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50代の夫婦が、夫の母とワンコと一緒に、マンション29階の3LDKから、仕事場を兼ねた築50年の一軒家に「住み直す」状況を、淡々と記録した本。
この淡々とした記録っていうのがいいのかも。押し付けがましくなくて。
引越しというよりは、生き方を変えるに近いので、「住み直す」と表現されているみたいです。
確かに、いま持っているものを1/5に減らすって大変だと思う。とくに食器にはこだわってるお家だったみたいなので、処分する際にはいろんな思いが交錯したと思う。でもそれもさらっと書いてあるんだよね。
住み直してからも、思ってもいなかった状況がでてきたり、もやもや悩みながらいまだ途中ですって感じ。
ああ、こういう暮らし方もあるんだなあと感じられます。私はこういう暮らし方はできないけど、自分なりに気持ちいいなあと思える暮らし方をみつけていけばいいんだなあと思う。
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夫と義母と快適に暮らしていた便利な高層マンション。しかし仕事が多忙になり、年老いた義母がひとりでいる時間が多くなったことを危惧して、思い切って仕事場に移り住むことに。生活空間は半分以下、職場と自宅が一緒になる、など生活そのものが大きく変化した。
夫婦でよく話し合い、愛着ある物も含めて持ち物を厳選して減らし、つねに「家族が心地よく暮らすために」を考えながら試行錯誤して暮らしを組み立て直す過程が丁寧に描かれている。
表紙に書いてあるとおり「この先に向かうために」の物と暮らし方の整理整頓。そして常に愉しさを忘れないように、おしゃれで明るいお義母さんの姿にも感銘を受けた。
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写真も多くて、読みやすい
ハウ通本にもなるし、エッセイみたいにもなっているし。
とてもいい感じに、住み直しの極意が伝わってくる。
お年寄りが住み慣れた家を出てく住み直すのは難しいのだが
それを乗り越える知恵が伝わる。
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義母と夫と犬の快適マンション暮しから、京都市内の仕事場に移住するその住み直し。空間が狭くなるゆえの様々な工夫は、それ自体「生きる姿勢」を問うことになる。仕事場という空間に暮らすことの様々な軋轢もある。これをひとつひとつ解消していくことが、生きることにつながっていく。すべてに快適はない。工夫と試行錯誤のはてにつかむみんなの幸せな暮し方。
私も現在、小さく暮らすことに挑戦中。参考になった。
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若い今のうちから、1つ1つものを大切にする、人を大切にする、こんな風に生活していけたらいいなぁと思った。
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職場から遠く、寝に帰るだけになってしまった広くて快適な家より、狭くて古い職場の二階で家族と共に過ごす時間を選んだ井上さん。
先に「シンプルライフ」という形を目指したのでなく、自分たちが暮らしていくうえで何が一番大切かを考え、出た答えに沿って進んだら「シンプルライフ」になったということ。
人生の中間点にさしかかり、モノとの付き合い方を見直し始めた私にとって、井上さんの考え方、モノの生かし方、手放し方は非常に参考になった。
とても好きなタイプの本です。
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自分の住む家についてどうすれば生きやすく過ごしやすいのか、一生懸命工夫したりすることの大切さが書かれています。家族と住む上でのお互いの距離などの調整など、著者と旦那さんと義理の母と住んでいくことを真正面から取り組んでいます。家族のためになにができるのか、自分のために何が出来るのか、考えさせられました。
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3LDK(約80m2)の高層マンションでの生活から、町工場の敷地内の築50年の職住一体の生活・・・生活の場は約35m2、の二間暮らし・・・へ。夫婦だけのプライベートな場所は一部屋だけ。
居住空間を大幅に減らしながらも「住みかえ」じゃなくて「住み直す」姿はスゴイです。
収納段ボールの作り方とかは、カラーコピーして保存してあります。
(時間を見つけて作ってみようと思っています)
これは一読の価値あり。
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最新式で好きなものにかこまれた環境のマンションから、設備も旧式で仕事場と一緒となる古い借家ぐらしへ。グラフィック工芸家の井上由季子さんご家族の「住み直し」記録。
写真やメモもふんだんに、そして第三者が語りとなっている点がよかったと思う。
何が本当に大切なのか、決断と修正は素早く、でも焦らずゆっくりと。誰ひとり暮らしは同じではないから、同じ住み直しかたはできない。
それでも読んでよかったと思う。
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住むということ、家族と一緒に生きるということを、この一冊でいろいろと考えた。そのときはベストとおもっても、そうではないこともあり、少しずつ頭をやわらかくして考え直すことも大事だなあと思った。ダンシャリ系のお片づけ本かとおもっていたら、違った。すごく面白かった。
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これから先、引越の度に目を通したい本。
便利な高層マンションから職場を兼ねた古民家(?)に移り住んだ一家。
工夫次第で素敵に暮らせるんだなって思った。
「片づけ」「収納」を目的にすると、なんかどうも味気ない?
けど、「狭い家で心地よく暮らす」を目的にすると、こんなにもお洒落っぽくなるのか!!と目からうろこ。。
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50代の夫婦とその母が駅前の高層マンションから店付きの古い長屋に引っ越す詳細を語った本。50歳にもなると「自分」にとって必要なもの、大切なものはかなり限定できて、すっきり暮らせるのかな、と羨ましく読む。子育て中にはなかなか難しいなあ。
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さらさら読めました。
50代、子供なし、自営業の夫婦が80代の母と長く時間を過ごすために、仕事場の二階に住居を移す話。荷物をしぼって、収納を工夫して、家族が楽しく心地よく暮らせるよう、家を整えていく。
自分とは年代が違うのだけど、我が家もそのうち親と暮らさなければと思うので、なるほどと思う部分が沢山。
せまいスペースで物を出しっ放しにせず、しかも楽しい収納の仕方を考えるって素敵だな。
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住まいと家族は表裏一体であることを筆者の家族は体現されています。
でも、なかなか真似は出来そうにないなぁ
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小さいおうちでゆたかなくらしを。
まさに今の自分にぴったりな本でした。
「ものと心の整理整頓、この先に向かうために」
という副題がついているように、新しいおうちへの引っ越しにまつわる本なのですが、「住み直す」といっているのはなぜか。
それは、広々とした高層マンションから、築50年の日本家屋へ、3LDKから8畳と6畳の二間で暮らす生活へと変えるから。
「どこに、どう住むかとともに、生き方そのものを見直し、「この先」を思い描く。これからの時間に向かって、ものごとの優先順位を決め、選択をする。」
これが「住み直す」ということ。
50代を迎えた夫婦のお話なのですが、この本の考え方を参考に、私も「住み直し」。今の家から5平米ほど、小さいおうちに引っ越すのです。
今の家で増やしたものを、処分する時の手間、費用というものに初めて直面し、今まで親戚の仕事の都合上、処分品を自分で取扱い、お金を払う、という経済行為をしてこなかったため、こんなに捨てるということにパワーと、費用がかかるんだなということが身に沁みてわかりました。
文句ない、あこがれの住環境の小さいおうちで、間に合わせの物、実家から持ってきた(渡された)ものと別れて、自分が選んだ大事なもので生きていく。
これからは物を増やすときに、その物の最後まで見越して選ぶことができそうです。