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楠木統十郎の災難な日々 2 史上最悪のバカンス みんなのレビュー
- 南井 大介 (著)
- 税込価格:715円(6pt)
- 出版社:アスキー・メディアワークス
- 取扱開始日:2012/03/29
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文庫
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紙の本
バカンスのち戦場
2015/09/10 14:56
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
受験生の楠木統十郎は、2ヶ月前に相馬優希と相馬和希の双子と共に、アノマリーという超常現象を処理する戦いに巻き込まれ、ネコ耳ロリの手によってエージェントに仕立て上げられてしまった。それから2ヶ月、時空間の操作が出来るのを良いことに、ネコ耳ロリは統十郎を様々な並行世界に叩き込み、エージェントとしてこき使い続けていた。
そして夏休み。そんな悪魔の様なネコ耳ロリが、統十郎をバカンスに連れて行ってくれるなどと言いだす。罠の気配は濃厚なのだが、逆らうことも出来ず、優希と和希を連れて浜辺のバカンスへと繰り出すことになった。しかし案の定、夜に訪れた祭の会場で発生したクロストークという時空災害の解決に乗り出させられることとなってしまう。
平和な町を舞台に巻き起こる、怪物と未来戦士の大銃撃戦。どちらも、普通の住民である真庭涼や真庭夕海、仙石静江の様な存在の犠牲を考慮することなく、効率的な解決を目指して虐殺が行われる。
解決すれば一夜の悪夢として元通りになるとはいえ、何の罪もない人間が無意味に虐殺される光景には、無関心ではいられない。二度目の経験である優希と和希だけでなく、二ヶ月の経験を経た統十郎ですら、何とかするために動き出したいと感じてしまう。その過程で、ちょっと前の仕事で知り合ったエルフの女騎士ファトマ・クリシュナが登場したりして…。
完全に巻き込まれた普通の高校生の視点で進むパニックものと、その事態を解決するために武力行使をするアクションものと、二つの軸で物語は進められる。その物語が合流する時、統十郎は大変気分の悪い思いをすることになる訳だが…。
全く描かれたことのないエピソードを背景に登場するファトマの場違いっぷりがちょっと面白い。
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