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前向きに死にたくなる。
多くの人が恥ずかしくて外に出せない部分を言語化してくれていて、勇気のある方だと思う。
勇気があるって言い方おかしいな。なんだろう。正々堂々としている??
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最近「こじらせ女子」という言葉を見かけ、絶対私のことだ!!と思って読んだ。
けど…濃ゆいなぁ~!私は、ここまでじゃないや!
って思いながら読んでいたら…最後の対談で久保ミツロウさんが、「自分よりもまだこじらせてる人がいるんだ!私、この人よりはマシかも」って思わせられるのがこの本って言っていたので、正しく活用できていたみたい(笑)
そもそもこじらせてなければ、この本
に反応しないし手に取らない!
最後の対談は、私もお二人と気が合いそうな感じでした。…てことはやっぱり、私も相当こじらせてるなぁ;
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AVライターである著者の半生が包み隠さず語られている。5w1hなんで生易しいものではなく、親が読んだら1週間は寝込んでしまうくらい曝け出されている。読了後、酒場でこれまでの人生を語られたような気分に…。こういう本を手に取るくらいですから、ワタシもいろいろこじらせているわけです。ですから、共感ポイントが多々ありまして、図書館で借りた本にも関わらず赤線をひきたくなる衝動に駆られながらも読み進めていたせいか、読むのに相当時間がかかりました。そうそう、「モテキ」の作者・久保ミツロウさん(女性)との対談もありまして、もう仲間に入れてほしいくらいでしたよ。ネタバレという名の総括ですが、著者は女性に生まれたこと自体がコンプレックス。ですから、今後もこじらせ街道を驀進してゆくに違いないのですが、こじらせ隊の一員としては本当に幸せになってほしいです。人よりも何倍も不器用で、だからこそ、自我の蟻地獄にはまってしまうわけですよ、こじらせ隊は。きっと。
最後に、久保さんの名言を。これでちょっと救われた気がしたんです…。会社員だけど一応ライター職だし。すっごい大事に育てられたのに、どこでどう歪んで今に至るのかは当人にもわかりません…座右の銘にしようかな。
「たとえ今が辛くても『あれはいつかネタとして昇華できる』っていう面白い出来事があると、文筆業はいいんじゃないかな。こじらせてない人って、あんまり表現力がない気がするんだよね。表現できることが自分の幸せだとしたら、こじらせるのは才能だと思う」
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久しぶりに、人間の、というか女の、本音を書いた文章を読んだ気がする。
ここまで赤裸々に書かなくても…なくらい、女子をこじらせてしまった筆者ネガティブでどろどろとした感情とこじらせ街道を突っ走ってきた(黒)歴史がありのまま描かれている。
私だけじゃなかったんだ!という安堵感と、そこまで卑屈にならなくても…というちょっとイタい感じと、色々ごちゃまぜになったというのが素直な感想。でもそれが自然な感情なんじゃないかと思ったし、最近はあまりに綺麗な文章にばかり触れていたことに気付いて逆にすっきりした。
コンプレックスというものはなかなか困ったもので、他人からみれはたいしたことなくても、自分がそう思えばそうなってしまう。早い話が思い込みなのだけれど、気にしなければいいなんてそんな簡単なもんじゃない。それができればこじらせてなんかいない。
こじらせ方は人それぞれ、それぞれのこじれと葛藤とジレンマの中で戦っている。こじらせながら戦いつつも、自分は自分という人間からは逃れられないのだから、自分とは一生付き合っていかなければならないのだから、長所も短所もひっくるめて、自分をありのまま受け入れられるようになれたらいいなと思う。
☆5つけましたが、誰が読んでも面白いという類のものではないと思います。刺激強めなのでご注意。
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自分も大概こじらせていると思っていたけど
この本を読んでしまったら軽々しくこじらせてるなんて言えないと思った。
雨宮さんの女のこじらせっぷりはもっともっと切実。
自分がこじらせているのは「女」ではなく
ただ単に「自意識」だとわかった。
ここまで女であることにがんじがらめになったことないから。
AVライターという自分にとっては未知の世界にかなりドキドキしたけど
巻末の久保ミツロウとの対談が笑える感じでホッとできた。
思わず雨宮さんについてネットで検索してしまったけど
かなり美人さんでした。
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「こじらせ女子」という言葉の意味とは何ぞや?と思って読んでみたけれど、「こじらせ女子」について著者が語るわけではなく、著者が自分のこじらせの歴史を語るというか、自分の状態やら過去を指して「こじらせ」ていたという内容。取り合えず、著者の過去語りが殆ど。エッセイ本なんだろうけど、最初にそう思わず読み始めたせいか終始違和感がありました…。あと、多分この人の言うピラミッド底辺は底辺じゃない…。
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素晴らしいこじらせ!私も負けず劣らず…w 特に巻末の久保ミツロウとの対談とあとがきがよくまとまってるけど、「短く言い切るべきじゃない悩み」だからこその213ページ。
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こちらもインド旅行中に読んだ本。林真理子の「野心のすすめ」の後に読んだので、女子の上昇志向のベクトルの違いというか、負け犬なりのリベンジ手法のいろいろを比較できておもしろかった。私は断然雨宮さん派だよ!
っつーかここまでぶっちゃけてくれてすごいよ、尊敬だよ。なんだか感謝の思いでいっぱいなのです。ありがとう!
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上野千鶴子さんのツイートを見て、手に取りました。読んでびっくり。黒歴史がちょこちょこ自分とカブッていて、居たたまれなくなりました・・・。私も高校時代CUTiEの熱烈読者で、ファッション通信も録画するほど大好きでした。大学時代は友人に借りたSMスナイパーも読んでたりして・・・こじらせ具合は負けず劣らずですが、ここまでさらけ出せる雨宮さんを尊敬しますw
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特殊なお仕事・・・と、私は思う、AVライターの仕事と生活が垣間見れる。仕事にも、「女」として生きることにも、過剰なまでに真面目な人だと思った。一言で言うと・・真面目すぎて色々辛かったーって、ハナシ。
毎日新聞で社会学者の上野千鶴子さんがオススメしていたので読みました。上野さんは、女が女として生きるならば避けては通れない「男の目」の最も露骨なフィールドとして、AVを挙げていて、女は子供の頃からこの性的な意味での男の目に晒されながら、女としてのアイデンティティを確立するわけです。
その時、すんなりとこのジェンダーを受け入れられなかった人を、雨宮さんは「こじらせ女子」と読んでいます。雨宮さんのこの本の価値は、流行語にもなった(らしい)この言葉にあると思った。
そりゃ、アイデンティティの確立っつーたらね、これも昔流行った言葉やけど(笑、・・・こじらせるでしょ!普通、こじれるよ!こじれるって言葉が、ほんと痛快やわ。ピッタリな感じ。正直、この人ほどではないにしろ、私も正真正銘こじらせ女子やなぁと思うし。
そう言う意味では共感も得られるこの本、でも上野さんのレビューがなければ、すみませんが面白くなかったな^^;
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周囲も私も、所謂こじらせ女子だと思うけど雨宮さんのこじらせっぷりが本物すぎて、ドキドキしながら読み進める。「あぁ!!わかる!!辛い、、」って思う一方で、「ここまで?!」と思ってしまうところもしばしば。
女としての価値や見られ方、AVライターとして働く上でそうじゃないのに、どうしてわかってくれないんだ!!という切々とした思いが綴られている。
私が本格的にこじらせていたのは中学時代だったから、もっと早く出会いたかった。勇気がもらえると、思います。
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帯は
「全国のこじらせ系女子に捧ぐ!
非モテからなぜか“職業・AVライター”に。
曲がりくねった女子人生を描く
怒涛の13万字!!!!!!!!!!!」
ネットでずーっと気になっていて
1500円で躊躇していましたが
偶然にも本屋さんで出会い
パラパラと数ページめくると・・・・思わず購入しちゃました。
だって・・・職業のAVライターがまず気になる。
そもそもAVライターって何?と。
そして暗黒の学生時代を過ごしてきたと。
どうしてAVの世界に足を踏み入れたのか。
「スクールカーストというのは
極めてソフトに人間の尊厳をブチ壊していくものですね。」
「何をはじけてるんだ!と思いますけど、
“アート”とかそういう言い訳がありさえすれば
はじけられる、それがサブカルこじらせ女クオリティというものです。」
まだ何もわからなかった頃。
少女マンガにドキドキして。
タキシード仮面にキスされるセーラームーンを
妄想で自分だと置き換えて。
可愛くてエロくて。
自分の容姿と性格の限界と階級を知った時の絶望感。
ますます変身願望と自己否定が強くなり。
そして今。
28にもなってサブカル爆発。笑
雨宮さーん、と心で叫んでます。苦笑
人間に対しても
セックスに対しても
全く自分の思うようにはいかなくて。
ツイッターにはネガティブな気持ちの盛り上がりの一瞬を
リリックとして残さなくては!とか
こじらせ系は自己分析が好き。
理由が分かれば解決した気になれるから、とか
こじらせてる状態でセックスしちゃうと
“この人が私を求めてくれた!”
“この私に欲情してくれた!”
と好きになってしまいがち、とか
スケベの根が深い、とか。
この辺にムズムズ~っと引かれる感じがしたら
ぜひ一読を。笑
こじらせの表現力。
こじらせは才能。
もしかしたら私も幸せ云々は置いといて、
面白い人生は歩んでるかもしれない。うん。
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雨宮まみさんの「女子をこじらせて」読みながら帰ってきたんだけども、女子としてだけでなく人としても普遍的にこじらせてる描写があってつらい…。
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立派な社会学の本でした。
著者が、女という枠に人生を費やして葛藤、そして答えを導くまでが書かれてあります。
三章は熱くなりすぎてる感が否めませんが、非常に面白かったです。
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主にAVレビューなどを書いている筆者の人生観と言うか、エッセイと言うか。赤裸々に気持ちが書かれていて、読んでてふむふむと思ってしまう部分は多い。最近はやり?のこじらせ女子は、特に読んだらおもしろいと思う。自分は自分、読み終わった時にそう思える。