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こんな仕事があるのかぁ。。。日本全国を飛びまわって、傷ついた桜の手当てをしたり新種を探す、桜守。
桜守は桜を、手塩にかけて守る。けれども構いすぎてもよくない。春夏秋冬、こまめに、丁寧に桜の世話をする桜守についての写真絵本。触診、聴診器を使っての診察。聴診器を桜の幹にあてると、ズーッズーッと音がするらしい。桜守の七つ道具(14つだけど)など載っていて面白い。
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一般的に桜を眺めるのは、4月の開花前後だけ。
しかし、桜守はみんなが桜を見ない時期に、桜を来年も花を咲かせるために守っているのだ。
桜の花が散ったあと、桜の木に害虫がいれば駆除し、新種の桜が発見されればその地に出向き調査し、桜の実から種を取出し種まきして苗を育てる。
桜守がいるから、私たちは桜を楽しむことができるのだ。
絵本だけど、とても勉強になる本だった。
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佐野藤右衛門さんは、傷ついた桜の木の手当てや新しい桜の品種をみつけるため、日本全国を飛び回っている「 桜守 」です。桜を守り、育て、絶えさせないよう継いでゆくこと・・・桜への深い愛情が伝わってきます。これからの季節、お花見をする前に、このお話を読んでみませんか?
広報いわみざわ(2012年5月)
わくわく図書館「この1冊読んでみませんか」より引用。
http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/
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春は、桜の花見が楽しみな季節ですね。
それでは、みなさんは夏や秋の桜をみたことがありますか?
桜は、人が見守り、手を差し伸べなければ弱ってしまう植物です。
この本は、京都の植藤造園十六代目、佐野藤右衛門さんが地元言葉で語ってくれる「桜守」という仕事の話です。
桜も人間のように、触診したり、聴診器をあてたり、注射をさしたりするそうです。春に見事な桜の花が見られるのは、桜守の人たちが一年をかけて「守り」をしているからなんですね。
桜は、今わかっているだけで300種類以上もあるといいます。この本にも、いくつか種類が紹介されていますが、みなさんはどの桜が好きですか?
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美しく見事な桜
守り(もり)をする藤右衛門さんの愛情がひしひしと伝わってくる
私の知らなかった、桜の1年…もっと知りたいと思った。
また、藤右衛門さんの京言葉も心地よい
木がおちつくまで30年 かぁ
人間は…30年までは、ばたばた不安定でもいいのだろうか…
夏の、祇園枝垂桜の写真がお気に入り☆
緑の桜とか、ボタンのように大きな桜初めて見た!!!!!
自然の中の”色の濃さ”を感じた1冊
カバーの、瀬戸内寂聴さんの言葉もすごく素敵!
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もうすぐ桜の季節ですね。佐野藤右衛門さんは祖父の代から桜守をはじめた京都の植木屋の十六代目です。
「桜は守りをせなあきませんのや」
藤右衛門さんは語ります。どんな名木でも年に何度も見回ってお世話して満開に導くのが桜守の仕事だと。
「保護するわけやない。ちょっと手をそえてやるぐらいがええんですわ」と家族をみるのと同じような優しいまなざしで見守っています。桜が咲くのは1年のうちでもほんの一瞬。桜守の仕事を知れば今年の桜は一段と美しく感じられます!
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何代も昔から
受け継がれてきている仕事です
すぐには、結果は見えなくても
桜の声が聞こえるんでしょうね
素晴らしい仕事です
種から育つ桜は、3種類だけ
山桜、大島桜、彼岸桜・・・
染井吉野は、もともと一本の木だったって
聞いたことあるけど
他の桜もそうなのかな?
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日本全国をとびまわり、傷ついた桜の手当をし、新種を探す佐野さんは「桜守」と呼ばれている。
その仕事ぶりは、愛に満ちていて素晴らしい。
これを読んでお花見をすると、また違った春がむかえられるかも。
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柔らかい口調が温かい。桜への愛情がじんわり伝わってくる。
種からも育てるというのは、驚いた。
そうか、接ぎ木だけじゃない、自然の桜も栽培するんだなあ。
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日本中の桜が、桜守のおかげで守られている。
佐野さんの言葉
「桜をみるんやったら、じぶんが好きな桜を1本だけ決めて、1年をとおしてみていってほしいんです。そうすることで、人も自然を感じることができる。きっと桜もよろこぶと思いますわ。」
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「桜は、かならず下を向いて咲きます。他の花は太陽に向かって咲くのに、桜は下を向く。それだけ人を包み込んでるのやと思います。」
「桜は守りわしないといけない木なんです。手入れではありません。」
ほんの数日愛でる桜の花も、守ってくれるひとがいてこそ。
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桜のことを愛おしく書いた植木職人の本。
と決めつけてもいいかな。
ヤマザクラの幹は横に裂け目が、ヒガンザクラの幹は縦に割れている。
そんなことを教えてくれた。
桜についた虫の処理とか、病気の葉の処理とかも知りたかった。
岡田 達信
新・絵本はこころの処方箋 絵本セラピーってなんだろう?
の紹介本の中にあった本。
でも絵本でない。
でも読んで良かった。
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桜を育てるということは、見守ること、適切な所で手助けをすること、それは保護ではなくちょっと手を添えてやるということ。家族をみるのとおんなじです。。
簡単なようで、難しいことですよね。
一本の桜を一年通してみてようと思った。
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最近ソメイヨシノの老齢化が社会問題になっていますよね。
伐採に心を痛めていますが、一方で桜を見守りながら育てている著者のような方もいらっしゃると知り、少し明るい気持ちになりました。
ソメイヨシノは種では育たず、世の中のソメイヨシノはすべて同じ個体のクローンから出来ていると聞いたことがありましたが、本書で初めて接ぎ木の仕方を知りました。
こんなに手間がかかっていただなんて・・・
私も、お気に入りの桜を自分で育てているつもりで四季折々見守っていこうと思います。
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桜を「守り」するのがわたしの仕事。桜の声を毎日きいて、光、土、水、鳥、まわりの木に気をつけて、手塩にかける。かまいすぎてもだめ。大切なのは、見守ること。
(『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より)