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漫画家である著者のエッセイ集。
このオッサンおもしろすぎる。鬱々としていたかと思えば、なんだかエライ前向きだったり・・・不幸話も飯の種にしてしまうあたりは流石ですな。
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新潟県五泉出身 村松高校 和光大学
楽と便利には大きな落とし穴があると警告したいのです。工夫と努力を続けることこそが大切だと。私は、人生の味わいと美しさは楽ばかりしては希薄になるだけで、悩み額に汗してこそ色濃く現れるものだと思っています。また楽と便利はバカほど好きです。だからそこにつけこんで大儲けしている連中の多いこと
つげ義春
吉田聡 湘南暴走族
土田世紀
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大市民シリーズのエッセイ版。
正直いって文章構成などは適当でまさに雑文。「大市民」を愛読していたので、内容はある程度は被っている。
ただ、少し深く書き込めているし、破産寸前まで追い詰められた話は知らなかったし、これは読ませる。
自意識過剰で鬱で偏執だが、だからこそ漫画家でやってこれているんだなあということがよくわかる。
「大市民」では、ホリエモンなどへの悪口雑言が多かったが、文章になると内省的な内容が多くなるのも面白い。
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バブル期の豪邸購入の話が面白い
あがり症で人見知り、外出嫌いで貯金なし
なんで借金があったのだろうと不思議に思っていたら
中ほどでクラシックカー購入三昧
千葉の4億円豪邸(しかも欠陥住宅)の話が出てくる
運動会での失敗の話なんかより、先にこちらを書けばいいのに
漫画界の内幕話も少し
出版社の依頼なしに描くのなら
コンビニ用の廉価版、書き下ろし?
400ページなら頑張って3カ月
500円で3万部売れたとして150万、月収50万
スタッフの給料も満足に払えない
人間くさい物語が消えた漫画。
非日常系のマンガしかヒットしない
手塚治虫と梶原一騎を尊敬、153
ギターと西洋骨董収集
182、借金で銀行との交渉
「お飲み物は何にしますか」という女性行員の質問に
交渉相手の行員が手をヒラヒラ(ジェスチャで不要)
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『週刊新潮』で連載されているのを途中から読み始めて、「最初から、まとめて読みたいなぁ」と思っていました。
人気漫画家の日常、そしてバブルがいかに人を狂わせるのか……よくわかる。共感できる部分も(個人的には)多数。
読み終わった後は、美味しい鮨が食べたくなる……。
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「翔んだカップル」「特命係長只野仁」などの柳沢きみおさん、1948年生まれ「なんだかなァ人生」(2011.12)、半生記を綴った初めてのエッセイだそうです。「ケータイもパソコンも一生持たないと決め、世の流れには背を向けて生きる」が信条とか、かっこいいです(^-^) また、蕎麦は割り箸で食べるとのこだわりをお持ちで、プラスティックの箸が準備されてる駅そばには、割り箸を隠れ持ち込みしてるそうですw。
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連載でも読んだが、単行本も読了。収録順は連載時と同じで、加筆修正もほとんどない模様。
日常から漫画作品のことまで裏話が満載。生い立ちや、父をはじめとした先祖の経歴についてのくだりも興味深い。
気が弱かったり、対人恐怖症だったり、ビールで気を大きくしたり、鼻茸ができたり、右の顎が顎関節症だったり……おれとの共通点が実に多いのに驚く。だからこそ漫画作品をほとんど集めるほどのファンになったのかもしれない。
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気弱で不安や不快や慢性的な鬱に悩まされつつも非常に生産的で豊かな人生を送ってきた、といえるのだろうな。お金あるのはいいことだねえ。才能はすばらしい。しかし健康に気をつけていたのが一番の要因か。