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最初のほう、「さようなら」という言葉が入った短歌が裏のページにまたがっているところ、あそこは電車や車の写真と相まって、どんどん電車が加速して離れていくと同時に相手に「さよなら」を行って離れていくようだった。
杉田協士監督の写真も素敵。
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1短歌1写真でお送りするちょっとCityな短歌集、の本。
枡野浩一の最新作品。ご紹介は引用で。相も変わらず、少し都会な感じがする。写真も都心の日常が多め、京王線が少し。写真の杉田協士も東京生まれなだけある。たまにはこんな落ち着いた日常も。
新宿紀伊国屋で購入。ホームページが悪いのでこの人の本はキノッピイで調べることになる。
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電子書籍を購入。
挿絵がすごく可愛い。
室外機のイラストとか。
‘色恋の 成就しなさにくらべれば
仕事は終わる やりさえすれば’
限られた文字数でこんなに人を共感させる世界を作れるなんて。
歌っておもしろい!
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そういえば歌集で☆5つをつけたのがないなぁと思って、
なんというか、つけるとしたら桝野さんの本だろうなぁと。
ほめているあなたのほうがほめられている私よりえらいのかしら
そういえば、昔、桝野さんの本に好き勝手なレビューを書いたら、
すぐに桝野さんからあしあとがあって、すごくびっくりしたっけ。
まっすぐに批判されたい 宛先も差出人もわかる言葉で
そういえば、短歌を作り始めたきっかけと、のめりこんだきっかけは、
ある女性との出会いと別れだったんだな、といまさら思う。
セックスを一回したら死ぬような人生ならば楽だったのに
そういえば、あれからもうびっくりするほどの月日が経っていて、
僕はあの後もたくさんの量と意味の「さよなら」をしてきた。
さようなら さよなら さらば そうならば そうしなければならないならば
さようなら
さよなら
さらば
そういえば
そうしなければならなかったが
そうもうまくはいかないものらしい。はてさて。
君はそのとても苦しい言いわけで自分自身をだませるのかい?
…あ。
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先に「かんたん短歌の作り方」を読みましたが、短歌集としては、枡野さんの作品に限らずこれが初。
どの短歌も心にしんみりと響きます。写真と短歌は直接リンクしている訳ではありませんが、雰囲気が出ています。
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三十一文字で情景を見せてくれる短歌にここのところハマっている。
枡野さんの短歌は前向き過ぎず絶望的過ぎず、なところがしっくり来る。
辛いことはたくさんあるけれど、それでも希望を失ったわけじゃない。ぎりぎりでも迷いながらも、強かに生きる人間の強さが見える気がする。
写真と短歌、写真と絵は不思議な力を生む気がする。短歌だけを読む時、絵や写真だけを見る時とは明らかに受ける雰囲気がちがう。
こういった短歌集、まだまだたくさん読みたいです。
努力とは希望を持っている人にだけゆるされたまぶしい助走
ほめているあなたのほうがほめられている私よりえらいのかしら
くさくさとしているときは ぐさぐさとしたくなるから くうくう寝ます
人生はひとつ残らず終わるので泣いているのはこちらの事情
ただ胸を張っていきたい そのためにまだ必要なうつむきかげん