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浅草で夫婦が営む喫茶店「カサブランカ」には、性同一性障害に悩む医学部1年生になったばかりのヒカルくん、浅草芸者の澄江さん、投薬ミスから看護師を辞めることになったソープ嬢たちの常連客が訪れ、これらの常連客のエピソードを纏めたような作品。
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浅草にある、喫茶店。
ここのモーニングサービスを求めて、今日も色々な人達が
色々な所からやってくる。
下町の、人にかなり寄り添っている喫茶店。
出される食べ物がおいしそうです。
モーニング、という事で、あちらこちらに顔を出していますが
別の食べ物もひょこひょこと。
ナポリタン、いいですよね~。
単なる普通のご近所さん、かと思いきや、そこは狭い地域。
思わぬ所で繋がりがあったり、救われてみたり。
人情物、と言われるとそんな感じがしますが。
疑って切り捨てる前に問い詰めろ、と思うのは駄目なのでしょうか?
それはあれですか…無駄な男のプライドですか?
無くなってがっくりくるのは、そんな事をする方ですが
大概被害者面するのが王道です。
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下町の人情ものなんでしょうかね。カフェカサブランカの常連さんにまつわるお話。イメージより話は広がっていたけれど特段の感動などはなし。
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浅草にある小さな喫茶店カサブランカ。
そこに集まる人々のハートウォーミングな物語。
決してカフェではなくあくまで喫茶店。こういう店って少なくなったな。
こんなあったかい店があったら通うのに。
特にナポリタンの描写がたまらない。ああ、喫茶店。
お話としては一話一話が「情」に溢れてて好みだったのだけれど
ラストがちょっと駆け足な感が否めない。
もう少しゆっくりと味わいたかった1冊でした。
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浅草に、昭和時代の様な喫茶店「カサブランカ」。
そこに現れる人たち、、、、
ほんのりと、コーヒーのかおりを漂わせながら、時間がゆっくり過ぎるような話と違って、風変りな客たちが、歩んでいる人生。
花柳界の澄江さん、性同一性のヒカル君、元看護士のソープ嬢、達筆な字を書くベトナム人、、、皆、一人ずつ、ドラマの様な人生を送っている事が書かれていて、ほんわかした本の内容では無かったが、いろんな昔の事が、書かれてあったりして、興味深かった。
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2018/7
タイトルに惹かれて。食べ物が好きなんだな笑
久しぶりに小説を読んだ。浅草の祭りのことなんて知らなくて、知識が増えた。出てくる人それぞれがつながっていておもしろかった。
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目を瞑れば扉のカウベルの乾いた音、香り高いマンデリンコーヒーの香り、熱々のトーストに小岩井のバターが溶け出す。古き良き昭和の純喫茶。ナポレオンも絶対美味しい。この生きにくい世界に、ひとときの癒やしを味わいにカサブランカに行きたい。
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浅草にあるカフェ「カラブランカ」で起きる毎日のこと。
カラブランカを営む富子と士郎。
常連の藝者で人間国宝になった澄江とお弟子さんの菊江。
すき焼き屋を営む文造。
医大生になったヒカル。
富子が若く藝者だった頃に出会い、逃げた男との子をお腹に宿し、全てを知りながらも生真面目で寡黙な前科持ちの士郎と結婚したこと。
自分の性別に違和感を覚えながらも、母に理解されない歯痒さと医師になるべく授業をこなすヒカル。
贔屓にしてくれていた旦那さんに捨てらた澄江の過去、借金に悩む文造さんとの今も続く友情。
高校教師との恋愛の末に子供を故郷に残し、藝者として再出発を誓った菊江の迷い。
さまざまな事情を抱える登場人物たち。
どうしようもできない過去も、全部受け止めて、思い出と一緒に生きていく、浅草で暮らす人たち。
浅草っていいよねえ、数回しか行ったことないけど、海外の人だけじゃなく、立派なお寺があってお店がひしめき合って賑わっている様子っていうのには、日本人だって惹かれるよね。