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●概要
・人事コンサルによる「給料の仕組み」の研究
・「なぜ給料は仕事の成果で決まらないのか」という疑問を出発点に、「企業格差」「年齢格差」「職種格差」「男女格差」「雇用格差」「官民格差」それぞれの視点で検討を行う。
・ちょっとした読み物、という印象だが、「考えるきっかけ」にはよさげ。
●トピック
(企業格差 大企業と中小企業)
・努力より「就職先選び」の段階で給料は決まる
・なぜ小売業が銀行などの金融業より平均年収が安いのか。
「社員一人あたりの生産性の違い」もあるが、銀行がかつて高収益だったころに形成された、業界ごとの賃金相場が影響している。
(官民格差 公務員の給与)
・公務員の賃金制度は、年功序列型であると同時に、仕事内容による格差が低いことにも特徴があります。 キャリア官僚だからといって、学校給食員や清掃員の何倍もの給料を得られるわけではありません。
●感想
・冷静な分析で好感が持てる。 「官民格差」のテーマを掲げているものの、上の引用のとおり、清掃員などの現業職の給料が高いことを指摘しており、一方でトップ層については「安すぎる」という。
・著者の理想は能力型賃金であるため、完全な年功給の公務員システムのアラが目に付くのだろう。 理想の能力型賃金=職務給を実現するなら、例えば「窓口業務 300万」「高度な窓口業務 400万」「財政計画 800万」「政策立案 800万」とか仕事に値段が付くようになる。 この場合、一方的な配属では不公平になるので、完全フリーエージェント制度を導入して、役所内就活の仕組みを作る必要がある。
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公務員と民間企業、大企業と中小企業、中高年と若手社員、男性と女性、正社員と非正規社員、役職、職種。賃金の実態が明らかに。こういう情報、社会に出てから知っても遅い気がする。少なくとも高校生の大学選びの段階で知っておきたい。
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日本の給料は仕事の成果では決まらない、理不尽のオンパレード。就職先選びで決まる。年々貧乏になっている。
正すためにはまず認識すべし。どこまで共通認識になってるんだろう。
というより、そのうえで行動しているのかも。
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給料が低いのは会社のせいではなく社会が悪い。業種間の差も大きいから、高い給料が欲しいなら転職しなさい。
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従業員の給料格差を分かり易く説明している本。
日本の給料は個人の能力ではなく、業界で決まる事が多い。
高校生に読んで欲しい。
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こういう人は年収高くてこういう人は低いという本
年収ランキングのデータさえあれば誰でも語れるような話が多く面白くなかった。
大企業、年齢、職種、男女、正社員、公務員