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大好きなイルリメが書いたから、ではなく、
ただ本を読むのが好きな人間としてすごいもんを読んだと思った。
鴨田潤という、ひとりのひとが書いたすごい本。
涙が出そうで出なくて、結局出た。
鴨田潤が書いた本なのに途中でラップが聞こえるところがあった。
こんなひとがいるときに生きてられてよかった。
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イルリメこと鴨田潤による書き下ろし小説。ひたむきにハードコア・パンク・バンドのヴォーカルを務める女子高生が主役。
スピードに対する異能など特殊要素もあるものの、基本的には女子高生の挫折や成長を生真面目に描いた青春小説であります。
笑って、泣ける。スカっとした読後感も爽やかで好い。
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青くさい春ものがたり。
もともと西村ツチカさんが表紙を描くということで注目していて
作者の方については存じていなかったのですが
そこらへんに転がってる「音楽」「若い」「青い」「スケボー」物語よりは
ちょっとだけ面白かったです。
それは、音楽を生業としている人だから描けるナマモノの空気なのかな。
こういう作品にありがちな「生と死」その間で悩む「少女」など
題材はほんとうにありがちだけど
最後まで読めた。
YouTubeのCMがすごいカッコイイ。
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不思議な浮遊感を味わえた。決して、メリハリがあるような作品ではないし、登場人物の感情表現もストレートで奥深しさが見当たらないと思いがち。だけども、何のためにイルリメがこの作品を残したのかは伝わってきた。
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小さなバンド同士の交流や、文化を知り、作者の音楽への気持ちを感じられた…ものの、やはり本業ではないからなのか、文章がもたつくし三人称一人称が混在して混乱する。人物の見た目の描写がもっと緻密になれば、タイトルの種明かしももっと感動できたはず。