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児童書ですが、十分大人でも自分の考え方を見直すきっかけんいなると思う一冊でした。なかなか継続をするというのは、難しいですね。精神力・体力を継続し、瞬発力も必要・・・か
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私は将棋のことはあまり詳しくありません。でも、この本で、将棋の世界に「閉じている」のではなく世の中に「開いている」、羽生さんがいるならば将棋の未来はきっと明るい、そんな気持ちになりました。
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2012年9冊目。
125頁。
三省堂神保町店で購入。
≪本文引用≫
p.42
私の場合、集中するために、対局前は必ず頭を休ませます。人によっては、将棋の研究をして将棋づけになっている人もいますが、私は頭の中を空っぽにし、ボーッとできる空白の時間をつくるように心掛けています。
p.47
将棋に限らず勉強でもスポーツでも仕事でも、大切なことは「継続すること」だと思っています。
p.60
米長先生は「釣った鯛」にたとえてこんな話をしてくださいました。
「目の前においてじっと見ていても、すぐには何も変わらない。だから大事にもってようとするでしょう。だけど、そのうち間違いなく腐ってしまう。どうしして腐るかというと、ときが経つからです。ときが経つと、状況も変わってしまう。今は最善だけれど、それは今の時点の最善であって、今はすでに過去なのです」
p.119
膨大な情報から自分に役立つ、あるいは必要な情報を得るには、「選ぶ」より、むしろ「いかに捨てるか」のほうが、重要だろうと思います。
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ヤングアダルト向けの本だけど、中身は大人でも楽しめる良本。羽生さんへの個人的な感想では、感情は殺さずに受け入れてどう処理するかを決めるというプロットの部分、しかも対局中に。試験中に緊張したら、まず自分は今緊張してるなと受け入れて、その中で次どうするかを考えろと言っていた予備校の師を思い出した。客観視する力を育成しろ!
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ページ数が少なく(125p)、文字も大きいので読みごたえがないかと思っていたけれど意外に満足の内容でした。「データ化された棋譜に現れていない部分にこそ、重要な意味が隠れている」、「膨大な情報から自分に役立つ、あるいは必要な情報を得るには、『選ぶ』より、むしろ『いかに捨てるか』のほうが、重要」など将棋の世界以外でも応用できるような名言多数。
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将棋の羽生善治さんの著書。
字が大きくて行間も大きいので、すぐに読めます。
通読してみても、そうなんやーって感じ。
この人の本はおもしろそうなので、また他の著書も読んで、味わってみたいです。
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「継続は力なり」「好きこそものの上手なれ」を地でいくお方。もちろんそんな単純な事ばかりでないことは分かっていますが、飄々としている姿はそう思わせます。なにか新しいことをやってくれそうな予感。
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【本からの抜粋】
・ いくら考えても将棋のコツがわからなかった。
コツをつかんで好きになることがありますが、
私はその逆で、
いくらやってもわからないことに魅力を感じました。
大人になってもいまだにそれがつかめなくて、
だからずっと夢中でいられるのだと思います。
・ 集中をたとえると、
海の中に潜水していく感覚と似ています。
少しずつ少しずつ、深いところへ潜水し、
やがてまわりの音も
一切聞こえなくなっていくような感じです。
・ パッとひらめくこと、
たくさん手が読めることはひとつの才能ですが、
地道に、着実に、
一歩一歩前へ進み続けられることは、
何よりの才能ではないかと思います。
・ そこそこの平均点は、無難に収まることを、
頭は自然に覚えてしまっています。
しかし今までと変わりのないことをやっていたら、
あまり意味がないし、勝ちもないでしょう。
たとえ結果がついてこなくても、
自分なりの発見や、得るものがあれば、
それは自分が充実することであり、
とてもうれしいことです。
・ 目的を達成するためということで、
なんでも合理的に割り切って無駄を省き、
徹底してやるやり方が必ずしも一番いい方法ではない、
と私は思っています。
「感想」
羽生さんの強さの原点が、読みやすい、かつ、解りやすく
書いてあった。凡人である私は、さらに努力をするという意識を
持とう、 というのも「集中」のことでも、
そこまでの「集中」を私はまだしたことがないからだ。
そういった感覚も含めて、 色々体感し、生きていることを
楽しみたい。
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予想していたより子ども向けの本だった。
でも、継続することの難しさと大切さを思い知った。
そう、何よりも継続することが難しい。
そしてもう1つ。集中することも難しい。
羽生さんのように頭を真っ白にするだとか自分が
集中できる仕組みを作ることが大切だと思った。
『集中すること』『継続すること』
心がけていこう。
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NHKの番組を単行本化したもの。
将棋との出会いから、現在までを語っています。
なんとなく相手の攻めどころがわかるそうです。
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活字が大きめで、行間が広く、ふりがなが多い、という
のは小学生にも読めるようにとの配慮かな。
羽生善治さんのことは将棋の天才ということしか知らなかったので、この本ではじめていくつか知りました。
始めは将棋が弱くて、将棋がよくわからなかったなんて。
そして、わからなさが魅力で夢中になったというエピソードがすてき。その後も「続けること」をモットーとされているという姿勢に感銘を受けました。
天才なんてカンタンに表してはいけませんね。
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平成8年(1996年)25歳で前人未到の七冠(竜王、名人、棋聖、王位、王座、棋王、王将)を制覇した羽生善治さんの「才能とは続けられること」、2012.2発行。羽生さん、すごいですね! 2015年、44歳の現在も四冠(名人、棋聖、王位、王座)を保持されています。残りのタイトルは、渡辺明竜王・棋王と郷田真隆王将です。「継続は力なり」ですね!到達点の高低はあるでしょうけど、何事でも継続すれば、必ず何かを掴むことができますよね(^-^)
退職してからは入ってくる情報が少なくなりました。自らアンテナを絞っていることも大きいとは思いますが。沢山の情報の渦の中で暮らしている羽生善治さん、情報は「選ぶ」より「捨てる」ほうが難しいと。「才能とは続けられること 強さの原点」(2012.2)、再読です。小学5年生で二上達也師匠に入門。6年生から3年間、最も将棋に打ち込んだ奨励会(6級で入会、中学3年生で四段)入会同期生(昭和57年組)に、森内俊之、佐藤康光、郷田真隆ら。19歳(1989年)に初タイトル竜王。1996年七冠。2017年永世七冠。
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冒険的な手は本番で使う。
怖くても真剣勝負の時にやらないといけない
待ったが許される状況と
失敗が許されない実戦とでは
やはり同じ思考でも深さが異なってくる(76)
将棋は詰めがとても難しい
ゴルフのパットのようなもの
舞い上がる気持ちや、マイナスの要素、
恐怖の気持ちなどが入り込んでくる
そこで自身をどうコントロールするかが難しい
勝ちだ!という時にこそ慎重に(93)
高飛車、昔は悪い手だった
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羽生さんのインタビューをまとめたもの。7冠達成時の気持ちなどが分かり興味深い。字が大きく読みやすいのは良いが、その分内容は薄くなっている。羽生さん著の決断力のほうがお勧めです。
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まさにこの前に読んだ「グリッド-やり抜く力」を地でいく人であり、「ザギフティッド」の大川翔君さながらの素直さに通じるものがあり、さらには羽生さんの人柄の良さというか実直さが感じられる読みやすい本だった。
それにしても、将棋で抜きん出た羽生さんには特別な能力(記憶力の良さとか頭の回転とか)に加えて、「続ける才能」がある気がしてきた。この本、一見、凡人でも続けるグリッドがあれば大丈夫と慰められるようだが、続ける能力こそが苦しくて険しい道のり。「才能は人並みだが努力すればいいのだ」と言われても、どうやっても極めるまで努力できないのが凡人のサガ。最後にはそこに気づいて愕然とする。
ところで羽生さんの言葉で印象的だったのは「なるべく長く将棋を続けていきたい」という決意。スポーツと比べれば続けやすい競技とは思うものの、一昔前までの、自分のピークが過ぎれば潔く引退という風潮とは打って変わって、好きなものに関わり続ける潔さを感じて素敵だと思った。競馬の騎手然り、野球サッカー選手然り、ひいてはDA PUMPもか!?衰える部分はあっても年齢とともに伸びている部分がどこの世界にもあるのだろうなあ。