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すごい緊迫感がありました!久々に「いや〜面白い!」と感動しました。設定もいいですよね。凶悪な脱獄囚が人質にしたのは聾学校の生徒と教師で、話せないんですから。そこへFBIから派遣され、人質解放交渉を百戦錬磨でしてきたポターが登場するわけですが、人質に外から話しかけることもできないんです。救出側のことを伝えることができない!さ〜どうする!? 犯人のボス的存在の男は人質を殺すことをどうとも思っていないような奴だし、人質は子供なんですよ〜。人質の中では教育実習生の弱い女性が戦います。少しずつ強くなっていく姿が痛ましいけれど描かれています。そしてそして〜、ただじゃ終わらせないジェフリー・ディーヴァー! もう、驚嘆すること間違いなし!!
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【ストーリー】
三人の脱獄囚に食肉加工場に連れ込まれ人質として監禁されてしまった聾学校のまだ幼い生徒8名と教員2名。FBI危機管理チームのアーサー・ポターと犯人側のルー・ハンディの間をつなぐ電話回線一本が人質達の命の唯一の頼みの綱となる緊迫の人質解放交渉が進む。
【感想】
話が進むにつれ熱中させられる作品です。話の持って行き方がすごくうまくて、興味がつきない。キャラクターがまさに生きている感じ。読みやすくて面白く手ごたえのある、今最も気に入ってる作家です。残り数章になっていつも事件が解決しそうになるんだけど「お。今度はこの先どんなどんでん返しが・・・v」と期待させてくれる、ひねりのある作品です。
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この著者の作品は面白いものが多い、過去読んだ「悪魔の涙」「青い虚空」等も面白かった。
本作品は書かれた年代で言うとこの2作より古い作品。
お話は、刑務所から脱獄した3人組が聾学校のスクールバスをジャックして、教師と子供を人質とし廃墟となっている食肉加工場に立てこもります。
その場に緊急招集されたのFBI危機管理チームのアーサー・ポター。
このオッサンが中年太りで格好良くないし、アクションも苦手と言うキャラ。
ですが人質解放交渉は凄腕。
しかし、犯人側も一筋縄ではいかないつわもの。
危機管理チームには各分野のプロフェッショナルが集まり、犯人とのギリギリの交渉を続ける。
人質となった聾学校の教師メラニーも初めは恐れおののくだけであったが、やがて・・・・
朝8時半に始まり翌日の午前3時までの20時間弱のスピーディーな展開。
その中で色んな人々が色々な思いで行動する。その行動が裏目に出たり・・・
ここでもマスコミは最低の人種として描かれている。(アメリカの小説や映画ではこういう扱いが多いな)
ストーリー終盤の大どんでん返しは読めてしまったし、エンディングはあまり好きではないが、小説としては面白いと思う。
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長かった。
果てしなく長かった。いったいいつ読み始めたかも忘れてしまいました・・・。
主人公は交渉人。
上巻冒頭から事件は発生し物語はすぐにスタートする。
が、しかし主人公は交渉人。確かに、犯人とのやりとりは常に知力の削りあい。
そして時に騙しあい、手に汗握る展開が小説の中では行われる。そう、小説の中では・・・。
このスリリングな雰囲気がリアルに伝わってこない。翻訳されたモノだからだろうか?
例えば、今まさに事件が起こっていて、目の前のテレビで実況中継されている。そんな感覚にはなれない。
出てくる単語が『FBI』などと、いつもと違うせいかもしれない。
そんな物語も下巻中盤以降には動きがあり、徐々にその世界に引き込まれていく。
そして最後に待っている結末・・・。
ストーリー全体を通してこの小説をどう考えるかというのは個人の好みなどもあると思うのだがどうにも。
FBIと州警察と組織での衝突、最後のトリックなどそんなにアメリカの現場は統率がとれていなく、騙されやすいのかと頭に『?』が浮かんでしまう。
また、交渉人と人質の何だか良く分からない中途半端な恋愛ストーリーがおまけされており「これは必要?!」とも思ってしまう。
海外小説を読みなれていないために生じた気持ちもあるとは思うため、その内また別の作品にチャレンジしてみたいと思う。
でもしばらくは、国内で・・・。
特に先日『びっくり館の殺人(著:綾辻行人)』を発見。
まずは次回はこいつを読破予定!
◆KEY WORD>>静寂の叫び(著:ジェフリー・ディーヴァー)
特別スクールに通う生徒を乗せたバスが脱獄囚3人によって乗っ取られた。脱獄囚達は廃工場に立てこもる。
この事件の解決のため、召集されたFBI危機管理チームのアーサー・ポターとその仲間。
交渉人と脱獄囚との知力をかけた攻防、人質となった生徒の反撃、州警察の面子をかけた独自作戦と報道陣との戦い。
様々な要因が交じり合いながらも時間は過ぎていく。
そして、最後に脱獄囚が取った意外な行動とその真意とは?
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ディーヴァーの過去作品。ライムシリーズほど、キャラクターの濃さもなく、立ち上がりは淡白。人質をとっての立て籠もり&交渉人なので、ストーリーにも動きが少ないので、下巻に期待。
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面白かったが、デイーヴアーとしては、地味かも。ライムシリーズほどキャラクターも個性的でないし、ドンデン返しもめくるめく二転三転ではない。とはいえ、筆力と底力が感じられ、流石だなーと思う。聾学校の生徒を人質に立てこもる脱獄囚と、ベテラン交渉人との攻防戦なのだが、人質となる聾者の描写が実に深い。社会的弱者とか同情では終わらせない。凛々しい障害者がクールだ。ヒロインも最初はつまらない女性に見えて、どんどん個性的で魅力的になってゆく。女性キャラクターの格好良さもデイーヴアの魅力だ。
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読み出すと止まらない。
ディーヴァーは中毒症状を起こさせる。
昼から読み出して、気づいたら夜だった。
おもしろかったー
(上下)
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ジェフリー・ディーヴァーがまだ日本ではほとんど知られていなかったころの作品。その彼が「突然の変身を遂げた」と言われるようになったのは、本書『静寂の叫び』がきっかけだったそうだ。たしかに、ぐいぐいと読者を引き込む傑作サスペンスだ。
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3人の脱獄囚が聾学校の教師と子供たちを載せたスクールバスを乗っ取り、廃墟となった食肉加工場に立てこもる。FBI危機管理チームのアーサー・ポターが人質解放交渉に挑むのだが……。
交渉人と脱獄囚との攻防に加え、捜査陣内部での主導権争い、人質となった教育実習生の必至の抵抗と予断を許さぬ展開の連続に一気に物語に引き込まれる。
細やかに描写される聾者の世界や、知られざる人質解放交渉の実態も興味深い。
大興奮のまま〈下巻〉へ。
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人質事件でのFBI交渉担当という役職があるのだということをはじめ、聾者の目線からの日常もろもろ、知らなかったことばかり。下巻に続く。
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今回は出だしがイマイチ引き込まれず、積ん読状態でした。時間をおいて読み始めたらグイグイ引き込まれ、またしても中毒になりました。聾唖者の感性、視点が新鮮でした。
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人質をとって立てこもった脱走犯と交渉人との駆け引き。
しかも人質は聾学校のまだ小さい生徒たち。
健常者であるはずの頼みの教師はまったく役にも立たない。
教育実習生のメラニーだけが、なんとか読唇術ができるがそれも完璧ではない。
犯人と交渉するFBIの交渉担当者ポタ―のまわりもなかなか厄介な連中がいる。
主犯格の犯人ハンディとポタ―の息詰まる駆け引きがスリリングで肩に力が入りっぱなしだった。
すでに一人生徒に犠牲者が出てしまっている。
全員無事で助けることができるのか・・
もうドキドキです。
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ディーヴァ―がブレイクした作品。
携帯が無い時代の作品と思っていたら、人質交渉の最新機器として登場。
最新情報を取り入れるのもディーヴァ―の特徴でしょうか。
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老いて引き際を考えてる刑事が
籠城事件に駆り出される、ってだけで
なかなかベタで大好物なんですが
「ボーン・コレクター」とかに読み慣れてると
この「籠城事件」という、動きの少ない
スピード感よりも、ジリジリと焦らせる
要素の中に「ボーン〜」のような
引き込む展開を待ってくるのか?が
気になり読む。
「この作品からディーヴァーが化けた」と言われるだけある。
(髪型と目つきは、多分元からよね…)
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やっぱり、ジェフリー・ディーヴァー、面白い。
この作品は、リンカーン・ライム物でも、キャサリン・ダンス物でもないのですが、物語を組み立てる上手さは変わらないですね。
上巻では、あまり状況は動かず、じりじりした感じで緊張感が高まる方向に進みま、最後の辺りで、ちょっとした出来事が発生します。そこから始まる下巻で、銅物語が進むのか、早く読みたくて気になります。