投稿元:
レビューを見る
成功したらしいある人のある瞬間のある行動ある考えを抜き取ってるだけなので、まぁ時と場合によるよな、との感想。
挙げた項目同士で矛盾しているようなものばかりで本としてのまとまりに欠ける。
「なるほど!たしかに!すごい!」で読み進めて、最後に「で、どうすればいいんだっけ?」が残りそう。
投稿元:
レビューを見る
堀場製作所を創立した堀場さんの記述だけに説得力がある。 まるで竹を割ったようなきっぱりした性格です。 また、攻撃も早いが撤退も早い。 このような性格はどこかで見た。 そういえば私のお客様の会長も同じような性格です。 経営者の共通事項のようです。
投稿元:
レビューを見る
高度成長期に成功した社長による書。
なるほど、そうだよな、と思うところが多い。
部下に仕事を任せるとき、その部下を信頼して口出ししないのは勇気がいる。
完璧主義の人にはそれができない。
確かにーーー!!
とある上司はいちいち口出ししてきて、わかってることまで指摘してきて、萎える。
自分が後輩に接するときはとりあえず考えさせてやらせてみるようにしてるけど、今後もそうしていこうと思った。
「出すぎた杭は打たれない」ってフレーズ、自分も数年前から言ってて今でも目指してるから、同じことを言う人に出会えて少しうれしかった。
引き際が早過ぎるのもどうかと思うが、諦めが悪い自分にとっては、引き際が大切であることを改めて気づかされた。
投稿元:
レビューを見る
タイトルだけ聞くとよくあるノウハウ本だと思われがちだが、非常に勉強になる1冊である。
電通鬼十則を噛み砕いてわかりやすく説明しているようにも感じる。
■性格
自分の短所は、時と場合によっては長所となる。
欠点を直す時間と努力は無駄である。
ビジネスにおいて決断はつきものであり、常識で考えるべき時と冒険する時の見極めが必要。
ただし、大きな成功を望むならリスクを取らなければ実現しない。
大きな失敗の原因は些細なミスから始まる。
どんなに些細なミスでも原因究明と再発防止を必ず考える癖をつける。
■能力
無謀と冒険はまったく別物。
人一倍細心で綿密に計画を練る人に仕事を任せる。
トレンドに敏感になる
このためには取捨選択の能力に長けていなければならない
自分の仕事にどうフィードバックさせるか、という視点が無ければ、トレンドを知ることはただの雑学である。
仕事に「絶対評価」はなく、期待度(上司の心)という、「曖昧評価」で有能か無能か決まる。
期待度が50%なのか120%なのか、相手の心を読む。
クライアントに対しても同じで、全ての依頼に100%で答えるのではなく、期待度を感じ取る。
■努力
朝一番に出社するのはそれ相応の理由があるからで、それ自体を誇りに思っているならムダな努力。
人脈は腐心して作るものではなく、相手が寄ってきてできるもの。
その人の魅力や能力に対して人が集まってくる。
素晴らしい人脈を作るためには、まず自分が素晴らしい人間になる。
■習慣
相手のアイデアを否定するなら、その根拠と代替案を明確にしなければ、ただの言いがかり。
経営者はすべての業務に目を配るゼネラリストで、部下はそれぞれの分野のスペシャリストである。
その部下が社長のクローンではまったく意味がない。
経営者はスペシャリストの意見も求めている。
相手が何か言うたびにゼロから検討するのではなく、常に自分の意見を明確にした上で相手の話を聞く。
■発言
何事にも臆することなく意見を述べることで、うるさいと思われるかもしれないが、その方がやりやすくなる。
口下手なら何をどう話すか事前に整理すること。
なんでも質問する人は、能力が欠如しているか責任回避がある。
■態度
「いい話」も「悪い話」も耳に入ってくるように相手が話しやすい環境を作る。
「いい話」しか耳に入ってこないと判断を誤ることになる。
プライドは少し高いぐらいがちょうどいい。
その評価をするためには、ポジション、能力、人望といった自分の現在位置、つまり己を知ることから始まる。
■物の見方
加点主義でなければ、冒険ができず、成功もしない。
偶然の成功はあっても、偶然の失敗はない。
失敗には必ず原因があるので、その過程を分析すれば財産となる。
最悪の状況を想定しているかいなかは、リスクマネジメントができてい��か否かと同じであり、リスクを最小限に抑える対処法を準備しているかどうかである。
■価値観
速さを第1とする市場か、質を第1とする市場かを見極める。
どんな小さなジャンル、分野でもいいからそこで1番になる。
自分の給料が自分の能力に見合っているかどうか。
経営効率による評価
⇨自分が会社にもたらした利益と会社の付加価値の分配率から判断
グローバル価格かどうか
⇨アメリカで再就職したらいくらもらえるか。
自分はこういう考え方をするということを周りに示す。
仕事が生きがいとするなら、そこに自分の価値観が生まれてくる。
なんのために働くのかを問い続け、仕事に対する哲学を持たなければ、目標もなくさまようだけだ。