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梁石日はよく読むので何気なく借りて読んだら、ん?前に読んだことあった・・・タクシードライバーと周りの悪い奴らやそうでもない奴らのすったもんだ。再読してもそれほど心に残らず。主人公に全く感情移入できない。
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タクシーの運転手さんはいろいろ貴重な体験をすることがあると聞いたことがありますが,今回はタクシーの中の忘れ物に関わる話でした。梁石日氏は,タクシー運転手の経験があることからタクシーに触れる小説が多いのですが,この本はその内部事情をよく知る氏だからこそ引きつけられる内容となっていました。
しがないタクシー運転手の姜栄吉のタクシーに大金の入ったバッグの忘れ物があり,それを海外でマネーロンダリングしていく過程で失敗してしまう話です。結局一人で遂行できない姜のだらしなさや臆病さが歯がゆい感じで読めました。
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借金から逃れるため、東京に来たタクシードライバーの姜英吉。客の忘れ物の、宝石、麻薬、そして現金2300万円が入ったボストンバッグを手に入れたことから、彼の人生の転落は加速していく。己の欲望に突き動かされた人間達が群がり始め、互いに牽制し、欺き逢う-。正気と狂気のはざまに存在する底なしの快楽を描いた、息もつかせぬ傑作長編。
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粘着質な小説です。
うすぐらぐジメジメした世界観。
追い詰められ限定された中で、
どんどん、狭く暗くなっていく。
重いです。
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事業に失敗して借金を抱え、返せるあてもなく家族を捨てて東京へ。
タクシー運転手のアルバイトはその日暮らしだったが、一人の生活はそれなりだった。
なのにある日、集団自殺しているワゴン車を見つけ、ニュースに出たため、家族に知られるところとなる。
同時に集団自殺の中で助かった女性がいたことから、運命が動き始める。
女に溺れ、家族と暮らす金も遊ぶ金も更に借金を重ねる。
その上、危ない物にまで手を出してしまう。
呆れてしまうくらいのどうしようもなさだけど、そんな主人公が正直過ぎて憎めない…
2021.3.9