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英国で誕生した鉄道が世界各国津々浦々まで拡がっていく様に、その国の事情だったり、個性が表れていてとてもおもろい。
標準軌を採用せず、国を超えた鉄道網を築こうとしなかったロシア、
分裂した国をひとつにまとめようとしたドイツ、
自由放任主義を貫いた結果、同じ区間を複数の路線が競合するという無駄(とは一概に言えんのかも)を生じたイギリスとか。
鉄道で街と街が物理的に繋がりだしたときの感動ってどんなもんやったろうと妄想するととても楽しい。
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アメリカの南北戦争でなぜ北部が買ったのか。ヨーロッパでドイツが急激な発展を遂げたのか。こうした歴史の背景を鉄道という観点から読み解く本。
鉄道を建設することによって人や物の移動が可能になったというのは教科書に書かれた内容だが、当時鉄道の建設費が数年で回収できるという状況であったことは驚く。それほど鉄道というものは利用され、国を発展させることに役立ったのである。そんな鉄道が作った歴史上の裏話を世界から集めたという本とも言える。
鉄道ファンでなくても、歴史に興味のある方にはお勧め。
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欧米のみならず、インド、南米、中国、日本などのマイナーな地域についても記載があり、なかなか内容も正確で、網羅性という点で非常に貴重な書物であると感じる。
それぞれの地域で鉄道が導入された背景、その社会的、経済的な影響が深く掘り下げられていて、鉄道にそれほど興味のない人でも楽しめる内容になっている。
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世界各地、ヨーロッパから日本、アフリカや南米まで、世界の鉄道網の成立の歴史を網羅していて、わかりやすい一冊です
鉄道の歴史に興味がある人はぜひご一読を