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この人の作品には、ミステリより冒険活劇のテイストに重きを置くことを求めてるので、大変楽しませていただきました。
『探偵vs伝説の犯罪者』というロマンチックな設定に胸躍りますね。
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戦前に船から消えた謎の人形とそっくりな女性を目撃したという男性・田村。踊る黒人のの謎。荒城が相談を受けた翌日殺害された田村氏。田村氏の友人・川崎の元に届けられた「夜叉姫」の予告状。豪華客船「エリス号」へ。
エリス号で起きる熊本杉子の宝石盗難事件。猫にかくされた秘密。殺害された荒城の幼馴染・雪子。氷詰めの若井氏と慎一郎の遺体。連続する爆発事件。荒城の遺体。真野原参戦。暗号にかくされた秘宝の謎。
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シリーズ2作目。
タイプの違う二人の探偵。善良でちょっと抜けてる助手兼記録係。そして、天才的な犯罪者。 夜叉姫登場の本作は期待通り面白かったです。
トリック的には意表をついた感はなく、怪しい人は怪しい。ただ、話の流れだとか、動機、背景だとか全体に漂うなんとも言えないレトロ感はホントに好み。 行動派の荒城と頭脳派の真野原、二人の探偵のお蔭でストーリーも一本調子にならず変化があって面白い。それになんだかんだ言いつつ、お互いの能力を買っていて信頼している様子がまたいい。荒城の気障で責任感の強い所も真野原のおちゃめで人を食ったような受け答えもたまらない。 次回作(3作目は既読なので4作目を)期待してます。
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大冒険シリーズ第二作目
ややはりこの作者は読みやすいし面白い。
ミステリなのでもちろん不可解な殺し方だったりがでてくるのですが、謎解きなんかのミステリ要素よりは、冒険活劇としての色合いの方が強いのでそういうのが好みの人にはおすすめ。
後半は特にハラハラする展開です。
それとやはり探偵が二人ってのも珍しくてやっぱり好き。
どっちかがないがしろになることなく、お互いに違うタイプの魅力があるのでどっちが出張ってても面白い。
なんだかんだで仲良いし信頼してる関係がいい。
あとは、今回出てきた夜叉姫が今後どう絡んでくるのかが楽しみ。
江戸川乱歩のような昭和感漂う名探偵vs怪人てのが好物の私にはたまらない。