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100歳で灘校の教壇にたつ伝説の国語教師、橋本先生の著書。
一冊の本を教科書として3年間使用し、そこに出てくる内容を調べさせ、体験し、深く読む力を育てる教育。
いいと思います。
英会話も大事ですが、まずは日本国の言葉、国語力が必要だと思います。
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タイトルに惹かれて読んでみた。
著者は、もうすぐ100歳を迎える元灘校の国語教師である。
スローリーディングを実践し、「銀の匙」を中学3年間を通して学ぶ授業である。
読み終えての感想は、実践的な勉強法は参考にするところはあまりないようい思えたが、これからの人生での学び方や楽しみ方を考えるきっかけになった。
正直、灘校の授業のイメージとはまったく違うないように驚きながらも、大切にしている部分はほかと共通しているところはある、と思える内容であった。
「たくさんの本を読む、そうすれば人生がより深くなる」「書けば書くほど国語の総合力はアップする」という内容は、著者の言葉だからこそ余計に重く感じられる。
子育てにも活用していきたいと思わされる内容であった。
そして、今後の自分にも影響を与えてくれるであろう。
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100歳の教師。
授業のときに教科書を使わず、代わりに銀の匙を使っている。
それを用いて、子どもたちに学び方を教えている。
一回この人の授業を受けてみたいと思った。
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笑われたっていいという気持ちで何にでもトライしてみる。横道にそれた後に本筋に戻ると、本筋はより豊かになる。安心して何でも言えたり書けたりする環境を整える。当たり前だと思われていることに疑問を抱いてみよう。何に対しても疑問を抱いて自分なりに思考してみよう。
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さすが国語の先生。スト―リーがおもしろくて、どんどん読めてしまう。著者自身もよく書けているというのも納得です。自由に仕事をできるのはうらやましいと思うが、それだけ難しいということでもある。学校をすばらしく成長させたのは先生の実力も大きいところだと思うし、読んでいると橋元先生の授業を受けてみたいなと思う。脱線ばかりで、深く深く読む。小さな事をあれこれ考えるというのが、本当の意味でのゆとり教育というのはおもしろい。ある程度詰め込んであげることが生徒の自由にもつながる。大変な思いをしても、学ぶことを苦にしない子供が育つことは本当にすばらしいこと。一生学べる子になる。そういう人が社会を動かし、おもしろい仕事をして、幸せに生きるのではないかな。
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著者の橋本武氏は、灘校の国語教師を84歳で退職するまで50年間つづけ、100歳に手が届く現在も土曜授業を行っている。本書は小説「銀の匙」を灘中の3年間をかけて丁寧に生徒と共に読み解いていく授業経験をベースに、学ぶ楽しさを説く。急いで多読することより、深く広く興味を展開するスローリーディングを薦める。ただ、スローリーディングのHOW-TOを求めた私には少し期待はずれでもあった。
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最近、就学前の自分の子供たちを見てると「あぁ人間て、もともと勉強が好きな生き物なんだなー、何処かの段階で勉強が嫌いになるよう教育されるんだろうなー」なんてしみじみ思ったりしてたもんで、参考になる箇所がとても多かった。ゆとり教育は怠け教育。教養の詰め込み教育は心のゆとりになるって箇所が特に染みた。
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国語の勉強の仕方がやっとわかりました。
子どもの家庭学習の進め方に大変良かったけれど、できれば自分が学生の頃に知りたかったな。
多読と熟読は両輪で、どちらも大切ということ、熟読は興味につられていっぱい脱線して良いんだってことも。
それから、文章を書く力の付け方。
教科書を書き写すのが良いというのは聞いたことがあるけど、なぜそれが良いのかがわかった。
勉強の楽しさがよりわかった本でした。
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2年前に灘中の土曜講座で、100歳を前にした橋本先生が授業をされた。「遊ぶ」は好きだけれど、「学ぶ」は嫌いという生徒(そりゃ灘中にもそういう生徒はいるのでしょう)。「遊ぶように学ぶ」とはどうすればよいのか。「あそぶ」と「まなぶ」という文字を見て気付くことは。どちらも「ぶ」が付く。「ぶ動詞コレクション」この展開がおもしろいのだけれど、その後、どのように発展していくのか。そこが知りたい。橋本先生は3年間かけて「銀の匙」を指導するのと併行して、毎月課題図書を出されていたとか。どんな本が課題で出ていたのだろうか。そこが知りたい。タヒチのヒナノというビール。いずれも日本語のように一語一語母音をともなっている。なぜか。おもしろい。「調べてみてもわからないかもしれない。しかし、わかるかわからないは別にして、そういったことを考えること自体がおもしろい。」「教師の仕事というのは自分の人間性を生徒にぶつけることだ。」なるほど。肝に銘じておきたい。ところで、遠藤周作さんは灘校の出身だそうですが、当時はまだ全国NO.1ではなかったそうです。それどころか、ゲンコか出席簿でゴツンゴツンとされていたのだとか。
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こんな先生になってみたい。
「生まれ変わったときのために授業準備をしている」
すごいとしか言えない…。
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20150213図書館で借りて。
・学びを楽しみとして
・国語力はすべての基本
・とりあえず通読すればその後理解しようとするときに役立つ
・百人一首なども、まず覚えること
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やっぱり教師が人生を賭けて生徒と向き合う姿勢を無くしてしまったら即刻辞めるべきではないでしょうか。っていうのは現実を知らないガキの戯言だよねと悟ってしまうのは容易い。でもやっぱり本音と建前の想像絶する過酷な教育現場のギャップに苦しみ、更には養うべき家族をも抱えているかもしれなくて、遂には心身ともに進退窮まる中で、それでも輝かしい子供達と時間を共に過ごすことに喜びと責任を噛み締めて愚直に耐え忍ぶ姿が現代の教師のあるべき姿ではないでしょうか。良い授業を行うためには圧倒的な学力、軽快な話術はもとより地道な下準備が必須です。橋下武さんから学ぶ重みは教育に人生を全神経を注いだその生き様ではないでしょうか。進路に悩み中で、もし教師になると覚悟を決めたのなら社会の厳しさを知ったようでまだ全然知っていない若き日のこの大義と現実の狭間で戦っていきたい。
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ずっと読んでみたかった橋本先生の本。
一気に読破しました。
時代に合う・合わないの問題は別にして、
教育のあるべき姿だと思いました。
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ヒソカに気になっていた橋本先生の本。とてもライトで3時間ほどで読み終わってしまいましたが、橋本先生の人生観がしっかりと詰まっていて、学びは大きかったです。
教師として並ならぬ努力を続け、その人間性と人生観をぶつけることを人生としてきた方。しかしそれゆえの生きることに対する解放感と脱力感が人間としての厚みを感じさせます。その真剣さと集中の一端を学びたいです。
最後の遠藤周作との対談は私にとってのご褒美でした。内容は特別なものではありませんでしたが、遠藤周作の生きた声が聞こえたようでジーンとしました。灘校がまだ今の様でなかった時、遠藤が通っていた時の恩師が橋本先生だそうで。
15.10.17
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教育の道に進む、という意欲が
この本を読んでとても向上した。
なんとなく表紙が気になって、
学校の図書館で手に取った。
明日が返却日ということで、
まあ、ちょっと読んでみるか、、と
読み出したら止まらない。
橋本先生の考え方は、
長生きし、豊富な経験を経ていること
に基づいたもので
どれもこれも説得力があって、
学ぶことを心の底から楽しんで
生きていることが文章から
いきいきと伝わった。
太字で書かれた文章を追うだけでも、
素敵なものばかりだ