紙の本
ミステリーだった
2019/03/04 15:24
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
総白髪の13歳の少女。よくできた娘をやめ、家出。
老人ホームで暮らすことに。
なんか最初の印象と違って、思いのほかミステリーだったなあ。
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ラヴィアンロースにいるひとたちは、みんな一癖ありつつも朗らかで人を惹き付けるものを持っている。
その中に家出した13歳の奏は、自分なりに考え出来ることと出来ないことを學んでいく。
ほんわかしててラストは、ほんの少しミステリーがかっていて良かったんだけど。
奏が13歳というのは、ちょっと無理あるかなぁと感じる。
大人過ぎて、年齢が話の中に出るとちょっと、あぁそうだったと違和感。
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13歳の家出少女・奏(かなで)が流れ着いた場所は、海が見える町にたたずむ、不思議な老人ホーム『ラヴィアンローズ』だった。
咲き誇る薔薇が自慢のこの施設で、年齢を詐称して働きはじめた奏は、薔薇園に隠されたある噂を知ることに……。
「庭のばら園には死体が埋まっている」という噂が思わぬ事件を引き起こし…。
40年以上の時を超えてその秘密が明かされるとき、止まっていた、みんなの時間がふたたび動き出す。
現実とはかけ離れた所から物語は始まりますが、笑いあり、涙ありで楽しく読む事ができました。
あえてなのかもしれませんが、少し全体的に小綺麗にまとまっていて、濃密さにかけるようにも感じましたが...
(真夜中のパン屋さん)を先に読んでいるからそう感じたのかもしれません)
登場人物の描写もしっかり描かれておりよい作品だったと思います。
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“ある思い”を抱える13歳の家出少女・奏が流れ着いたのは女性専用の老人ホームだった。一筋縄ではいかぬ老女たちと過ごした時間は老いること、死ぬこと、そして「生きること」を教えてくれる。しかし「庭のばら園には死体が埋まっている」という噂が思わぬ事件を引き起こし…。特別収録・短編小説『ボーイズオンザライン』(「BOOK」データベースより)
『真夜中のパン屋さん』でブレイクした大沼さんだけれど、今回こちらを読んでみて、私はこっちの話の方が好きだなーと感じました。
主人公の女の子が、ある意味とてもまじめで、生きる事を学ぶ姿勢が気持ち良いのは一緒なんだけど、取り巻く人物たちがこちらの方が魅力的なのよね。
穏やかで、けれど芯のしっかりとした遥さんも、万理さん・佐和子さん・千恵さんの歌舞伎大好き乙女三人組も素敵!
みんなかなりお年を召してらっしゃるのに、生きることを楽しむ事に貪欲でパワフル。
私も数十年後に、こんなおばあちゃんになっていたいなぁ。
その時に、一緒に笑える友だちがいてくれたら最高だ。
基本ジジコンなワタクシなのだけれど、今回は素敵なおばあさまたちの魅力にしびれてしまった一冊なのでした♪
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13歳の家で少女がたどり着いたのは老人ホームとは思えない女性限定老人ホーム(笑)
それぞれのキャラが濃く、こんな老人になれたら楽しいだろうなと思いました。
でも、幸と不幸のより合わせを経験してきたからこそこんな素敵な老後が送れるのかなぁとも思いました。
長く生きるのも悪くないかも。
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【あらすじ】
『私も60年後、彼女たちみたいに笑っていたい』
13歳の家出少女・奏(かなで)が流れ着いた場所は、海が見える町にたたずむ、不思議な老人ホーム『ラヴィアンローズ』だった。
咲き誇る薔薇が自慢のこの施設で、年齢を詐称して働きはじめた奏は、薔薇園に隠されたある噂を知ることに……。
40年以上の時を超えてその秘密が明かされるとき、止まっていた、みんなの時間がふたたび動き出す。
“ある思い”を抱える13歳の家出少女・奏が流れ着いたのは女性専用の老人ホームだった。一筋縄ではいかぬ老女たちと過ごした時間は老いること、死ぬこと、そして「生きること」を教えてくれる。しかし「庭のばら園には死体が埋まっている」という噂が思わぬ事件を引き起こし…。特別収録・短編小説『ボーイズオンザライン』。
【感想】
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設定は面白いけど、ミステリーなのか人間の生き方なのか、煮えきたないところがいくつか。
それでも、老いに対しての見解がだいぶ変わる。
長生きするならこんな風になりたいな、といういい例。
達観こそ幸い。
主人公の周りを取り囲む人物たちに注目。
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後半のミステリ要素が唐突に感じたけど、綺麗にまとまっていて良かったと思う。
「まよパン」よりこっちのが好き。
でも、奏ちゃんが13歳ってのはちょっと無理があるかな。ラヴィアンローズに辿り着く前に、確実に補導されるのではないか。総白髪で目立つし。
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13歳の家出少女・奏が自殺未遂後たどり着いた老人ホーム「ラヴィアンローズ」で働きながら成長していく物語、かな。
クセの強い老女達と接していくなかで、死や老いに触れていき、人を殺すとは何かということまで考える。
うまく言えないけど、率直な感想は「もったいない」。
設定や流れとしては、もっと深い物語に出来たような気がするんだよな…。
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「だからたぶん、彼の目にも映っただろう。
ただ美しい、この世界が。」
「人は人を、殺したいと思うよね。」
私はずっと、長生きだけが人生じゃないと思っていて、いつしんでも構わないと考えている。ただ、苦しまないでしにたいなぁと。それだけ。いつか死ぬなら若いうちに惜しまれてしにたいと思うことはわりと普通かな。
殺したいほど人を憎んだことも、愛したことも大人になってからはない。でも同じ立場になったら自分だけしあわせになるなんて許さないと思うかも。
海辺の老人ホームで、家出少女がいろんなお年寄りに出会うお話。読みやすくて良かった。
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中学生が家を出て、一風変わった老人ホームで働く話。青春だったり、複雑な家族への思いが描かれている。
2013/06/19
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早く大人になりたくて頑張りすぎてしまう主人公が、様々な人生を送ってきたご老婦(ただし若者並に生き生きしている)と接していく中で、成長していく物語。
そんなイメージで読んでいましたが、段々ブラックな展開になっていきます。
あの伏線はここで回収されるのか!とびっくりしました。
真夜中のパン屋さんでもそうですが、この作家さんのお話は穏やかな雰囲気に見えて、登場人物がそれぞれ重い過去・事情を抱えているんですよね。
でもそこに絶望が待っているのではなく、希望を持たせるところが良いなあと思います。
後日談が読んでみたいなーと思いました。
個人的に和臣くんが良いキャラしてるなあ、と思いました。
奏が初めて友達になって、別れるのが辛いと思った子。
彼の恋が実るかは微妙なところですが、応援したくなりました!
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あらすじ・・・・
”ある思い”を抱える13歳の家で少女・奏が流れ着いたのは女性専用の老人ホームだった。
一筋縄ではいかぬ老人たちと過ごした時間は老いること、
死ぬこと、そして「生きること」を教えてくれる。
しかし「庭のバラ園には死体が埋まっている」という噂が思わぬ事件を引き起こし・・・・・。
やっぱり大沼さんの本面白い好き
ただ面白いだけじゃなくて、マヨパンも空ちゃんの_もそうなんだけど ちょっとダークな部分っていうか、そういうものも含まれていたりして単純ではないところがいい
この表紙の女の子で子供っていう主人公の髪型・・・
まだ13歳なのに親のことでストレスを感じて総白髪になっちゃったの 子供なりに色々考えて遠慮して生きてるのね・・・・・
自殺未遂をして流れ着いた先の老人ホームで働くことになるんだけど
そこでの色んな老人との出会で彼女の考え方なんかも変わっていく
これからいい人生になるような終わり方で良かった
庭のバラ園に死体が埋まってるかもっていう謎も面白かった
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医療や介護の記述が全くなっていない.主人公に惹かれる男の子の登場や心情も唐突すぎて面食らうのみ。何の思い入れもできず、つまらなかった.
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明るく描かれつつ実はドロドロしたものが後ろに。
主人公は、きっと恨まれてない。
相手の方も多分わかってるし罪悪感だってあるんだろうな、と勝手に想像してしまう。
はやく自分の憎しみから解放されますように。
まだ、13だ。の台詞に、とても希望を感じて好きです。