紙の本
淡い色使いの
2016/02/14 09:37
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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
きれいな絵柄に心惹かれました。
作者の自然へ向ける優しい目線が伝わってきて、私も散歩中や庭にコロボックルがいないかなぁーとついつい探してしまいそうになりました。
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コロボックルの語り部から聞き出したという形で、
コロボックルに昔から伝わる物語を再話した「第一巻以前の話」。
上代の国造りの神話から、中古の伝説・昔話(おなじみの一寸法師や桃太郎も登場)、中世近世の歴史的伝記的なものまで、コロボックル的視点からの日本文学パロディ短篇集。
最後に「コロボックル余話」として、これまでの読者からの手紙にも答える形で登場人物たちのその後やコロボックルの衣食住などについて書かれている。読者からの質問というのがまた想像力に富んでいて(たとえば「コロボックルの目が人間より優れているとしたら、彼らの天文学はとても進んでいたのではないか」とか)、これもコロボックル物語が完成した一つの世界だからこそ、と感心した。
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コロボックルの世界に伝わるむかし話やおとぎ話
桃太郎や一寸法師、大国主命などがコロボックルの世界では、別の形で伝わっていた。
コロボックルのやさしさ、勇敢さ、好奇心などが心をなごませる。
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小学生以来の読み返しに懐かしさと新鮮さが同居する気持ちで一気に読みました。「誰も知らない小さな国」以降の続編がこんなにもあったのは驚きです。根強いコロボックルファンが多いのでしょうね。振り返ると私のファンタジー好きの原点はこの作品だったのかも…です。
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コロボックル 260万部だって。
大好きなシリーズです。
「小さな人のむかしの話」の表題を変えたものらしい。
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一連のコロボックルシリーズは一旦閉じたけれど、もう少し彼らのことを知りたいと思う気持ちに応える番外編。私たちの歴史とともにあるコロボックルたちを感じられて、楽しい気持ちになる。
上橋菜穂子さんの解説がさすが。
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「だれも知らない小さな国」を読んだとき、ぜったいに自分の身の回りにもコロボックルがいるはずだ、と思い、いつか目の前に出てきてくれないだろうかと願っていたものでした。コロボックル通信に憧れて、家族だけに向けて新聞を書いてみたり(3号くらいでやめちゃいましたけど)、引き出しの中を整理してみたり、コロボックルに思いを馳せながら一人遊びをずいぶんしたものです。コロボックルの物語の「むかし話」。歴史が追える、その構成が嬉しかったです。
またいつか、「今のコロボックルのお話」が語られる日を楽しみにしたいと思います。
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子供のときに大好きだったコロボックルのお話。お話の前後に、佐藤さとるさんによる、続編が読みたい!という読者の要望に応えられないワケと、代わりにこのコロボックル社会に伝わる民話の類を集めたものを書くにいたったワケ、また書き終わっての総括が、読者へのメッセージとして付いていました。なるほどなぁ、と思いながら、それでも続編が読みたいなぁとも思いながら、とても楽しく読了。コロボックルの長老ツムじいによる覚書まで付いていて、お得な気分。村上勉さんの素敵な挿絵もたくさん入っていました。あっという間に読み終わってしまいましたが、初めて読んだときのワクワクした気持ちを思い出し、改めて『誰も知らない小さな国』から、読み返したい!と思いました。一年前に、有川浩さんがコロボックルシリーズを引き継いで新作を書く、ということがニュースになっていたのを初めて知り、期待が半分、不安が半分です。
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コロボックルに伝わる歴史や古い話を集めたもの。陰にはツムジィとせいたかさんの努力があったことが伝わってくる。でもこれを読むと、コロボックルがなぜ人にこうも慎重になるのか、今のコロボックルを築いたものが垣間見えるようで面白かった。
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コロボックルの社会に残っていた昔話。集めたのはツムジイ。本に書いたのは佐藤さん。ホントはそうだったかも♪ と思えてしまうのが楽しい。①から⑥まで、複数のあとがきと本当にコロボックルを好きな人たちの解説まですーっと読んだ。子供時代に読んでいたらどんなにワクワクしただろうとチョッピリ残念。でも「今」初めて出会ったワクワクも嬉しい。
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ついに佐藤さん版が最終巻でした。コロボックルの昔のお話でしたが、本編での掟の謎が明かされたり一寸法師を思わせるお話があったりと楽しかったです。
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いやあ、懐かしいなあ。
久しぶりに読むコロボックル達のお話は、なんだか懐かしすぎて涙が出そうだよ。
つい先日、作者の佐藤さとるさんの訃報が届いたけど、それで買ったわけではなく、実はずっと積読本になっていた一冊。
読むきっかけはやっぱりその知らせだけど。
遥か昔、若かりし頃に読んだ第一巻『だれも知らない小さな国』は、まさに日本のファンタジーの始まりのような物語。
今でもコロボックル達が背高さんに初めて姿を見せる場面はソラで話せる。
そんな思い入れのある物語の本巻は、いわば番外編。
コロボックルたちの神話や昔話集だ。
人の世界で語り継がれているお話が、彼らの側から描かれるのが新鮮。
いろんな楽しい話があるけど、個人的には解説の上橋菜穂子さんと同様に、コロボックル版一寸法師の話が一番印象的。
ラストのそうきたか感はとても気持ち良い。
実は5巻目をまだ読んでないはずなので、そのうちきっと読みたいと思う。
ちなみに最近有川浩さんが佐藤さんに代わって続編を書いているけど、どんな出来なのかしら?
そちらもいつか読んでみたい。
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あっという間に読んでしまうなあ。
虫づくし、が可愛かった。
コロボックルは本当に賢く、心豊かで正しさを知っている。
奇跡の人々なのだなあ。
本書はとりわけ、挿し絵が素敵でした。
良いシリーズを有難うございます、という気持ち。
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佐藤さとるさんの書いたコロボックルシリーズ最終巻。
ツムジイが調べたコロボックルの昔話やおとぎ話。
素敵な挿絵とほんわかと優しい世界。
「第4話 虫づくし」の「ジバチと赤ん坊」の話が一番好き。
ジバチの巣に迷い込んだコロボックルの赤ん坊を、蜂が冬の間養ってくれてた話。
自分とは違うものに優しくできるって素晴らしい。