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耳袋秘帳シリーズ第3弾。殺人事件が発生しているにも関わらず、あまり血生臭い描写が無い。事件が発生した背景や、関わった人々が中心に描かれている。根岸肥前守は、江戸時代の安楽椅子探偵と言う趣き。
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妖談シリーズに比べると、殺人事件の凄惨さと、それを行う人間の業と、行わざる得なかった理由が明かされた時のなんとも言えない切なさが際立っている。
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いきなり栗田と雪乃が祝言をあげるとかいう展開になってて驚いた。
少なくとも前巻までにこのふたりがいい感じだったという描写がなかったから吃驚だ。
何にしても成就してよかったねぇ、栗田(笑)。
おたすけ兄弟も与之吉も哀れというかなんというか。
そして、持ち付けない大金が手に入るというのは怖いことだと思った。
現在に置き換えても成立する話だと思うのはこんなところ。
与之吉の娘、おかよが盛大に誤解してるのも切なかった。
隣のきち坊の末路も驚きだ。
亡くした許嫁ひとすじの坂巻にもロマンスが生まれそうだったのに(笑)。
勿体無かったね。
巻末の余話も面白かった。
今の坂巻もいいのだが、10代の初々しい坂巻も可愛い(爆)。
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刀屋ばかりを狙う「おたすけ兄弟」という盗人から金を横取りした中間の与之吉。
大金は人を狂わせる。
1つの悪事が別の罪人を生む負の連鎖をみた。