紙の本
最後のセリフ「・・ちゃん、死んじゃった・・」
2013/05/11 07:10
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投稿者:まりんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わってすぐの感想です。「あ、最後の最後は・・・!」
最後の最後にチラッと見えたU子の本当。すごくおもしろかった。
銀行横領事件の主人公とU子、U子の娘に、死んでしまった刑事の親友。いろいろ登場人物が出てくるものの・・・うまく絡まっていて。
真実げ出てきた・・・うん?これ嘘?
わかってきた・・あれ嘘?
これは事実?だよね・・嘘だった?
最後まで作品にどっぷりはまらせていただきました。
すごいサクサクと読みいってしまいました。
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最後の最後まで何が真実で何が嘘か、
すべてが闇に隠されたままで
読者の想像に託された感じ。
とりあえずU子、恐るべし・・・
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【男も女も、なぜ、この女に騙されるのか。
昭和63年。ゲーム機賭博で数億円の荒稼ぎをしていた赤坂の喫茶店経営・石山詩子が、常習賭博の現行犯で逮捕された。
フリーライターの蒲田は拘置所で詩子と面会する。旧友で亡くなった刑事の寺本から「あの人のことを頼む」と懇願されていた。家庭を壊し、刑事という立場も顧みずして死の直前まで意識野にのぼらせ続けた女は、一方、寺本のことなどまったく意に介す様子を見せなかった。
腑に落ちない蒲田は詩子の娘で小学生の音子に会い「自分の本当の父親を探してくれ」と依頼される。
巻き込まれるように蒲田は各界の大物たちと会う羽目になり、詩子との不可思議な関係を目の当たりにしていく。
年号が改まった平成元年。獄中にいた詩子は、ある計画を実行に移す――。 】
空恐ろしい女---詩子。
非常に特異なキャラで、登場する彼女の周囲の人々は男女を問わず、その言動に心惹かれる。
「徹底的な嫌悪は好意の裏返し」的な感情はわからなくもない。
懐に入ろうと画策し、本性を暴こうとするも、
肩透かしどころか、いつのまにか飲み込まれている。
独特の雰囲気と、詩子のキャラ、ストーリーも悪くなく、
読み込んでしまった。
・・・が、終わってみれば一体何が言いたかったのか、
イマイチ判らず、尻すぼり感が否めない。
著者の前作もジワジワ売れているとのことなので、
チャレンジしてみたい。
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舞台は昭和の赤坂、フリーライターが一人の女性の過去を探る展開。悪女っぷりがいつくるかと期待しながらそのまま読了、塀の中のお話は興味深いがU子の魅力が伝わってこない。ピカレスクとは言い難い。確かに嘘つきのお話ではある。
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ここまで悪いと、気持ちがいいね。一流の悪女。あなたもきっと詩子に魅了されること間違いなし。すべてが詩子の思惑通り。いやー、悪い。とにかく悪い。
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昨年、Domaniの宣伝で買った「エゴイスト @浅田 マコト」が大当たりだったの で、同じ流れで買ってしまったんたけど、今回はハズレ。
1,575円出して単行本で買う必要は無かったな。
U子のような生き方をするには、頭脳も必要だけど、人の心を捨てる必要がある。
それが一番難しいような気がする。
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何が嘘って、帯のキャッチコピーが嘘…。
主人公のミステリアスを表現するために、
時代設定を、安易に昭和にした点は、×だな~。
主人公のミステリアスを表現するために、
結論を曖昧にして終わらせた点も、×だな~。
主人公に、昭和の泥臭ぃ政財界を泳がせておいて、
結末が新興宗教による霊感商法って点も、×だな~。
よぃ題材だと思ぅんだけどな~。
お話の構成も悪くはないしぃ…。もったいなぃ…。
久々に、帯にミスリードされますた…。
評価は、もろもろ含めて辛めにしときまつ…。
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U子はある者にとって「悪女」 またある者にとっては「聖女」 どれも本当のU子の気がするし、あるいは全てが嘘なのか。U子自身も「そんな事、どうでもいいじゃない」と不敵な笑いを浮かべそうだ。
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好きな作家が二人ともオススメツイートしていたので、リクエストしてみた。正直、期待はずれ。筆者がナニを書きたいのか解らない。昭和やバブルな頃にこんな女性が居ても不思議じゃないけど、だからどうしたん?という感じ。
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『嫌なヤツ』と思いつつも目が離せない人とは、それがすでに魅力なのでしょうね~。関わりたとは絶対に思わないけど、いつまでも見ていたいU子でした。
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「嫌われ松子の一生」タイプの女伝。主人公に松子ほどの魅力もなければ話の展開も退屈、結末も中途半端でなんとも物足りません。
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賭博容疑で捕まった石山詩子。
彼女の魅力に取りつかれた挙句命を落とした寺本の友人、蒲田が彼女について知っていく過程を描いた作品。
詩子にかかわる人物へのインタビューを通じて、読者は蒲田と同じ流れで詩子を理解する。
有吉佐和子の「悪女について」的な構成だが、残念なことに詩子の魅力が伝わらない。
周りが思わず巻き込まれるファムファタル的な悪女、というより気風の良い姐さん風。
昭和の派手な世相、そして相反する塀の中の暮らしを垣間見ることができて楽しかった。
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昭和63年、ゲーム機賭博で捕まった女「石山詩子」。彼女の魅力に引き寄せられた人々が語る悪女と聖女。詩子とは一体どんな女なのか。
「悪女」の規模からすると・・・う~ん、ちょっと迫力が足りないかな。「いつすごいことが起きるのか」とドキドキしながら読んでましたが、意外に小さくまとまってたなという感じ。期待しすぎというか、帯や紹介文のべた褒め具合に勝手に期待が大きくなってしまったというのが正直なところ。
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読みやすくて上手な文章なだけにオチが納得できなかった。あとで思えば、憤りは帯の紹介文たちにあると気付いた。
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刑務所の女囚人U子の過去を探る記者と刑務所でU子と知り合った女、二人の視点を中心にU子のことが語られる。
なぜ人はU子に惹かれてしまうのか、U子の狙いは何なのか…。
確かに怖い女だし、その魅力にどうしようもなく抗えない人がいるというのも事実と思うのですが、語りの二人にあまり感情移入できないせいか、U子があまり怖くない…。
なんとなく帯から想像していたようなところに着地しなかったのも不完全燃焼の原因のひとつかもしれません。