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うちの母もこの母に似たところがあります。私は今でもつい母の顔色を伺ってしまう。まだ呪縛から解き放たれていないのです。母のことはもう忘れていいですか?
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毒親に育てられた娘の立場から、幼少期から結婚した約30年間に渡る葛藤をオールマンガで紹介。
毒親とは何か、など専門的立場からの解説はなくひたすらエッセイ形式で事実の列挙で述べられているので、とっつきやすい。
毒親の概念を視覚的に理解できる内容。
筆者はかなり自己愛と保身でいっぱいの毒母に育てられ、現実はかなり重いのだろうが、エッセイ形式で終始しているためか、これまでの毒親本にありがちな重さや読み終えた後の後味の悪さがないのは救われる。
そもそもは毒母を持つ立場で読み始めたはずが、実は登場する毒親と自分がかぶる部分が多少あり、読み進めるうちに、母対私ではなく、私対息子という前提で、息子の気持ちの理解に役立つと本となった。
読んでよかったと思っている。
しいて言えば、全て筆者の側からの発信で、毒親である筆者の母の側からの心境などは筆者の憶測のレベルで終わっているので、何故毒親になるのか等の理解を深めるには参考にならない。
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子供を過剰にコントロールし、人格的に問題のある両親から距離を取ることを学び、ようやく心の平穏を得た著者。
ストーリーとしては単調なので面白いとは思えなかった。
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ずっと読んでみたかった本。もちろん全てじゃないけれど思い当たる節もあって、体が震えた。出産前に読めてよかった。
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一見仲が良い、でも実は複雑な母娘関係、いわゆる毒母との関係を、マンガにして誰にでも読みやすくしている点では良い。マンガでマイルドになっているものの、著者の実体験は読んでて結構辛い。
残念だったのは、これに関する処置を、もう少し踏み込んで欲しかったということ。単に関係を切るだけではなく、自己肯定感の回復の仕方だったり、どうしてこのようになってしまったかということの、心理学的なアプローチなども入れてくれたら、もっと多くの人にとって助けになる毒母本になったのではないだろうか。
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読んでいてしんどくなりました。これが実話とは…想像しただけでゾッとします。20年以上も母に精神的に縛られ続けてた筆者に同情します。でも精神的に縛ってくるダメ男に引っかかっちゃうあたり、母親の影響でそういう人を引き寄せてしまっているのでは?と思いました。
自分に娘ができたら、この母のようになってしまう可能性も全くないとは言えないな、と思いました。娘と母の関係、なかなか難しいです。
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夫の両親が毒母・毒父なので、参考に読んでみることにした。読んでみて「ここまで義両親はひどくないな」と思ったが、客観的に分析してみると、似たようなものだった。いやそれ以上かも。子どもを支配したがる本質は一緒だった。そして親は「子どもを支配して何が悪い?」と思っていること。彼らは支配していることを「幸せを願っている」と変換している。よくもまあ自分のエゴを子どもに押し付けるもんだ。夫は結婚後、作者のようにかなり情緒不安定だった。庇護がなくなり不安だったようだ。
今、幸せではない・・・と悩んでいる人は是非読んで欲しいと思う。
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絵は上手くない。
話に入っていくのに努力を要した。
特に無言劇のようなコマは寒いし意味が分かりにくい。
内容は凄い。重すぎる。
タイトル遠慮しすぎじゃ無いか?(母がしんどい)
基地外のような母親っていうか、基地外に育てられて(比較対象がないから)それが普通だと思っている作者が気の毒でならない。
カウンセリングでとんでもない親に育てられた、と一刀両断されるシーンはカタルシスがある。
できれば親をスパッと捨てて欲しいが、それはムリなのだろうか。
「あなたのため」という人間は、あなたのことなんか考えていない。
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簡単なイラストなのにすんごく読み応えがあって、すんごくおもしろい。
怒ってる時に自分を分析することとか、他人じゃなくて自分自身の中に100%自分の味方を作ることとか、ためになる。
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いわゆる毒親。過干渉タイプの。
私の親も毒親だが、少しタイプは違うようだ。
自分の親のことについて説明するのが難しいから、理解してほしい人に、「これ読んで」、っていえる本に巡り合えたらなぁ、という想い。
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ウチの母も結構…と思って、
どんなもんだろう~と読んでみたが
う~ん
お母さん とんでもないなぁと思いつつも
片方の言い分しか聞けない悪口本…的…(--;)
だって本人の弁だけ見ててすら、
筆者もかなり迷惑な困った人なんだもん。。
お母さんにやられ学校の先生に嫌われ塾で存在を無視され
習い事もマトモに出来ず彼氏に格下に扱われ…
お母さんの件抜きにしてもかなり「育てにくい子供」なのがわかる。
「全て他人の所為にしちゃってる場合か?」みたいな気持ちにもなる。
永子の「変」さは
「こんな母に育てられたから私はこうなっちゃった」と言う前提で、
それを肯定し永子の完全な味方として読まなければ
かなりイラッとする。
「お母さんも家族も 変なんです!」って声高に主張し
「自分の姿格好が歪だと思ってた」とは言ってるが
被害者意識抜きにして「自分も変」だと言う言葉は無い。
って言うか、「自分も加害者」って意識は全くないのが凄い!
「嫌々」で「やらされている」は分かったけど、
それこそ本人の意思関係なく巻き込まれたピアノの先生は
ホントにただの被害者でしかない。
「優しい先生もイライラしてきた」って…他人事かよ!
お母さんの所為みたいな書き方してるけど
コレ、充分永子が加害者。
そんな親に育てられたから仕方ないよねって気持ちで読むには
あまりにも悪意と怒りで充ち満ちていて
「改善」とか「治療」とか「脱出」「解放」的な明るい要素が無く
読んでいて不快感と嫌悪感も増していく…
この本で唯一、読んでる側が得られる
「作者フィルターを通していない、他人から見た永子像」は
父からの手紙の文面のみ。
確かに耳に痛い内容だけど、そんなに悪い手紙かなぁ???
(寡黙な父親が、母親と同じような考えの手紙を
作者に書いてきた時の、絶望感 分かります。って感想があったし
カウンセラーの仕事しているって人の感想でもそう書いてあったから
私の感じ方のが「おかしい」のかもしれないけど…)
肯定されたくて自分が受けてる「精神的被害」による
苦労や心労を労って敬って貰いたくて
やっとお医者さんに欲しかった言葉を貰える。
「あんた酷い目にあったよ」「偉いよ」「間違ってないよ」
お医者さんの「処置」は至極正しい。それで作者は落ち着くんだから。
でも、ちゃんと「治療」もしてくれるとこ 行くべきだったんでは。
てか、また都合の良い言葉だけ聞いて解釈したとしか思えない。
本当の診察は「これから」だったんじゃね~の?
この人確実に「病」なのに
「あなた、もう来なくていいですよ」って「本当に」言われたのなら
それはあまり良いお医者様では無いのでは…(‥;)
否定の言葉は自分を責める言葉にしか聞こえてないから
↑この時点で確実にアウトだけど…
都合の良い時は「お父さんを尊敬している!」で
都合が悪くなると「母を通してしか知らない」になっちゃう。
お父さんがやっと自分の意思でこっちを向いた事を永子は理解してて、
お父さんは、お父さんなりに考えを改めて永子と向き合おうとして
(お医者さんもそう言ってるから、そうと断定しておく。)
今更…など拒絶の言葉も無く永子は普通に喜んでいるのだから、
それについても 本人が良いならいい。と思う。
メールの交換なんかもして邪魔の入らないコミュニケーションツールも
確立している。
…なら、いつまでも子供じゃないんだから
自分も、自分からお父さんと向き合えば良かったのに。
この人、誰とも真剣に向き合ってない。
他人だって不器用で悩んでて、
そんで自分も情状を上手く汲み取れない頭であることがスッパリ抜けてる。
だから自分の求めてる言葉以外は全て「悪意」で「呪い」
「あの時私はこう思ってた」って後から言われても…って感じ。
…常に受け身で常に被害者意識なのは、
やはり母の育て方の所為でお母さんのせいなの??
「尊敬している」お父さんの方向性が永子の都合の良い物と段々ズレていって
お父さん(なりに、多分家族を考えて発せられた言動)に対して、
心の中でしか物言わず、←ココが最も自分とお父さんとの認識や表現のズレを
確認・調整出来るチャンスだったのに…
自分の考えをジックリゆっくり時間を掛けて話せれば
(少なくともお父さんはお母さんの様に暴れ無いのは本人も認識してるのに)
納得はしなくてもお互いに認識しあえたんでは無いだろうか?
勿論お父さんだって今まで省みなかったんだから
そう都合良く行かないのは自業自得だけど、
お父さんはボールを投げてるのに、全く返さないのは永子で、
キャッチボール自体を全くやる気ないのは永子本人なのに、
なんで被害者顔なんじゃ?
フォースか?
フォースで他人は自分の考えを全て分かってくれる。 なのか!?
分かるか!ボケ!!ですわ。
あ~ それが分からないのもお母さんの所為なのね。
そうなのね。
勝手に暴走して勝手に妄想して勝手に自爆して、
そして取った行動が「だんまり受取拒否」じゃ、
正直誰だって「はぁ?」って思うのでは…
完全拒絶という自衛をする前にやらなければならない事丸っと抜けてる。
虐待児童の本で「親に何も言えなくなってしまう」って書いてあったから
そういうものなんだろうけど
お父さんも永子を押さえつけてたかなぁ?
上にも書いたけど、話をしたら
理解は兎も角、尊重はして貰えたんではないのか?
そう考えると、この手紙って、お父さんも
「お母さんと一括り」って断定できる内容かな???
お父さんは永子を理解したくて、
また、永子に自分の思いや考えを分かって欲しくて歩み寄りの為に手紙書いてない?
(だから「良い手紙が書けた」と言ってるんでしょ?
「良い呪いの手紙が書けた」なんて言わんよね。)
永子の不可解な行動に振り回されたり迷惑被ったり
困惑している、数多くいる人の中で「家族だから」こそ、
永子を「大人」とお父さんは思っていたからこそ一歩踏み込んだ内容を
書いた様に読めるけど。
…実際そんな「他人の考え」も汲み取れない程に永子は重症で、
お父さんの過大評価だった訳だけど。
でもそれも今まで家庭を顧みずにきたが故の結果だから仕方がない。
…お父さん ソレを取り戻そうと頑張ってたのにねぇ…
相手も意も否も唱えず懐いてくるから
「許されてる」「このやり方で間違ってない」と思ってたろうな~…
同情はしないけど…でも残酷だよなぁ…
ナチュラルに凄い報復をしてる永子。 怖ぇ~
私としては動かねぇ被害者ヅラよりも
省みて動く人を応援したい。
この本が親への呪い本で無いのなら
お父さんからの手紙も呪いでは無いと思うんだけど。
「親が死なないとありがたみが~」にとらわれるよりも
親にも心労がある とか、親の気持ち とか
あなたの行き過ぎた行動・言動 とか
その辺もちゃんと見て、己を省みるべきでは。
…病気の人間にそう言うこと言っちゃダメなんだっけ?
でも「親も人間」「自分以外も人間」って事すら分かってなくね?
相手の行動にどうだこうだ思って(←笑)いるのに
自分の行動に対して他人がアクションすれば「呪い」。
自分は常に非力で歪で醜い弱者だから被害者でしか有り得ない。って、
最後までその枠から出た言葉は無い。
己も加害者足りうる。と言う考えの欠如。
他人に対する想像力の欠如。
超~怖えぇ~
等と、なんか色々疑問符ばかり浮かびました。
まぁ タイトル通り
「すべてお母さんが変なせいなのよ そうなのよ」だから、
己に対する反省とか病気に対する治療とか(自己診断しかしていない…)
これから とか
なんかそう言ったモノは全くない。
「お母さんが変で 私、大変だったの!! って事を世の中に
大声で知らしめて、賛同を得る事によって
お母さん下げして安心を得たい本」。
でも、治療の一環でこうやって吐き出した。ってならわかるけど、
「作品」とは思えないなぁ…
吐き出すだけなら2chにでも書いて終わらせてよ。って思っちゃう。
正直 醜い本だな。です。
「私もそうだった!」「私だけじゃないんだ!」って共感を感じる以外は
この本を読んで特に得るものは無いんじゃないかな~
言い連ねてるだけだから、同じ様な状況の人へのエールでも
アドバイス本って訳でもないし。
…いや、どうなのかな。
この黒い迸りは 共感者には
こ~ ナニか響くのかも?
毒親問題提起作のパイオニア的な価値はあるのは確かだし。
私には絶対的弱者・絶対的被害者としてしか語らない姿勢が
どうにも相容れなかったけど。
お母さんがどう とか 他人がこう とかよりも
自分の事も客観視して省みるべきだし、
なにより、もう自分で自分を養えるんだし。
危険でもマイナスオーラでも 自分にとって嫌な感情を受けたら
それなりに対処できる知識も経験もある。
好きな瞬間に好きな方向に逃げる足もある。
友達もいる。
過去にとらわれてグルグル黒いままで呪いまみれでいるより
前見て歩いた方が絶対楽しいし お得だな~って
そう思えた点は良かったかな。
てか、そういう前向きなメッセージが欲しかったな~
そうでないって事は、この人はまだグルグル回ってる途中なの???
ま~ なんだ。
自己を持って強くありたいな みたいな(笑)
永子は「毒親」にならなかったのか?は
ちょっと気になる(笑)
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怒ると3秒で豹変、怒られもするけど抱っこもいっぱい。突然習い事に連れていかれる。やめさせられる。ブラジャーを買ってくれない。誰が住まわしてやってるんだ。でも私楽しみにしてることがいつもダメになるんだよ。
かなり一般的な体験だということが共有されたこと。(どのくらいの割合?)次は、対応と対策だ。
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想像以上の毒親にびっくりした。
良いお医者さんに出会えてよかった。
田房さんには本当に幸せになってほしい。
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毒も毒。それも両親、親戚(叔父夫妻は別かな)含めて毒。周りが毒なもんだから、誰も病院に行こうだの、連れてくだのも無し。こんな環境でよくもまあ耐えられたものだ。でもその後結婚してからの爆発は母とそっくり!と驚いたけど。本人のキレ方も目の前でそれをやられた人に似てくるのか、はたまた遺伝子的なものか。反面教師にはしてたのかもしれないけど、根っこの部分は繋がってるのかもと思いつつ表紙を見たらゾッとした。
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先日、母親と二週間ばかり生活を共にすることになりました。
自分が実家を出たのは大学進学の18歳の時。でも両親の実家のある土地を選んでいたので、両親は安心していたようです。
三十路も過ぎ四十路が見えた今日この頃親と生活を共にするのは中々しんどいものだと思ったものです。生活習慣、食生活も異なるしどちらかが合わせなくてはならない。そんなことを考えて読んだのがこの本でした。
毒母ってこんなに強烈なんですね。幼いころからいきなり「ギンッ」となる母親におびえながら生活しなくてはならないというのはどれだけのストレスでしょう。怒りつつも行っている内容は過干渉。受験の際にタクシーに乗って池とキレる母、それとは裏腹に家出をする主人公エイコを自転車で追いながらもう帰ってこないのかどうかを猫なで声で聞いてくる母。これが同一人物なんですね。こんなに態度が変わると娘自身も混乱もするでしょう。
その負の連鎖は、娘だけで止まるのではなく、娘の配偶者、ひいては子供までつながる可能性があるのがこの本で実感しました。絶縁することで得られる心の安寧、本当に良かったと思います。
親をしんどいと思う事を後ろめたく思う方もいるでしょう。でも、世の中には本当に「縁を切っていい」関係の親子がいるのですね。父親との関係も難しいかもしれませんが、同性同士べっとりとした関係になりがちな母娘はより難しいでしょう。その難しさを背筋に冷たいものが走るように書かれていたのがこの本です。
娘である立場の方、娘を持つ母親の立場の方、一度読んでみると良いかと思います。