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地球の活動のダイナミックさに、ただ、ただ驚嘆する。
何か見返りを求めるのでない。それなのに、これほどまでにうごめくとは。
人類に与えられた、あまりに大きな遺産の前に、涙してしまう。
そして、この小さな私の中にも、血が流れ、臓器が、細胞が活動し、この地球と同じように生かされていることに、あらためて気づく。
踏みしめる大地、頬を撫でる風、目に眩しい緑も、自分と同じように生かされ、私たちと自然は互いに生かしあう関係にあることに畏怖の念を抱く。
原発の廃棄物を垂れ流される地球は、たんなる場所ではない。
私たちは地球と対話せねばならない。
この美しさに感動できるなら、まだ地球との交渉のテーブルは用意されている。
今の内に、取り返さねば。
本当の、地球との共存を。
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『スノーボール・アース』を読んでエキサイトした頭にちょうどいい。あわせて読みたい。説明は詳しくはないので、ある程度わかってる人向きかも。アフリカ大地溝帯の写真も見たかった。
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写真がきれいで壮大、うっとりできる。地質に焦点をしぼった歴史の本は珍しい。何十億年と生きてきたという事実、時間の重みを、地球の肌から感じる。
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46億年。果てしない時間。地球の環境を大きく変えるような巨大火砕流噴火は歴史時代中1度しか起こっていないけど、それは明日起こるかもしれないし、そうなったらこれまで人間が築き上げてきた文明や文化は何の意味もないものになってしまうかも知れない。人間の生命のスケールは地球や宇宙のレベルからみれば本当にちっぽけなものなんだ。
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世界60カ国を15年かけて回り、地球46億年の歴史を刻む地層や岩石などを撮り集めた写真による、「地質」に焦点をしぼった地球の歴史書。
冥王代、太古代、原生代、古生代、三畳紀・ジュラ紀、白亜紀、古第三紀・新第三紀、第四紀の、それぞれを代表する超絶ダイナミックな、そして美しさ、迫力ともに満点の「地質」が気の遠くなるような長い年月の物語を語っている。その記憶に耳を傾けているうちに、自分が生きているこの世界の不思議さ、悠遠さ、かけがえのなさがいつしか深く胸に刻みこまれている。
巻末に配置された地球の歴史の科学的概論は、コンパクトながらわかりやすくポイントを丁寧に解説しており、本書に一層の深みを与えている。
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第1章 冥王代
第2章 太古代
第3章 原生代
第4章 古生代
第5章 三畳紀・ジュラ紀(中生代前期)
第6章 白亜紀(中生代後期)
第7章 古第三紀・新第三紀(新生代前期)
第8章 第四紀(新生代後期)
解説
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大枚はたいて買ったけど内容素晴らしい!
世界中の有名な地層が紹介されていて何度も楽しめます(^O^)/
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最初は写真がずらずらと並んでいて、最後に地球が形作られた歴史が解説されています。正直、こういうのは学校では習わなかった(もしかしたら習ってるかもしれないけど、印象にないです)ので、写真のインパクトが大きかったですね。
地球って「薄皮まんじゅう」みたいなものなのね~。と自分で勝手に納得していましたが、地球の歴史から比べると、人類の歴史なんてホンの一コマだなあ~と思えるほど、時のスケールの大きさを感じる本でした。とても楽しく読めた(見れた?)と思います。
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すごい写真集である。世界中の地質学上の重要なスポットを写真で年代順にめぐりながら、地球46億年の歴史を居ながらにしてたどることができる。中でも、上空から見たアイスランドのシングべトリルの大地の裂け目や、フランス南部システロンのアルプスが作られた時の強烈な地層のシワなどは、実際に自分の目で見てみたいという気になる。この本に掲載されている地層や風景などのすごいのは、何よりも非常に貴重なサンプルであるという点だ。なぜなら、25~40億年前という大古代の地球の表層は、本当にごく限られたピンポイントだけでしか見ることができないからだ。大陸の大移動によって初期の海洋地殻のほとんどは、地球内部に沈み込んで姿を消してしまったし、残っている大陸地殻や海洋地殻は、衝突のためにほとんどが、変成してしまっているからだ。気の遠くなるような年月を経て、今まさにそれを目にすることができるという事実は、確かに「46億年の奇跡」以外の何物でもない。
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全編これ岩の写真という、一見何がなんだかだが、意外に写真自体も綺麗で観るに堪える。
それ自体の美しさを鑑賞するも良し、予備知識や解説を得てより深く感じるも良し。そう考えると、出来の良い科学写真は芸術足りうるということか。
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やっと、読めました。
岩波書店のサイトで見つけて読もうと思ったのですが、写真全集なので価格が高く手が出せませんでした。近所に置いてある図書館も少なく、予約が何件か入っていましたので諦めていました。
いわゆる地球科学の本ですが、地球が誕生してから46億年、遠い時間の痕跡は地形、地層として岩石に残されています。地球表面の地殻部分は下層マントルの対流で絶えず動き形を変えています。そのため、地表に残る太古の地形は少ない。著者の白尾さんと清川さんは、文字通り地球全体に残る、地球全史の痕跡を写真に残していきました。
一つ一つの写真が語る(我々が解釈する)内容は深く、こんなにもダイナミックに動いているんだ、と感激です。地球古代の大気には酸素は少なく、シアノバクテリアが最初に酸素を作りだし、海洋中の鉄イオンを酸化して沈殿させました。オーストラリアの赤い大地はこの痕跡。太古のシアノバクテリアは今でも酸素を供給し続けている。
全地球が氷で覆われるアイスボールがあったり、カンブリア期の多様な生物の大爆発。月は微小天体が地球に衝突した弾みで、地球マントルの一部が分離してできた、などなど、興味が尽きません。一つ一つの写真が素晴らしく、こんな地形もあるんだと感心しきり。
あっ、コメントが地学好きに偏り過ぎていますね。
読んでみて、やはり手元に欲しいと思ってしまいます。楽しいだろうなあ。子供も喜ぶかなあ?
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高知大学OPAC⇒ http://opac.iic.kochi-u.ac.jp/webopac/ctlsrh.do?isbn_issn=4000062468
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写真 白尾元理、解説 清川昌一
これはすごい本。
白尾さんって理系だったんだ。
(参考)地球全史の歩き方 市立455シ
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図書館で手にしたのがきっかけで、中古本を購入した。
この手の本は読み終わるというものでもあるまい。手元において学びたい時、確認したいと思ったときにとそばに置いておきたいと思えた一冊だ。
このような本を提供していただいた本著の写真家氏に敬意を表したい。
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書評へのリンク
https://bf91b760-2b57-4020-a19e-0122e0759e68.filesusr.com/ugd/ae5496_48de53a01cec4636876e3cc4596c0207.pdf