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無印良品の世界戦略について述べられる。基本的に海外に新規出店する際にはあまり人を割かず現地のデベロッパーと交渉することで信頼を築くことに注力する。また、テナントの賃貸料が最終的な損益に多大な影響を与えるため、ショッピングモール等の一等地の二等地(3F等)に出店するという戦略をとっている。無印良品ではシンプルかつ価値ある商品を提供するが、商品開発の際に最近ではtwitterなどのソーシャルメディアを取り入れお客様とのやりとりから新商品を生み出している。アロマスチーマはその最たる例で照明機能や2段階から3段階へとタイマー設定を変更するなどは顧客の声を取り入れたものだ。本書を読んで最も驚いたのは基幹システムを自前で構築したことである。その際には7割ぐらいの出来でよいから迅速に作成することを求めたという。長期的な人材の成長や、開発を進める上での姿勢として参考になる。今後は日本で成功した仕組みを中国に持込み、中国現地の社員が店舗運営する「日本化」やMUJICOM、MUJIBEAUTYなど特定の分野にフォーカスした店舗展開によりブランド価値向上を目指している。今後の無印良品の動向に目が離せない。
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同著者による第2弾。こんなに暴露して良いのか!?と心配になる内容でした。中国を中心とした海外販売戦略、ブランディング戦略、その他もろもろ多岐に渡り、日本企業が海外進出に奮闘する有様を書いた内容は、多くの企業にとっても参考になります。
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1980年 わけあって,安い
物価水準の違いから,日本で定価100円のボールペンを日常的に買える中国人は一握りだ。
ヨーロッパでのキーポイント→家賃をいかに低く抑えるか。→一等立地にある商業施設の二等立地
都市部に浸透→ブランドイメージ
有望視するのがインドネシア
インド→ザラの売り上げが高い→中国に似たマーケット
中国の小売業界が本音のマーケットを見る→香港の○○店のようにしてほしい。
条件を出して2回目の交渉で決定→時間の節約,条件は変えないとの評判
会計制度の違い→共通のシステム困難
日本では,ファミマ向け以外は一括で管理
コンセプトやわけ→理解してもらう。
ムジグラム→13冊,1780ページ☆社長が作ったマニュアル
中国→お客と販売店は対等という意識
中国→国土広い→物流を制する者が市場を制する。
消費者は商品を買うだけでなく,ライフスタイルを手に入れる。
2000年度 経常減益→V字回復へ
見えて,計れて,手が打てて
商品なアイディアをネットで募集
ワールドムジ ファウンドムジ
出店基準表
西友→リストラ→優秀な人から辞めていった。
科学的・合理的にする→まず,見える化
まず実行→多少の戦略ミス→実行力があれば勝ちぬける。
デスク,書類の片付け→毎月第3水曜→整理整頓の日
共通文書
社内情報システム→店舗,業務畑出身者が作成→各自が勉強し,技術教育
アロマディフィーザー
ファウンド無地 青山
平成26年(2014年)7月11日(金)午後6時30分~8時30分 水戸夕学講座
シンプルな仕組みが会社を変え,人を育てる
百貨店のクオリティを7割の値段で
①素材の見直し②工程の見直し(割れシイタケ→それで料理は十分)③包装の簡素化
お皿→食器,物入れ,灰皿
セゾンの堤さん→優秀なクリエーターが取り巻いていた。
製造小売業(SPA)→500円で作り1000円で売る→高収益,ハイリスクハイリターン
2000年株価(17350円→2750円)→会社の価値消滅
若い社員でも億万長者であった→株価下落
ファッション→西友=ダサい
2002年1月雪○○品の牛肉偽装→無地も7回の新聞謹告掲載
不振店対策→難しい→出店で失敗している店
ムジグラム①売り場に立つ前に②店内業務(レジ)③店内業務(承り)④配送・自転車⑤売り場作り⑥商品管理⑦後方業務・経理⑧労務管理⑨危機管理⑩出店基準⑪店舗マネジメント⑫ファイリング⑬販売スタッフTS
海外展開→出店する時,H&M,ZARAを確認
日本病→日本の常識は世界では通じず
右か左かの岐路に立ったときは難しい方を選択→困難な選択肢に真理が多い
謙虚,臆病,危機感→今は絶好調でも変わるかも。状況を謙虚に見て見逃さないように。
TOEIC950点→集中して自分のものにする。
誠意は伝わる(自転車事故の補償→社長就任後の株主総会で再会)
人は少ない方がよい→人の回し方は無限の知恵を生む。
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MUJIのプロダクトは「日本の生活美学」である、という視点はとてもしっくりきた。生活美学だからこそ、グローバル展開におけるローカライズも(ほぼ)しなくて良いということなんだな。