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馬と人の心の交流、戦争の酷さ、人間の愚かさと温かさ。
戦火を生き抜いた、生き抜けなかった人々や馬についての物語。
翻訳も読みやすくて、映像が浮かびやすくてよかった。
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舞台化された映像が素晴らしかったので、原作を読みました。馬目線で書かれているのが、面白い。戦争の話ですが、読みやすい作品でした。
映画版も見てみたいですね。
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農場に飼われて農耕をしていた馬が、もともと名馬だったこともあり、第二次世界大戦のイギリスで騎馬隊の馬として徴用されて、激戦地を転々とする物語。過酷な戦場へも出陣し、多くの兵士の死も目の当たりにするが、優しい人たちにも出会い、最初の飼い主である少年(獣医兵となっている)と奇跡の出会いをする。
戦争に翻弄されるのは、人間も馬も同じ。
子どもたちが戦争を学ぶのに良書と思った。
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吾輩は猫である 以来? 動物が人間の言葉で物語るのを読むのは最初はなかなか辛かったです。
でも、時間が解決してくれたおかげで、いつのまにかスラスラと読めるように。
馬と人との間の信頼が物語の基盤になっていて、興味深かったです。馬ってかわいいのな。また、
第一次世界大戦のことをもう少し知りたくなりました。
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以前、映画を観たことがあるけど児童文学が原作とは知らなかった。
戦争をテーマにした話はたくさんあるけれど、馬の視点で描がかれている点が面白い。
文学でも映画でも、通常、戦争は人間を主役に据えられていて、馬は数ある戦争の道具の1つに過ぎず、そこに意識が向くことは少なかった。
でも、この話を通して、戦争は人間だけでなく、罪の無い動物をも容赦なく狩りだし、翻弄し、蹂躙するのだなと気付かされた。
そして戦後、何とか生き残っても祖国に帰れる人間とは違い、馬の多くは食肉用として売り払われた。馬を輸送する費用がないからだ。
売り払うことで節約になり、かつ金銭を得られる。それは合理的な事かも知れないが、人間と同じく命を懸けた馬に対してあまりにも辛い仕打ちだ。
少年と帰還出来たジョーイは何とも幸運だったんだな。
ハッピーエンドだけど、犠牲になった大半の馬を想うと胸が苦しい。
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戦争に駆り出された馬の目線で語られる戦時下の日々。平穏な日に救われてほっとした後に過酷な状況に落とされ、読んでいても心が振り回されました。軍馬がこのように扱われていたことを初めて知り、異国の地で馬も人も故郷に帰ることを願いながら死んでいったことが本当にやるせない。