたばこも女もやらず、百まで生きたバカがいた」という都都逸が紹介されていました。
確かに、健康第一と人生を縛るのは、逆に不健康なのではないかとも思えてきます。
宗教改革者のマルチン・ルターは、新たな宗教の興隆に命をかけた、とことん真面目な人物だというイメージを持っていましたが、「酒と女と歌を愛さぬ者は生涯愚者である」という言葉を遺したとのこと。
そういった言葉を二人はここぞという時に引き合いに出してきます。
へりくつだらけの困った人たちでもあります。悟りきったぶれないストレイ・シープといったところでしょうか。
ジョン・レノンの反戦メッセージソング「イマジン」は、湾岸戦争の時などにアメリカで放送禁止になったとのこと。
自由の国でも、言論統制はあることを知りました。
「メメント・モリ」とつぶやきながらも、「死ぬまでは生きてる」として、肩の力を抜いて、無理をせずにゆるめに生きている二人。
人生を楽しむ余裕が見える一冊です。
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ゆる〜いけど、深い。生きる目的は、死ぬまで生きること。に同感。みうらさんの造語が素晴らしい。とっとこ◯◯に爆笑。
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とりあえず読後に残るのは死ぬまで生きろということなんだけど、トーンがゆるい。生きてりゃいいことあるという無責任なものでなく、大変なことも多いけど生きて変えてかなきゃというまっとうなもの。対談集なので、説教臭く全く感じないのがいいなと。
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みうらじゅんとリリー・フランキーの対談というだけあって、
どこまでも軽やかに、
どこまでも粋に、
どこまでもゆるく、
どこまでもしなやかに、
生きることだとか、働くことだとか、語られています。
こう生きねばならない、とか、こうあらねばならない、とか、
体全体に力が入って前のめりになったり、視野が狭くなっているときには、ゆるやかに解きほぐしてもらえそうでもあります。
くだらないことやふざけたことを言っていそうで、意外とそうそう!と相槌を打ちたくなる話や言葉も多いです。
“よく「楽しんでる?」みたいに聞かれることがあるんですよ。例えば飲み会みたいなところで、「大丈夫?楽しんでる?」って。あれ聞かれると、さらに楽しく亡くなる。楽しまなきゃいけないのかって逆に思うんです。その人たちが無理やり楽しもうとしている姿とか、楽しまなきゃ損みたいな考え方はなんかイヤなんです。寒空の花見で裸になって騒ぐ、みたいなの。無理して楽しもうとしてる人を見ると、楽しくもないし嬉しくもなくなってくるんですよね。”
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友達集めてリッツ・パーティーしながら満足"げ"にしているそいつを見た時に、「終わったなこいつ」って思う。
人間、「げ」がついちゃうとダメですね。
お金のうまーい使い方って思い出作りだと思うな。
使い方のうまい人って普段は不義理してても冠婚葬祭には絶対に顔出して祝儀なんかはポンとはずむんですよ。
だから、こういうレベルの低いグチを言うような奴らと仕事をしなくても済むように頑張ろうと思いましたもん。
頑張るってそういうことだよね。だって悲しいことに、今そいつと一緒にいるってことは、自分も馬鹿の仲間だからね。
だからこそ、そこから抜け出すために頑張らないとしょうがないんだよね。
若い人に対しては憧れですよね、普通。むしろ若い人に嫉妬しだしたら、ちょっともう終わりというか…。
「若い人に嫉妬する」というのは、自分よりまだ時間があることに対してだったり、その頃の俺は何してたんだって反省が大きいね。
修行が足りないんですよ、面白くない人って。
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この本はバイブルになりうる。
人生において重要なテーマが、2人の軽い語り口によって、おもしろおかしく語られており、なおかつ、それが時たま妙に言い当てている気がするからである。
特にリリーさんが、ええことをおっしゃる率が高い。
偉い学者だ経営者らが高い所から、お語りになられている人生論ばかりが多いが、たまにはバカらしくも違う角度からのモノの見方にも通じるかもしれないので、読んじゃっても、おもしろいかもしれませんねこの本。
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読み返したくなる本。
不安、仕事、友情、恋人などについての対談集。
「この二人なら面白い視点とお話で読んでいて楽しいだろう」という期待を裏切らない。
こういう考え方があるんだ。
その考え方の方が事実に近いんじゃないかとハッとさせてくれる。
解説が付いてるいるのも良い。
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下ネタも多く、少々下品だったが、哲学的な問題について気楽に考えることができるような名著だと思う。
特に汁男優のところが最高に面白かった!
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実は地味ににコツコツな人と 、したたかな行き当たりばったりな男が 口先三寸
どうおいしく世の中渡って行くのか、世間の奴らを上手く転がすのか、なバイブル?経典?ですね。 ちょっと退屈で随分面白かったです。
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リリー・フランキーとみうらじゅんによる対談集。
人生、人間関係、仕事、生と死について、ゆるーくかつ真面目に語り合っておられます。
「年をとるのも嫌だが、若返るのはもっと嫌なこと。20代のときの思考を思い出すと、頭をかきむしりたくなる」byリリーさん。
確かにねーと思います。
仕事とか環境とか生きてるフィールドは自分とは180度ちがうお二人ですが、なんだか居酒屋で話を聞いてる後輩の気になってくるのが不思議。
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人はいずれ死ぬのが分かっている唯一の生き物。わかっていて生きるのは苦行そのもの。死は一瞬で恐れることなく、誰もいつ死ぬかわからないので、今を楽しんだほうがいいよというテーマ。メディアから伝わる楽しく生き過ぎてる感じがするお二人だからこそ説得力ある。
「自殺はヒキョーだよ。」ってお話や、上手くない漫画を続けているのは「好きだからという理由しかない。」などのお話も。お二人が食べてイケてる間は、まだ日本は「平和」なんだって。
毎号、『グラビアン魂』読んでます。w