紙の本
筆者の鋭い知性が冴える
2001/11/03 10:13
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投稿者:上善如水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中高生をターゲットに、新聞を読むことを薦める本だが、ひとつの話がコンパクトにまとめられており、語り口もユーモアにあふれていて非常にわかりやすい。また、特筆すべきは筆者の批判眼、洞察力の鋭さ。何気ない文章から隠れた事実を推察したり、論理的破綻を喝破するなど、筆者の知性の高さが伺われる。間違いなく中高生には好影響を与えてくれる本。もちろん大人でも楽しめる。
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[ 内容 ]
「新聞なんてシンキクサイもんな」「テレビニュースで用がたりるよ」などと考える若者たちのために、情報を知らないといかに損をするか、新聞がおもしろくなるガイド、新聞のしくみ、感想文のまとめ方まで親切に手ほどきします。
[ 目次 ]
1 新聞の読みかたガイド
2 あなたに情報は必要ないか
3 新聞記事はおもしろい
4 新聞のしくみ
5 感想文を書くために
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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社会人になるために、大人になるために、新聞を読む習慣をつけよう。
幸いにして、私は小学生から新聞を読む習慣がついていた。まずはマンガとテレビ欄から。次第に一面や社説へ。忙しくなっても、新聞を読まずに家を出るのは気持ち悪いくらい。
今はケータイやスマホでニュースをチェックできるけど、「広く情報を得る」という姿勢を持っているだろうか。知りたいことと、知っておいたほうがいいこと、知らなければならないことは違う。ケータイやスマホは、知りたいことを知るのには、向いているかもしれない。新聞は、知っておいたほうがいいことや知らなければならないことを、手軽に知ることのできるメディアだと思う。
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経済学者である筆者が高校生の年代の人々にむけて書いた、新聞への招待。1992年初版。
第三章「新聞記事はおもしろい」では当時のニュース、コラムが色々と取り上げられており、読んでいて懐かしかった。
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このようなジャンルの本はつまらなくて途中で読むのをやめてしまうが、これは高校生向けで言葉もくだけていて分かりやすかった。
IF I WERE を思い浮かべて新聞を読みたい。
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メディアとしての新聞の価値の再発見に寄与する、90年代に刊行された(やや古めの)本。
例として挙げている新聞が朝日新聞に偏重しているのが気がかり。
朝日新聞グループに”特別な想い”が無いけど気軽に情報収集してみたいな、という人にオススメ。
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春課題で出されたので。 語りかけるような口調で大変読みやすかった。 でも、人の文章にあれこれ言ったり、少し言葉がきつかったりするので、人は選ぶかも。 私は「うわ」と思った側だった。もう読まない。