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家族の喪失。
パパと妹を事故で亡くし、ママは失踪。
壊れた家族。壊れた心。
オーブリーの一度書いて消した手紙や届くことのない何通もの手紙が心を揺さぶります。
タイトルは原題の「Love,Aubrey」の方が効いてると思う…ぴったりの日本語がなくて残念。
ラストの思い出の中の家族とママにあてた手紙、泣けます!
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読んで良かった。主人公が語り部なのですけど、ずっと、ずぅぅっと、
やせ我慢なんですよね。そんな口調なんですよ。それが解ってしまうから、
もどかしくって、悔しくって。でも、解ってくれる人が、側にいるし、
いつかは、なんとか前進して、少しずつ妥協する道が見えてくるっていうか、
それしかないって、気付いていくんだろうなって思うんですけど。
もう、駄目なんですよね。ガーって来て、ダーッて感じで、一晩で読める
んですけど、明日も頑張れるかなって、思ったんですよね。読んでて。だから、
読んで良かった。ダーッて来て、ガーって泣けるんですよね。
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突然家族を失った少女が、幼い心が負担するには深すぎる傷に苦しみ、
心の声と葛藤し、人の優しさに安心を覚え、そして愛に感謝する物語。
ゆっくりと、時間をかけて心の傷を癒し、切れてしまった糸を繋ぎ直していく。
そんな時に必要なのは向きあおうとする意思と、全てを包み込む深い愛情。
少女の声が、心を内側からじわりと温かくする感動を与えてくれます。
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子どもの目線でこのくらいの重いテーマを描いたものは少ないと思います。最後のオーブリーの決断に、彼女の成長と再生を感じました。
ストーリーには関係ないですが、アメリカではごく普通と思われる、食事のメニューがいろいろ出てきて興味深かったです。
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友人の優しさに感動。
彼女の一家みんな、本当に優しいと思った。
学校のカウンセラーの先生がチョコをくれたり、いろんな子の話を聞いてあげていたり、とアメリカの教育事情が垣間見えて興味深かった。
魚の話題が途中からあまり出なくなったけど、大丈夫なのかな??
おばあちゃんのメモが泣けました。
ラスト、ちょっと意外な展開だったけど、心の傷をいやすというのは、簡単なことじゃないというわけだ。
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スザンヌ・ラフルーア(作)
永瀬比奈 (訳)
『もういちど家族になる日まで』
(原題“Love,Aubrey”)
徳間書店 2011.12.31.
「訳者あとがき」より
人生には時として、思いもかけないことが起こります。きのうまであたりまえにあった日常が、突然なくなってしまうというような。
主人公の11歳の少女オーブリーは、父親と妹を事故で亡くしました。さらに、悲しみのあまり、極度の混乱状態になった母親は、家を出て行ってしまいます。わずか11歳にして、たったひとりになったオーブリーは、それでも何事もなかったかのように生活をしようとします。
母親の気持ちが理解できず、会いたい気持ちと許せない気持ちの葛藤が続きます。
幸い、異常に気づいたおばあちゃんに救われ、根気強く愛情を注がれ、じっと話を聞いてくれる親友ブリジッドや、クラスメイトや先生らに 助けられ 少しずつ立ち直っていきます。
つまり「喪失を生き抜く」ことについての物語です。
オーブリーも、物語の最後では、父親と妹は思い出の中で行き続けていると気づきます。
でも、だからこそ、遺された家族がもう一度新しい家族の形を作っていくことになるという決意を持つわけだと 教えてくれました。
実に感動的な作品です。
「あぁ!このことか!」と思ったのは・・・
先日、私は、同僚の子どもさんが亡くなるという痛ましい事態に 本当につらい思いをしました。
ワシの膝の上で絵本を楽しんでくれた、あの重み。あの小さな肩。あの笑い声。
思い出しては、車を停め泣いていました。
我が娘は、それを知り本書を送ってくれたんだと、読了後、気づきました。
くっそ〜 やられた〜
ち。
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交通事故で、父と妹を亡くし、事故の責任を感じた母も、家を出ていってしまう…。
そんな状況で心に傷を負った少女オーブリーが、おばあちゃんに助けられ、新しい友人と出会うなどしながら、徐々に立ち直っていく話。
誰しもいつかは経験する“喪失”について、少女の視点から非常に丁寧に描かれていて、読みながら何度も涙で目を潤ませてしまった。
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一気に読んでしまった。読みながら涙が止まらなかった。よみこん2013推薦本、高学年、よみもの。評価、文句無しのA!
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父と妹を交通事故で失ったうえに、母が蒸発。
心に深い傷を負った11歳の少女が、まわりの人びとの優しさで
立ち直っていく物語。
少女を引き取ったおばあちゃん、新しい土地でできた親友とその家族たち。少女に助言する先生。
ある日、母親の消息がわかって…。
とても重いストーリーだった。
読む方も気力がいるのかな。
小学校高学年から。