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コンピュータが人格(意識)を持つ、というテーマのストーリーとしては特別なものではありませんでした。ただ、持って行き方がうまい。SF的な解釈はそこそこに、開発した(してしまった)会社の利益追求の動き、それをすっぱ抜こうとする新聞社の動き、社会的影響、宗教、政治などまで多元的に描いているあたりは、スピード感もあってどんどん読み進めてしまいました。
ラストがちょっと物足りないというか、もったいない感じがします。個人的にはコンピュータ人格同士の対話をもっと描いて欲しかったです。
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途中小難しい話がちょいちょい出てくるのが引っかかるが全体的には良かったと思う。
しかし、最後が呆気ないというか、ワクワクさせないというか…残念だった。
この作品だけに限らないが、途中どんなに面白くても最後がつまらないとガッカリする。
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伏線を見事に回収して終わるラストは見事です。しかし、コース料理でラストのデザートがコースの印象に大きな影響を与えるように、小説もラストの印象が大事だなと思わせるラストでした。普通なら一番盛り上がる所があっさりと終わってしまい、唐突で尻切れトンボな感じでそれまで面白かったのに残念でした。
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ストーリーも面白かったが、それ以上にキャラが立っている数名に満足。波多野(首相)、童浄、穂積、球あたり。なので、必然的に2020年の方が面白く、2022年は回収用な感じ。2022年だなぁ。遠いなぁ。