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社員の自社への共通価値観とモラルなくしてソーシャルメディアの運営は成功しない。ソーシャル関係なく健全な企業であり続けるには極めて重要なこと。
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日米の著名な企業から、ソーシャルメディアの活用事例を紹介する。
同書からは、ソーシャルメディアにより、企業などの組織で起こっている、ビジネスの「パラダイムシフト」について学ぶことができる。
しかし、いくらITなどが発達しても、人間の本質的な部分(絆や信頼、共感、関係性、対面、誠意など)は不変なのだと感じた。
同書は350ページ余りあるが、あっと言う間に読み終わった。
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タイトルの壮大さや著者の斉藤徹さんのイメージから
自分にとっては少し手の届かない話のように
正直、感じていました。
しかし、表紙をめくってみるとその内容が
これからのソーシャル×ビジネスの世界に飛び込んでいく自分にとって
必要なバイブルになるような気がしてなりません。
“ひとりひとりが発信者として小さな変化を起こすことで
それが大きな時代の流れになり得る。”
大袈裟ですが、そう感じる内容でした。
「時代の流れ」,「企業内の変革」,「企業と顧客の垣根を越えた取り組み」
FacebookやTwitterなどのソーシャルな媒体を使った事例も多く紹介されていて全9章から成る読み応えたっぷりの1冊です!
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最近は自分の教養のための読書ができていないのが悲しい。これもよくある企業のソーシャル活用の啓発本。新しい論考はない。社内の運用体制について大半の紙面を割いていて面白くない。って、こんな書評ばか書いて同業者に敵つくってばっかりだな…僕は。
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もうこの手の本は食傷気味。各社の事例はどれも大概聞いたことあるのばっかりだけど、もっとストーリー仕立てに紹介したほうがいいのでは。
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風邪でやること無いので先日購入して手つかずだった本をやっつけてみる。著者の斉藤さんのプレゼンを以前拝見してその独特の空気感に感銘を受けたが、その雰囲気で語られる文体で読んでて心地よかった。内容は斉藤さんの前作や他文献と重なる点も多く、他を読んでからだと若干くどい点もあるが、これまでに無い量の事例をよくもここまで集めたという意味でも、ソーシャル関連の文献を読んだことの無い人に取っては一冊で美味しい本に仕上がっている。加えて後半のソーシャルシフトのベストプラクティスは初出かな?少なくとも自分は初めて見た。斉藤さんの多量の知識に裏付けられた方法論には読みながら何度もうなづいてしまった。360ページの厚さを感じさせず、一気に読める名著といえるでしょう。
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リーマンショックとほぼ時を同じくして始まったフェイスブックの躍進、そこから世界は「お金」から「共感」にシフトし始めたとしてソーシャルシフトの始まりを告げ、両刃の剣ともいえるソーシャルメディアの様々な事例を紹介する。ソーシャルメディアの時代を企業の哲学が問われる時代として企業のソーシャルシフトを指南し、日本の再生を呼びかけている。
本書はソーシャルメディアの活用法としてのビジネス書、そしてもう一つは社会の動きを捉えた社会学的な書と両方の読み方ができる。ビジネス書としては、ユーザ企業であれば、懇切丁寧な説明の通り進めていけば良いし、ソーシャルメディアに関わるICT会社であれば、提案書あるいはプレゼンなどにそのままパクリたくなるお宝が一杯だ。一方、社会学的な書としては行き過ぎた資本主義を憂い、共感と絆に満たされた新しい社会を希求する著者の思いが描かれている。
日経ビジネスオンラインに福岡を拠点に「子どもスポーツ教室」を全国展開している、リーフラスという企業の記事が掲載されていた。(下記URL参照)これは放課後1時間の「子どもスポーツ教室」で収入を得て、空いている時間で地域の社会貢献を行うとというビジネスモデルだ。この記事の著者橘川幸夫氏によると、「本来、地域の商店はその地域に必要なものを作ったり売ったりして成立したんですね。それがシステム化して大企業は本来の役割が見えなくなってるのでは」とのことだ。
かつて地域の商店街などににあった絆が、日本の高度経済成長のなかで徐々に失われてきた。それをソーシャルシフトで、見えなくなった本来の役割を取り戻す。これが日本再生への処方箋だ。多くのチャンスに恵まれるであろう変革の日本は面白くなりそうです。
BGMは、Power to the People by John Winston Ono Lennon 。
※日経ビジネスオンライン:福岡を拠点に「子どもスポーツ教室」を全国展開している、リーフラスという企業の記事はこれです。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20111114/223851/?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter&rt=nocnt
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ちょっと前に参加した東京朝活読書会(エビカツ読書会)での「ツンドクブ」をきっかけとして、どこかで再読しようと思っていた『ソーシャルシフト』。その時は時間が足りずに(正味20-30分ほど)概要の概要を把握する位で終わったのですが、子どもが宿題を片付けているのを横目に、ふと思い立って手にとってみました。
せっかくなので、佐藤さんが『読書の技法』でおっしゃっていた「速読(30-60分)」にチャレンジしようと、30分1本勝負を目標にスタート。300ページを越えるボリュームのため、30分でとなると一言一句を追うわけにはいかず、見開きページ単位で俯瞰&気になった所にマーキングしながら追いかけてみました。
入り方は「ツンドクブ」の時と同じく「ソーシャルメディアを情報基盤として捉えた場合の、社会的、個人的な位置づけは?」との情報のキュレーターとしての視座から。そして問題意識は「ソーシャルメディアが広がった背景とこれからでてくるであろう社会的な問題」、「情報発信が双方向に行われるようになっていることと、その課題」、「今後のビジネス組織のあり様の変化」とこれも変わらずに。
副題の「これからの企業にとって一番大切なこと」というのが示すように、企業と社会、そしてそこに生きる人々の“パラダイムシフト”について、豊富な事例と共に丁寧にまとめられていました。
今までの企業は上から下への垂直な統制志向型が主流ですが、今後は立場上では対等で強者も弱者もない、お互いに足りないものを補完しあうように“シフト”していくだろうと。同じことができるメンバーを集めてれば(もしくは教育すれば)よかった時代は終わり、“共感しあった目的”に向かってそれぞれの強みを持ち寄るといったイメージでしょうか。
これは集合知とも言われる概念で、『ワーク・シフト』では“ポッセ”との言葉で表現されています。
今まで、権力を握るためのポイントとされていたのは「富」「暴力」「知識(情報)」で、これらは上層に行かないと手に入らないものでしたが、、これからは「共感」という心の深奥に響く要素が一番必要とされるようになり、それは組織の上層部でなくても手に入るようになってきた、と。そしてその世界を導き出したのは、個人同士の緩やかなつながりを推奨する“ソーシャルメディア”と位置付けています。
今後、この“ソーシャルメディア”で共感される企業になるための5つのポイントは、、
1.社会に対する自社の付加価値を見直すこと
2.顧客に対する貢献姿勢を明確にすること
3.信頼される企業になること
4.生活者と同じ目線で対話交流をすること
5.社会に対する貢献姿勢を明確にすること
としていて、企業を“ソーシャルシフト”させていく6つのステップは、以下としています。
step1.プロジェクトのコアをカタチづくる
step2.ブランドコンセプトを練り上げる
step3.すべての顧客接点を改善する
step4.オープンに対話できる場をつくる
step5.顧客の声を傾聴する仕組みを構築する
step6.社員の幸せと顧客の感動を尊ぶ社風を育む
文中で何度か出てきますが、これからは「透明性の時代」で、“社会性”を意識していかないと生き残っていくのは難しくなっていくのでしょう、企業も人も。人間は本来「社会」から切り離されては「人」としては生きていけない社会性の強い動物です。そういった意味では、原点回帰とも見てとる事ができましょうか。
もう一つ興味深かったのが、終盤で“日本の原点に戻り、日本人としての誇りを取り戻そう”と話されている点。これは戦後レジームの中で日本人が半ば強制的に忘れさせられてしまった「国のかたち(国体)」のことと思います。ちょうど並行して読んでいた『日本人はいつ日本が好きになったのか』とリンクして、不思議な縁を感じました。
出版されたのはちょっと前の2011年11月、ケーススタディとしてあげられている事例こそ古いものの、根っこに横たわる概念は今まさしくの時代を投影していると、思います。『ワーク・シフト』や『未来の働き方を考えよう』、『2022 - これから10年、活躍できる人の条件』あたりともシンクロして、興味深く拝読できました。今回の速読では事例は流し読みでしたので、折々で読み返してみようと思います。
また個人的な見解となりますが、戦後日本が変わったターニングポイントは「東日本大震災」であった、これを機に“戦後”が終わり、戦後レジームからの脱却がはかられたと、後世に言われるようになると感じています。
ん、企業が生き残っていくためのヒントだけではなく、日本人が「大きな物語」を取り戻していくには、なんてところまで考えさせてくれた、そんな一冊です。
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時代の変化とともにその注目度がさらに増していく、Facebookを中心としたソーシャルメディアの本質、核心的な部分が、リアル社会と照らし合わされながら見事なまでにまとまっている一冊!
単にソーシャルメディア関連の本としてだけではなく、100年に一度の不景気と言われている世の中を乗り越えていくためのヒントが、多くの事例とともに豊富に盛り込まれています。
東日本大震災後、人と人との繋がり、時代の変化に気づかれた方も多いはず。
ソーシャルメディアに興味がなくても、その変化に気づかれている経営者、ビジネスパーソンが読めば、世の中がどのようにシフトしていっているかが理解できるのではないでしょうか。
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ソーシャルメディアの活用法にとどまらず、ソーシャルメディアがもたらすパラダイムシフトについても記された興味深い内容でした。
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普段、著者のブログを読んでいるせいで、特に目新しい事はない。
ただ、ソーシャルメディアに対する考え方を体系的に整理しているので、あまりソーシャルメディアに接していない人にとっては取りかかりやすい本だと思われる。
フレームやデータが他からの引用が多い、という指摘を得意気にする人もいるようだ。
しかし、むしろ潔くて、自分にとっては好感持てる。
完全にオリジナルの考え、などは、世の中そう多くはない。
著者はそうしたオリジナルを脚色して自分の考えとして出すのではなく、むしろ引用という形をとった。
なぜなら著者自身が何度も訴える、透明性の時代だから。
そのような時代へシフトしている、これこそが、この本が訴えている、最大のポイント。
なんか誤解している人がいるようだが、ソーシャルメディア万歳の本では決してないと思う。
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今の時代に必要な、ソーシャルメディアに関する考え方を総ざらいしてくれる本。
人と企業がつながりやすくなった。企業の中身もどんどん見えやすくなる。だからこそ、素直に、実直に、自らの姿を公開し、新時代だからこそできる信頼関係を築いていこう。未来はきっと明るい。
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著者は日本IBM出身。FacebookやTwitterなどソーシャルメディアを活用によって社会が変りつつあることを熱く語る。
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SNSを2年前に始めたときに感じたことを色々思い出しながら読んでいました。モーリーローバートソンのモバイルルーターの実験に参加した2年前、アラブの春を肌に感じたこの2月〜、そして震災の時の人の絆。そんな私の体験が大きい視点から見たときにどういう状況に今置かれているのかを最確認でき、そしてこれからの社会の可能性がどのようなものかを認知するきっかけになった本でした。
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企業をソーシャルシフトする
1.プロジェクトのコアをカタチづくる
2.ブランドコンセプトを練り上げる
3.すべての顧客接点を改善する
4.オープンに対話できる場をつくる
5.顧客の声を拝聴する仕組みを構築する
6.社員の幸せと顧客の感動を尊ぶ社風を育む