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まさかの続編。今回もほろ苦さのある青春恋愛物語。まぁ最後は落ち着くところに落ち着いたからメイン側は苦くはないのか。英太の不安な気持ちは身につまされる思いで読んでました。終盤になるにつれてページを繰る手が止まらなかったです。オジサンも本当にこういう青春を送ってみたかったよ。
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前巻の『東雲侑子は短編小説をあいしている』がなかなか面白かったので、発売してすぐに買いました。
前巻からだいたい1年ぐらいたってからの話です。
今回は学園祭(ほとんど会話に出てくるだけですが)だとか修学旅行だとかが出てきたし、登場するキャラクターも増えて前より少し賑やかな感じがしました。
主人公の考えに何となく分かるなと共感したり、そこはこうしろよと思ったり応援したりしながら読んでました。
あと、他の登場人物などに対する主人公のつっこみがちょっと面白かったです。
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超純愛物語、まさかの続編。1作目が素晴らしすぎて読む前から蛇足臭がしてたけど、これはこれでアリ。
前回からどうなるかと思ったら相変わらずつかず離れずみたいな状態だった二人。さらに東雲はスランプに陥ってしまう。
そんな中新キャラ・喜多川が登場。彼女は三並に積極的にからんでいき・・・
今回も三並と東雲の距離感がたまらない。どうなるのかどうなるのかとハラハラしながらページをめくった。
これが本当の青春なのか、恋愛なのか。私には無縁すぎてもう・・・
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自分の高校時代と重ねながら読んでました。 東雲さんや喜多川さんみたいな子はいなかったけどな!
魔法はない、超能力もない、異世界からの使者が来る事もない。 ただひたすらに平凡な日常。 心の機微とか互いの不安に想う気持ちとか、そういう心理描写が美しい。
彼氏彼女の関係が公になった2人。 このもどかしい距離感が何とも言えず「いとしくにくい」のです。
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少し近づいたと思ったら、離れていく二人にヒヤヒヤハラハラしっぱなしでした。 間に挟まれる短篇小説もとても綺麗でよかったです。
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2011 12/30読了。WonderGooで購入。
付き合いだしたものの侑子のスランプもあって四六時中は一緒にいるわけではない二人の間に、三並に想いを寄せる快活な少女が近付いて来たことで二人はすれ違い始め・・・な巻。
青春小説の王道展開とは言え、えーいなんでこう、どいつもこいつも自己完結して勝手に思い悩むくせに相手に聞こうとしないのかー。
なんて考えてしまうのは自分がもういい年こいた大人だからか。
高校生ってこういうものか。そうだったかも知らぬ。なるほどそうか・・・。
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続きが読めることは素直に嬉しいけれど、多少の蛇足感は感じる。
なんかちがうんだよなー。新キャラ増やした事で東雲さんの描写が足りなくなったとかそんな所のように思える。
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どんな続編になるのかと思ったけど、ここまでストレートにくるとは。読み終えてみると上下巻なんじゃないかと思えるほどw ほんとうに変化球一切なしの恋愛小説だなあ。
1巻の少し曖昧だけど彼ららしい、落ち着くとこに落ち着いた着地点。そこをしっかり揺るがして転がるお話に目が離せなかった。それにしても、劇中の『いとしくにくい』はキュンキュンしすぎて困る。
そして、これ程までに真っ当な恋愛小説でありながら、東雲にスク水もビキニも着せる手腕にも脱帽w
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いい。相手が何を考えているか分からずに不安になるという心境が初めての体験として初初しく書かれていて、自身の高校時代を時折思い出したりもしつつ感情移入しながら読んだ。東雲の長編恋愛小説も読んでみたい、あの幻想的な短編の描写を見る限り、とても美しいものになると思う。また、章の冒頭ごとに出てくる東雲の書いたものは、そういえば野村先生の文学少女とかのものに雰囲気が似てるなとも感じた。続編タイプのものではないけれど、短編の語り部を変えてのアフターストーリーなどが出ると嬉しい。
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1巻よりもおもしろかった。
物語に起伏が出たし、主人公とヒロイン二人のもやもやした感じがすごくよく出ていると思う。
東雲の書く小説の本編との絡み方も濃くなっており、描写する必要性がしっかりとあった印象。(1巻ではなくてもいいと感じていた)
☆は3をつけたが、4に限りなく近い3ということで。
ただ、前巻の終わり方からこのように続くのは、蛇足のように感じてしまう部分もある。別の話として読めば……というのも無理がある話か。
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完全に森崎ビンゴさんのファンになりました。派手なアクションなんてない。魔法も異能も超能力もない。淡々と日常を描いてゆく。不器用で、読んでいてもどかしい、だけど目が話せない、そんな本でした。読み終わったときのホッと息をついたときのあの満足感はよかった。最後の東雲の一言がなんとも愛らしい。一巻と同様、素晴らしいお話でした。
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☆4.3
お互いに不器用で、初々しくて、もどかしいけど、可愛い。
今回はそれに、女の子その他大勢が関わり、少し賑やかになりました。
相手が何を考えているのか。
どうしたらいいのか。
人付き合いをしていく上で心情を汲み取る事は大切ですが、中々上手くいかないもの。
好きな相手に対しては尚更。
そんな悩みであったり、自分の気持ちに対する疑問が積み重なり、すれ違いが起きてしまう。
なんとももどかしい恋愛模様に少し懐かしさを感じながら、感情移入しながら読んでいました。
展開としてはベタだけど、読み進める手が止まりませんでした。
あとがきによると続編が出そうなので期待しています。
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待っていた期待を裏切らない作品だった。
ヒロインの作家という点が上手く使われていて良かった。
続きが読みたい作品。
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全巻が素晴らしすぎたことが原因の蛇足感はぬぐえないが、それでもかなりの良書。憎らしいほどに純愛小説。ただ、ここまで二人の関係に焦点の全てを当てた作品だったのに、劇薬としてサブヒロインを入れたことになんとなくの違和感。それにしても、この「いとしくにくい」滅茶苦茶売れるだろうな。
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『東雲侑子は短編小説をあいしている』の続編。
タイトルが異なり、2としなかったのに好感が持てます。
作者自身もあとがきで述べていますが、前巻で女子高生ながら小説家として
細々と作品を発表している東雲は感情の起伏に乏しく、長編を書く事で壁を感じていました。
しかも題材を恋愛にと定めたので、そうした感情も分らず、
同じ図書委員で雑誌から小説家と知った主人公の少年に形だけでもと請い、つきあい始めます。
主人公も幼い頃に秀才の兄の恋人に恋人と考えず(幼さですね)恋をし、
やがて真実を認識することで感情を殺すことが多くなっていました。
似ている様ないない様な2人は交流を深めることでやがて互いを意識するようになり、
一旦は関係が解消されかけたものの、それを繋ぎ止めたのは少女の書き起した小説でした。
少年は初恋の傷から何時しか解放され、少女へと向かい始めた事を認め、
改めて交際を申し出る。。。そこまでが前巻の内容でした。
本巻では更に少年に横恋慕する少女が登場することで、
少女の心に今迄無かったものを芽生えさせます。。
しかしその感情への戸惑いが、少年との仲をぎこちなくさせてしまい、
少年も又少女の心が見えず己の感情をもてあまし。。。
短編小説への拘りを持つ少女が更に新たに歩み出す事が題名からも覗えますが、
それ以上に印象的だったのは章間に挟まれる少女の小説の一片です。
『いとしくにくい』と己の心情を吐露した短編小説の文筆は
本編の雰囲気とは異なり、それが一層少女の揺れる感情を印象付けて感じられます。
話自体はかの『文学少女』シリーズの様に奇抜な人物も展開もありません。
しかし、個人的にはそこに逆に人間味を覚え、好感を抱きました。
タイトルは1文字増えましたが、次はどの様に1文字増やすのか、
それをどの様に内容へと投影するのか注目しています。