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投稿者:K・I - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題になっていたので読んでみた。
まあ、内容としてはそれなりに妥当かもしれないが、
それほど心に響くわけでもない、
と個人的には思った。
第一いまの日本では「敵」が見えないのだ。
「敵」がなんなのかさっぱりわからないのが問題であって、
怒る対象が喪失していることが一番の問題と思う。
そういう意識からはこの本はすこしずれている。
政治家を責めればそれで問題が解決するほど
問題は簡単じゃない、と思う。
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前書き
レジスタンスを突き動かすのは怒りである
二つの歴史観
無関心は最悪だ
パレスチナ問題
非暴力こそが選ぶべき道である
平和な反乱のために
編集後記
風が吹き、陽が沈む
地が鳴り、津波が何もかも飲み込む
そのこと以外には、
容赦無く怒リ続ける、
のだろうか。
92歳。
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93歳からの貴重なメッセージは、歴史上のことや遠い世界のことじゃなく、いま現実に起きていることであり、自分がいまどう考え行動するかだ。
「怒ることは単なる感情よりも、自ら関わろうとする意志から生まれる。」
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大きいことを言えば。人や時代を動かすのは論理ではないのだなあ。理性という外殻を貫いて一息に核心を掴む言葉というものがある。
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すべてが「怒りが行動の源になる」とは思わないが、正しいと思ったことに対して信念を持って突き進むことは大事だと思う。
生きる(生きてきた)時代によってこの本への共感度は変わると思うが、読んでいて熱いものは感じられると思う。
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ジャケ買い。
でも、読んでみて意外と面白かった。
とにかくタイトル通りパワフル。
90代の人の思想を読めるのは貴重。
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暴力と憎悪は否定されなければならないが憤怒は関わろうとする意志から起こる原動力だ。無関心こそ最悪だ、という話。
しかし、1ページの文字数が7×16で100ページ強840円というのは暴利にもほどがあるのでは…
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「創造とは抵抗であり、抵抗とは創造である」──93歳の元レジスタンス活動家が、若者に「戦うこと」を促す檄文が、欧州で300万部を越すベストセラーに。星海社新書ではこういう本を作りたい。わりとマジで。(柿内芳文)
▼『ジセダイ』140文字レビューより
http://ji-sedai.jp/special/140review/20111226.html
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一ページ当たりの文字数が少なく、簡潔な文体のため読みやすい。
帯だとおもったものは、表紙のカバーを折り返したもの。
装丁など、面白い試みが多い。
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最初にはっきりさせておきたい。内容は悪くなかった。
フランスで200万部を超えるベストセラーになった原書"Indignez-vous!"は僅か十数ページの冊子。本と言うよりはパンフレットという呼び名がふさわしい。価格は3ユーロ。こうした形態で出版されたということ自体が、少しでも多くの人に手にとって欲しいという著者の希望の現れだろう。
で、この度の日本語版である。
とにかく文字が大きい。ページ数を稼ぎたいのはわかるが、これで840円はさすがに高い。自らの思想を世にあまねく知ってもらおうとする著者の意図から外れていると言わざるを得ない。完全に日本の出版社の落ち度だと思う。カバー装丁には大変センスを感じるのだが……残念。(この点に関しては確かに私は怒り、憤った。)
気を取り直して、内容について。
元レジスタンスの著者が今だからこそ伝えたいメッセージ。「不正義に対して無関心でいてはならない、若者よ、怒れ!憤れ!」
極めてフランス的なものを感じた。この本がベストセラーになるということまで含めて。本書に書かれている矛盾や不正に満ちた世の中の図式はほぼそのまま現代日本の置かれている状況にも当てはまると思うのだが、果たして日本の若者は著者の主張に感銘を受けるだろうか。彼ら(私たちというべきか)はこれを読んだ後に何らかの形で行動に移そうとするだろうか。答えは否だろう。それが良いことなのか、悪いことなのか。
正直言って、かくいう私もそこまで熱狂することができなかった。どうしてだろう、こういう煽動的な論調に素直に陶酔できない。無邪気に乗っかれない。私にも不正義に対して怒りを感じる気持ちはある。確かにあるのだが、「さあ、立ち上がろう!声を上げよう!」と英雄的に謳われると、なんだか反発を覚えてしまう。正義は素晴らしい、と声高に言われれば言われるほど、なおさら一歩引いてしまうのだ。何が気に入らないんだろう。分からない。とにかく、熱くなれなかった。
私のこうした態度こそが著者の糾弾の対象なんだろうなとは百も承知だ。著者の主張がどうのこうのというよりは、受け取る側である私自身の姿勢を問われていると感じた。
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読みにくい本だなぁ
余白がなく、字が大きすぎる
内容がどうのというまえに、とにかく本として読みにくい!
主義主張のチラシのようです
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読みやすい本でした。論旨がはっきりしていることに加え、文字(フォントサイズ)がなかなか良いサイズです。
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ウォールストリートのオキュパイデモに多大なる影響を与えたと言われている本。
現代がいかに昔の理想からかけ離れているか嘆く。
ただ、平等を訴えているはずの著者がアングロサクソンに差別的なのが気になる。
また、彼の尊敬するドゴール将軍は完全にレイシストだ。
フランスの国粋主義が見え隠れする良書。
しかし、現在の社会が金融市場に支配されている、
というくだりには共感を覚えた。
残念ながら、編集の仕方はよろしくない。
ページ数を稼ぐために文字を大きくしており、
読んでいて疲れる。
値段も高い。
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フランスで話題の本の翻訳版。
著者は第二次大戦のレジスタント。著者の人生には「怒りと憤り」と行動があった。それを若い人に伝えたいという想いで書かれている。フランスのデモ参加者のバイブルになっているらしい。
活字が大きくて薄くて変わった本だが、小脇に挟んでデモに参加する若者には絶好の小道具になっているようだ。
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金子勝先生が言葉を引用
『私はすべての人に訴えたい。一人ひとりが怒るべき理由を見つけてほしい。怒りは貴重だ。・・・いちばん良くないのは、無関心だ。「どうせ自分には何もできない。自分の手には負えない」という態度だ。そのような姿勢でいたら、人間を人間たらしめている大切なものを失う。その一つが怒りであり、怒りの対象に自ら挑む意思である』
『怒る理由は、単なる感情よりも、自ら関わろうとする意志から生まれる』