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イラストが好きな凪かすみさんでしたし、設定も好きで、読んだらやっぱり面白かったです。
魔物によって記憶をなくした王子アドリアンとその秘密の恋人で女性騎士のリュドミカ。自分を忘れてしまった王子に恋人であったことを告げることができないまま半年そばにいる状態です。
でもなんかアドリアンがリュドミカを気に懸けてたり、リュドミカに男が近づいてるのをみて、心穏やかでなかったりするのが垣間見えると、もう一度好きになっているって感じがして、言ってしまえばいいのにって、もどかしくなりました。
最終的には記憶は戻ってはいないですけど、お互いに好きな気持ちを打ち明けられ、ほっとしましたが、次巻も楽しみです。
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第1巻を読破。
作者の神埜明美さんはデビュー文庫から買っているのですが、今回はさらにイラストが凪かすみさんで!!
「うおおおー!」と勢いのまま購入しました。
そのわりには積読状態だったのですが……(^-^;)
で、とてもおもしろかったです。
人の記憶を奪う魔物〈マガー〉
しかも一部とかじゃなくて全部持っていっちゃう、とのこと。
さらに一国の王子がその〈マガー〉の餌食になっていて。
うーん……記憶を一切合財奪われるのはなあ。
常識は再度叩き込むことはできても、思い出がなくなるのは、ね。
その〈マガー〉のせいで心を痛めているのは王子――ではなくて、女騎士であるリュドミカで。
実はリュドミカは王子の身分違いの恋人だったのです。
が、周囲には内緒にしていたせいで、誰もそのことを知らなくて。
〈マガー〉が奪った記憶は王子の恋心も奪っていっていて。
秘密だった上に、身分違いということにどこか遠慮してしまって「私が恋人でした」とも言えずに悶々と半年が過ぎて。
王子の記憶を取り戻すために〈マガー〉を追うリュドミカたち。
新たな犠牲者の所へ赴き、〈マガー〉との相対を試みるのでした。
中編2本という構成で、最初は〈マガー〉とはどういうものなのか、どうやって記憶を取り戻すのか、という説明回。
2本目は王宮に渦巻く陰謀と、実はちゃっかり者だった王子、という回。
笑
いや、読んでいて思ったんだけれど、王子ってばなかなかにいい性格しているだろ、と。
リュドミカ、いろいろ散々振り回されそうだなあ。
ラストは本当にもう「やるなあ、王子」、でした。
第2巻も買ってあるので読むぞー。
おもしろかったです(*´▽`)
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王子アドリアンと女騎士リュドミカ。(なんか不思議な名前)
平民と貴族の禁断の恋。
秘密にしていたら、魔物マガーにすべの記憶を奪われたアドリアン。
リュドミカの気持ちだけが宙ぶらりんになって。
他の場所でも、恋人の片割れが記憶を失う事件があったけど
無事に解決。
暗号文がよかったな。
記憶を失ってもまた好きになる。
恋愛感情と記憶はイコールじゃない。
弟ネヴィル(第二王子)の複雑な性格と心境が
なんか気になるなぁと。笑。