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久方ぶりのバッカーノ。成田良悟はやっぱりこれが一番好き。題名がもう彼の作風そのままだし。
相も変わらず、キャラが多すぎる故の騒がしい話。しかしそのキャラクタが皆魅力的なため退屈せずに読める。今回はヴィクターへの愛が深まった。フェルメートが最低で嬉しい。エルマーが好きすぎる。
どうやら長かったバッカーノもそろそろ終わりが見えているようで寂しい限りです。最終巻は今までのキャラ総出の勢いでやって欲しい。
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シリーズの根幹に関わる部分がだいぶ明らかにされて、終わりが近いのかなと感じる。これまでは謎めいた存在だったヒューイもだいぶ肉付けされた感じ。このシリーズ最強キャラはやっぱりエルマーかな?
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この年代のヒューイはとことん主人公だなぁと思ってたけど、出番少ない今巻もまだまだ熱かった。エルマーといる時だけ昔ヒューイに戻るのは半分くらい意識的なのかな、とか。忘れないように。繋ぎ止めておくために。今までの実験が全てモニカに会うために繋がるのだったらそう変わってないのかもしれないけれど。表面どクールなのに内面熱いとかシャーネの父ちゃんだなぁなんてしみじみ。そういやモニカとの子供どうなった。こっそりフェルメが船に乗せてたりしたんだろうか。ルーキーが奴の手のひら上にある以上監視下にあったと思われるわけだがいかに。つーかそもそもヒューイ自分に子供いること知らないよな?愛した人との子供を手に抱けないどころか存在すら知らないなんて悲しすぎる。知ってたら死にものぐるいで探しただろうか。
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なんだかんだで楽しめた一冊。
不死者増えすぎだし、登場人物多すぎで正直わけわからんところもあるけど。
いろいろいクライマックスにむけての序章、ということで、終わるのか、このシリーズ!と驚愕。
どっちかっていうとそっちの驚きのほうが先行だな。
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ラスボスはエルマーで決まりですね。
過去編が壮絶だったので、ヒューイが実験マニアになったのがわかる気がします。愛の物語と言っても過言ではないと思います。
シリーズ完結に向けてみんながどう集まるのか楽しみです。
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…不死者増え過ぎじゃね?!w
マイザー達錬金術師が、例の船に乗り込むまでの、
ロットヴァレンティーノを舞台にした一悶着
正直あんまり盛り上がらなかったなぁ
お決まりのどんでん返しというか、見せ場は今回は
あのお方のことと、エピローグなんだろうけど
前者はなんていうか…まったく興味ないというか←
話に関わらなさすぎて衝撃がなかったし
後者は、
バッカーノをここまでの巻数まで読んでる人にはネタバレではないかも知れないけど
一応間を開けて書きますが
↓↓↓↓
成田さんって基本的に微グロな割に人殺さないよねwww
特に物語のメインや、それに深く関わるものなんかは。
なのであの人が死ぬとはあまり思ってなかったので
これも大した衝撃では。
むしろヒューイの想い人がゴニョゴニョしてたのかとぬか喜びしたくら
い
こんなに不死者が増えているのに
どうして愛しのグラハムさんや
最上のお人、クレアは酒を飲んでいないんだよ!!!?
という私怨を交えつつ
残り冊数も少ないというのを寂しく感じつつ
次巻を待つ
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【ネタバレあり】
相変わらずのバッカーノ。
鬼畜外道野郎がヒィヒィ言ってるのには、やったねエルマー! さすが魔王! と思ったけど、
フェルメートにも人間的な面があると知ると、なんか拍子抜け。
もっとひでぇ取り返しのつかない奴かと…うんこれから何百年でそうなっていくのかもしれないけど。
こいつが大ボスとして2003に君臨するのかぁ…何をやらかしてくれんのかなぁ。
ヒューイといえば、やっぱりホムンクルスはモニカのためだったの?
ルネ先生の「実験台」は結果シャーネってことでいいのかしら。
お嬢様がネブラ関係だったらどうしよう。
そろそろマルティージョが恋しい。
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面白かった!ヒューイとエルマーが予想以上に友達だった。もうすぐ完結というのは寂しいけど、どうにかみんな幸せになって欲しい。
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“「その頼みを聞くと……」
エルマーの望みは解りきっている為、ヒューイは先に答えを告げた。
「すぐには笑えないかもしれない。だが、俺が目的を果たしたら……一年前の約束を果たす」
一年前の約束。
——「君は、モニカを助けると嬉しいかい?」
——「……あたりまえだ」
——「モニカとまた会えたら、笑うかい?」
そうしたやり取りの後、ヒューイは、力強くエルマーと約束したのだ。
——「人生最高の笑顔を見せてやる」
過去のやりとりを思い出し、エルマーは確信した。
ヒューイが何を望んでいるのかを。
詳細は解らないが——確かに、彼はモニカにもう一度会うつもりなのだと。
降霊術でも学ぶつもりなのか、あるいは死者を生き返らせる科学が生まれるのを待つのか、黒魔術で死者を蘇らせるつもりなのか、具体的な方法は解らない。
だが、彼は確かに、モニカが最後に呟いた「また会おうね」という言葉を果たそうとしている。モニカにとっては死に際の別れの挨拶か、あるいは朦朧とした妄言だったかもしれないが——ヒューイ・ラフォレットにとっては、確かにそれは『約束』なのだ。
エルマーはヒューイの言葉の奥にある明確な決意を感じ取り、ニヤリと笑う。
「そう言われたら……俺が断れないの知ってるだろ?」”
ヒューイとエルマーの仲が凄く好きになった。
1934年辺りを読んでいた頃にヒューイに対するイメージがこの1700年代でがらりと変わった。
今までの本でのヒューイとエルマーがお互いに相手のことを語ってる場面とか読み返してみるとなんというかもう。ううう。
シルヴィの過去も意外だったー。
ただ、前の本でシルヴィ、錬金術師になった理由がちゃんとあったような気がしたんだけど…船に乗ってから決めたのか?
2003年がとても楽しみ。だって女性二人もちゃっかり不死者になっちゃってるし。
ヒューイとエルマーってまだ会ってないんだっけ?
楽しみ楽しみ。
“ヒューイはそれに頷くも、続けて小さく首を振った。
「モニカが良くても、俺が嫌なんだ。だから、これは、俺の個人的な我が儘だ」
そして、改めてエルマーに顔を向け、友人としての願いを告げる。
「だから、俺がどれだけ変わってしまっても……エルマー、お前は変わらないでくれ。残酷で、途方も無い願いをしているというのは解っているが……お前が変わらないでくれていたら、俺は、お前の存在を頼りに、モニカと愛し合っていた頃の俺に帰れるかもしれない」
対するエルマーの答えは、単純だった。
「一年前の約束、ちゃんと護れよ」
「ああ」
「モニカとまた会えたら……モニカと二人で、俺に最高の笑顔を見せに来てくれよ」
それを聞いて、ヒューイが苦笑する。
「条件が厳しくなってるぞ」
「そのぐらい、いいだろ?70年ぐらいの人生が永遠になっちゃったんだからね。永遠に変わらないようにするのって、きっと凄く大変だろうし」
「お前なら、できるさ」
ヒューイの微笑みを見て、エルマーは満足そうに頷いた。”
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12月26日読了。残り数冊となった「BACCANO!」終わるのはさびしいですが、1711のアドウェナ・アウィス号の船出がどう展開するのか、とてもとても気になります。
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ふおぉーーー!!面白かった!前回の1710はだいぶ前に読んだきりだったので忘れかけてて、最初のほうはモニカの最期について思い出すのに苦労しましたが・・・。エルマーは相変わらずだし、フェルメートはだんだん本性が見えてきて、今後を考えると怖くなるし。スペランの女性好きに癒された。ヴィクターの性格がすきだなあ。それにしても・・・、ザンクて現代に出てこないキャラだっけ?記憶に自信がない。マイザーの弟は頼りない男で少しがっかり。セラードの爺様は意外とまともだね。ヒューイは・・・悟りきったようになってたけど、そこがなんか悲しい。ヒューイの心情の変化は改めて追いかけたいなあ。
フェルメートとエルマーで今後どんな作用を生み出すのか、楽しみです。
最後に騙されて、最後の最後に驚かされた。そんなお話でした。ルクレツィアが好きだわ。今後も出てくるのかな。そして、ニキは・・・。
次回が楽しみだ♪
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アドウェナ・アウィス号はついに海にでる。
不死者誕生秘話の最終章。
船に乗ることになった面々が、それぞれ思惑があり、偶然があって、という展開はまさにエンターテイメント。
が、しかし、全体を悪意が覆っている感がいなめない。
それも、ねじれて歪んだ悪意たちだ。
恋人を失ったヒューイの悪意が、一番直球のように感じるのだからどれだけねじれているんだ。そもそも、そのヒューイの悪意ですら、歪んだ形でしか表にでていないのに。
おかげで、エルマーの「笑顔が見たい」という、異様ではあるけれど悪意はないはずの気持ちですら、結局は悪意から発生しているのではないかと思ったぐらいだ。
そして、今まで名前はでてきても存在が薄かったフェルメートが、明確な悪意として姿を現す。
のちにチェスに喰われたはずなのに、そうでもないらしいので、この先の展開の重要人物なんだろうなぁ。
にしても、この1700年代の話と1930年代の話で、変った人間もいれば変わらずにいる人間もいて、結局人は<個>では成り立たないのだろうなと思うのである。
変らずにいるということもまた、<他者>の影響を受けずにはいられない、影響を受けてなおかつ揺るがずにいる強さというか頑固さが決意であり、異様さなのだと思うのである。
…しかし、結局不死者ってすごい多いんですけど。
大丈夫なんすかねww
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1940年代に登場したときはイカれた感じのテロリストだったヒューイがこんなに人間らしさを持った人間だったとは…て感じでした
ルクレツィアとニキが今後どういう感じで出てくるのか楽しみです
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普通に感情を見せていたヒューイが、何故マッドサイエンティスト紛いになってしまったのか、という理由が分かった…かな。1700年代を読むとヒューイの印象が180度変わった。
いくつかの謎が明かされつつ、フェルメート分身の真相などまだ謎な事も多くあり1935と2003が待ち遠しい。
ヒューイの真意は意外だったけれど、子供の存在を知ってたら不死者にはならなかったんじゃないかと思った。どんな形でもいいからモニカに会って欲しい。
人間味の薄さが強調されるエルマーも仮面職人の三人絡みだと人並みの情があるような気がしたのは私だけだろうか?
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バッカーノ!のクライマックスに向けた三部作の序章にあたるストーリー。
ラブロがいつも通り好き勝手自分勝手に色々やらかしてますが、ラストではちょっとした『仕返し』というか、ラブロの思い通りにいかないことがちょっとずつ浮き彫りになって
また壮大でカオスな《馬鹿騒ぎ》の予感。
成田先生の文章は読みやすいですし(ただちょっと話が込み入ってるけど…)、エナミカツミ先生のイラストも素晴らしいです。
成田先生自身、数多の人気シリーズを抱えてる作家さんなので次の《馬鹿騒ぎ》が見れるのはいつになるか分かりませんが、気長に待ちたいと思います!
ヒューイとモニカには幸せになってもらいたい…!