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「帝国」という視点から現代の中東を見る。
オスマン帝国の分割が意図的な線引きであったことが、そもそもの紛争の原因。民族、宗教を鑑みても、再統一、再分割は困難。
その中で「帝国」への回帰が求められる。
帝国としての在り方が、紛争解決へのひとつの手段だということだ。
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世界史の予備知識がなさ過ぎて無理でした。いつの日か再挑戦したい。
…こんなことをいっていると、どんどん世界の流れから立ち遅れていきそうですが。
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「帝国と国民」という単行本を岩波現代文庫版にするにあたって「帝国とナショナリズム」に変えたようだ。どっちでもあまり変わりなさそうだが。
筆者が章立て毎に書いたそれぞれの論文をまとめて一冊にしたものである。部分部分はわかることも書いてあるが、各々の脈絡や関連性をまったく感じられずとにかく読みずらくわかりにくい本だ。帝国、国家、共同体、民族、ナショナリズム、・・・重要な概念ばかりだが、この文章は一読では到底理解できない。歯が立たないというのはこのことか。イスラムのことについては詳しく書いてあるようで、再読のうえ理解にチャレンジしよう。