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角田さんとほむほむの、男と女についての往復書簡。
おごられる女割り勘女、おれにはもったいない女おれがいないとだめな女等々、割ととっつきやすい話題をテーマに語られる男女の性差あれこれ。
「おれにはもったいないよ」ってセリフ、昔よく言われてた・・・。
もっと早くにこの本に出会いたかったよー!!
でも恋愛から遠のいた今現在だからこそ、人ごと感覚で面白く読めるのかもね。
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ネットの連載でほぼ全部読んでてずっと待ってた!
書きおろしとか入るといいなあ。期待。
さっそく読んでるけど
男女間の意識のズレに悲しくなったり笑ったり。
角田さんの切れ味のよさに笑いながらも納得。
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うーわー。が感想。うーわー。異性ってよく考えるとほんとわかんない。異性でもひとひとり違うわけで、同性ですらわかんないのにね。
作家の角田さんと歌人の穂村さんが異性について語るのだけど深いし的を得ててほんとうわーーーってなる。そしてわたしは人間ってよくわかんないって考えに達してしまった。異性とか同性云々よりまだ25のわたしには自分すらわかりきれてないのだから、残念なことに。
ブックデザインでは宇野亜喜良さんの装画が好き。ちょっとポップな宇野さんのイラストもいいね。
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恋愛における男と女の感覚の違いを鋭く突いた往復エッセイ。私には今さらどうでもいい話なんだけど、二人とも好きな作家さんなので楽しく読んだ。
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「異性」というタイトルがぴったりの、往復書簡のようなエッセイ。
角田さんの頑なさと、穂村さんの脱力感と。
二人ともさすが文章を生業にしているだけあって、鋭いなぁと思う。
だからと言って決して器用なわけではないところがまた、いい。
「あー、あるある」とか「へー」とか「意識したことなかったけど確かに」とか「なるほど」とか、男性のことだけでなく自分たち女性のことも客観視できて面白かったです。
世の中にはいろんな人がいるはずなのに、同じ性別ってだけでこんなに違和感なくひとくくりにできるのが不思議。
さらりと読めます。
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軽めの恋愛論に終始するのかと思いきや、なかなか深い。
角田さんには「そうだよねえ」、穂村さんには「なるほど・・・」。
同じテーマに男女それぞれが、しかも対談でないところが面白い。
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かくちゃんの意見には賛成できないな~(なれなれしい)
あまりに一方的すぎるというか、穂村さんの言葉を受け取れきれてないというか・・・
もうすこしまるい人だと思ってた。
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対談の様なものかと思いきや交換日記の様なものだった。お互いの文を読んで返信してるので理屈っぽくなんだかサクサク読めるけど楽しくない本でした。
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なんていうか、物事をきちんと考えている人というのは、何を語らせても面白い、ということが分かる本。何を語ってもしっかりとした誠意ときちんと筋道立った言葉がある、そんなかんじ。
わたしの周りには溢れ出す自意識で死にそうになっているひとが結構いるけれど、そういうひとはこの本読めば?っておもいました。わたしは今はそんなに細かいことや男女の考え方の違いを気にすることに疲れているので、ふーんなるほどなるほど、確かに言われてみればそうかもなあ、なんて思いながら楽しくよみました。
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2012/4/26読了。
全部が全部納得っていうわけじゃないし、男だから女だからと決めつけるのもよくない気がするけど、でも「あーそうそう!」って思うことは結構あって読んでて面白かった。
ブランチでおふたりが本を紹介しているのをみたんだけど、そのとき角田さんが「女性はある日突然彼氏のことを嫌いになるっていうけど、実はそうじゃない。実はスタンプカードのように、小さな嫌なことのスタンプが押されていて、あるときカードがいっぱいになり、もう無理!!ってなる。でも男性はスタンプが押されていることを知らないから急すぎて驚く」みたいなことを言っていて、それが一番納得したかな。スタンプ一つ一つはほんと些細なことで、押された瞬間は「でも好きだから大丈夫!」って思ってるんだよね、ほんとに。塵も積もればなんとやら、なんです、きっと。
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新しい発見はなかったけど、「気づかなかったけど、確かにそうだわ」ということがいっぱいあった。女だから、男だからで決めつけるのは嫌だけど、染色体がXかYかでこんなにも変わっちゃうのかなとも思った。
――女性は変化をおそれ、男性は固定をおそれる
確かに、女の人は「私のこと好き?」とか「どこが好き?」と相手が離れていっちゃわないかと(変化をおそれて)言ったりする。だけど男は、相手のことをずっと好きでいる、好きでいたいと本当に思っているんだけど、『でも先のことなんか分かんないし…』と(固定をおそれて)素直に好きと言えなかったりする(別に実体験でもなんでもないけど…)。だけど…
――おそれているほどには女性は(個人差はある が)ダメージを受け「続け」ない。別れた恋人を忘 れられないのは、いつだって女性より男性に圧倒的 に多い
そうなんだよなー。別れた人を忘れられないように、男のほうが「変化」に対してダメージを受け「続ける」んだよなー。なんでだろうなぁ…
他にも、「確かにそうだわ」ということがいっぱいあったけど、書き切れないのでテキトーに下に引用だけ(これでも全部じゃないけど…)。
――男の人(の多く)は、日常を得んがために、 非日常を演じたり装ったりする。が、興味深いの は、「演じたり装ったり」という意識が、男性側に はないことが多いのである
――女性が男性一般に対するリクエストとして 「こうして欲しい」と云うとき、「ただし好きな人 から」が暗黙の、しかし、絶対的な前提条件となっ ている
――女性は、自分の真価(じつはかわ いい)を一刻も早く、だれか(現実の男子)に気づ かれたい。 そして男性は、女性の真価(じつは かわいい)を一刻も早く、自分が気づきたい
――中途半端にきれいな子が、もてたいがため に、もっときれいに見せようとする、爪を塗る、髪 を染める、アイプチをする、肌を露出する、等々す ると、もう確実に嫌われ、嫌われるだけならまだし も、ハブにされたりする
――関係が終わって現実の相手の姿が視野の外に 消えてしまったあとも、まだ5%くらいは自分の女 だと思っているのだ
――「男はいつも最初の恋人になりたがり、女は 誰も最後の愛人でいたいの」
――こいつよりもあいつよりも、つきあった男の 誰よりも、この俺が一番であることを証明してく れ。「今の恋人だから必然的にあなたが一番好き」 という答では駄目なのだ
――「好き」でつきあっている相手に対してより も、「好き」だけどまだつきあっていない相手に対 しての方が許容度が高くなる傾向がある
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今まで何となく漠然と感じていたことが、これを読むと妙に納得できる。
両著者の歯に衣着せぬ言葉で、的確に男女の相違が浮き彫りにされ、論じられている。
その指摘は時には笑え、時にはドキッとする。「恋愛カースト制度」、男の「所有欲」、「許容ライン」等々、なるほど!と思えることばかり。面白かった。
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恋愛についてあれやこれやを角田さんとほむほむが綴る往復書簡型エッセイ。
主演角田光代、助演穂村弘。
角田光代的世界のかけらが見えました。
ほむほむ節は残っているものの、角田さんの作った透明な折の中で書いている感じ。
ひとつのテーマに沿って角田さん―ほむほむの順で論を展開する形式なものの、テーマとは別に相手が書いた内容について返したり、質問したり答えたりするので一冊でひとつのストーリーという感じ。
エッセイというよりちょっと評論めいた硬質さがあった。
これが角田さんテイストになっている理由だと思う。
ま、残念ながら知名度は月とすっぽんだから…。
ただ角田作品がイマイチ合わず、ほむほむラバーの私にはちょっとほむほむの世界の広がりが足りなくて満足度はあまりあがらず。
ただ興味深い考察や定義があり、なるほど~と感心。
そして対異性への魅力、戦闘能力の低さは2人の創作する才能の裏返しだ、というやりとりがとてもよかったな。
・恋愛主電源説
―モテる人間は「モテる主電源」がオンになっていて、モテない人間は主電源がオフだから細かな努力をしてもモテないのだ
・モテる人にはスペースがある説
―相手の中に取り込める隙間がある、と思わせることができなければ、モテない。
など。
その他、女の『好きだから許す』感覚は男にはない、なぜ成功した男は糟糠の妻を棄てるのか、「俺がいなくても生きていける女」と言われるのはどんな女性かなど、本当になるほどです。
エッセイというより恋愛論として楽しみました。
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美容院に行くのが面倒臭いワタシは自らの手で適当に髪の毛を切る。
穂村さんの「恋愛カースト制度」のこの部分に共感。
「切切切って、ください」
好きなタイプにモテるためにはどうしたらよかんべー。
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ただただ面白かった。男と女は何故こうも違うのか淡々と考察され、非常に主観的観点からさらりと述べられている。そうなのか〜ふむふむ、とページをめくるごとに頷く自分がいて、それも妙に面白い。やはり男女のすれ違いと交わりは永遠のテーマであるようだ。