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上下ともに一気読み。
大好きな白石さんの作品。
今まで読んできた作品よりももっと深く、哲学的な内容なのが違いだろうか。
詳しいレビューは下巻のほうへ。
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久しぶりに文庫本を購入!!
上下巻という長編で好きな作家の白石 一文氏
年末年始はコタツで読書大会にしたいです!
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タイトルだけを見て購入
読み始めて、あれ?官能小説?
いやぁ~まいったなぁと思いながら読み進んで行くうちに
・・・・・
そう言えばこの方以前一冊読んでいたことを思い出した。
「永遠のとなり」
確か癌を患っている人が出てきた。
こちらも主人公が末期癌
かといって医療小説でもない。
亡くなった息子の声が聴こえる?
心霊小説?でもない・・
主人公は癌を患っている編集長。
昔から芸能界の裏側の話は聞くけど、この編集長とグラビアの女性との絡みはなるほどありなんだ~なんて妙に納得したり(笑)
でも、彼女とのシーンで亡くなった息子の声が聞こえ、彼はその声を無視して・・
あぁ~男ってしょうもないって思ってみたり。
彼の考えに反発してみたり。
そうかと思えば引用も多くて、小難しいことはなかなか私の頭では理解し難いけれど、想像できるものであったりとなかなか面白くなってきた。
ジャンルは何かわからなくて検索してみたら「文芸」とあった。
そうなの・・・
最初はちょっとなぁって思いながら読んでいくうちに先を急ぎたくなった。
この方お父上も双子の弟さんも作家さんで、ともに直木賞を受賞されているんですね。
ちょっと他にも興味がいきました・・・
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ハードカバーのを買おうかと迷っていたタイミングで発売されたので即購入。
下巻まで読み終わって、「やっぱりハードカバーの方も買っておきたいな」と思った。
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初めて感じる文体。哲学、経済歴史感が入ってるので、ガッツリ読むならオススメ。気楽に風呂に入りながら読むには向かないな。
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面白い。
小説っぽくないけど…
バランスがいいね。
飛ばされて戻されてみたいな。
こういうタイプの本はどーやって終わるんだろうか…
という感じ…
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白石一文さんの山本周五郎賞受賞作。講談社創業百周年記念書き下ろし作品ということで、内容も気合いが入ってますね。
かつて胃ガンを患ったことがあるカワバタという週刊紙の編集長が主人公。会社、家族、病気など、さまざまな問題を抱えながら、自分の生(性)や死を見つめざるをえなくなっていく、少し重たい内容の話です。
特徴的なのは、物語の合間に挟まる引用文。ミルトン・フリードマンなど著名な人物の発言を引用し、新自由主義、格差、貧困などを問題視しています。
物語の流れと引用した文章とがどう関わってくるのか、まだあまり見えてきません。下巻でそのあたりの作者の意図が明らかになってくれればと思います。
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まだ上巻だからよくわからないけど、メディアの世界で働く男たちの生き様だったり、病気になってからの人生の考え方とか、そういう話で構成されてる気がする。
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なんなんだこの小説は。
とまどいながら読み進め、気持ちのあちこちを揺さぶられ、
生きることの意味を
あるべき世の中の姿を
来し方と行く末を
反省と後悔と希望と絶望を
全身で考え受け止めることを強いる
大傑作であります。
これからの方は心して読んでいただきたい。
片山恭一氏の解説も秀逸。
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「あなたは頭もいいし、判断力にも優れている。でも、絶望しているし、すべてを諦め過ぎている」
不倫小説?
闘病小説?
社会格差小説?
上巻だけでも読み応え抜群。
この小説のいくつかのキーポイントの中に、「死」がある。
「死」を前にすると、ひとは自分だけは絶対に生き残れると信じこんでしまう。
映画「死ぬまでにしたい10のこと」のように、「死」を目前にしたひとの「強さ」を描くものもあるが、これはどちらかといえば、「弱さ」「卑しさ」ひとに見せたくない部分、しかし、より「真実」を描いている。
きれいなものより、きたないもののほうが、共感できることもある。
ほかにも、警察官の無能さをたたくエピソードや
おなじ病気の知人の死や
黒を黒で塗りつぶす社会の仕組みなど
読んでいて、これはどこまで実体験なのだろう?とドキドキしてしまう。
きっと、白石さんの生き様も盛り込まれているはず。
登場人物の名前がすべてカタカナ表記なことが気になったが、個人的な解釈としては実在の書籍やインタビューを使用しているから、架空と実在の区分けをしたかったのかな?なんて勝手に考えた。真実はしりません。
おもしろい。
下巻もたのしみだ。
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冒頭19ページ、3分で挫折。
今の気分にはそぐわないので、また今度読む。
《再読》
池井戸氏のタブーネタの流れでいけるかと思ったけれど、内容が一切頭に入ってこない。相変わらずだ。もう辞めた。
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とにかく引用が多い。あらゆる知識が要所要所に出てくる。主人公カワバタは、がんを患いながらも、編集者として社会や政界を果敢にすっぱ抜いていく。その中に潜むいろいろな問題に対する引用なのだが、個人的にはあまり要らないかな?とか思いながらの上巻読了。この引用がいわゆる伏せんなのか否か。カワバタ自身の思考が深すぎて、、というより、死を覚悟したものは、こんな風に考えるものなのか、変わるものなのかという奥深さに、ちょっとついていけないというか、理解しがたいという感想。その合間に交わされる女性との絡みが、下巻ににどう繋がっていくのかに期待。はたしてカワバタは堕ちるのか、生きるのか。
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白石一文さんの作品は、いままでなんとなく遠ざけてきたけれど、書店でタイトル、帯を見て購入。正月用のまとめ買いのせいだったのかもしれませんが、これは面白かった。白石一文さん、次もう1冊読むからね。
主人公の年齢が近いせいか。商売柄、雑誌編集者に親近感があるせいか。舞台が「文藝春秋社」に思えてしまうせいか。前が広い駐車場で、入って左に受付で、一階に広いラウンジがあって…。
途中挿入される、さまざまな情報もペダンチックになることなく、興味深く受け取れました。運が良い人は他人にやさしくしなくちゃね。
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第22回山本周五郎賞受賞作
死んだ息子の声が聞こえる、胃がんの雑誌編集者が主人公
政治家のスキャンダルを追いながら、死、生きることの意味、家族、金融経済、政治などについて思索を重ねる。
白石一文さんの本を読むのはこれが初めて。
父親は海洋時代小説の第一人者 白石一郎で、『海狼伝』で直木賞を受賞。
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引用文を読んでいるだけでも面白い。
もちろん、ストーリーも良い。
久々に自分にとって当たりの本。