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超有名予備校講師の教育論(?)
偶然か、自分と思想が同じことにビックリ。
「指示待ち」であったり「与えられたものをこなす」生徒が多いことを自分自身も実感している。こういう思想をしっかりと伝えていくことは大事なのだなと改めて感じた。「自分で考えて動ける人間」を育てていきたい。
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著者の本を詠むのは初。
(当然,授業を受けたことはない。)
まず,タイトルからしてワクワクするとゆー。笑
そして,著者の教育観が語られる。
内容は,期待していた通り。
試験勉強・受験勉強は,知識の詰め込みではない。
それは答えのある世界ではあるものの,
これから先,社会に出て未知を読み解くことを続ける前の訓練だと考えれば,
大学受験が大人になるための通過儀礼だということにも納得がいく。
私自身,大学受験までの勉強では
知識の詰め込みをしてきた部分もある。
だからこそ,これから世の中に出ていく中高生たちには,
勉強を通じて努力をすることを,未知を読み解くことを,知ってほしい。
私は塾講師のはしくれとして,そのことを追求していく。
※もちろん,世の中のみんなが大学受験をしなくては,て,ことではない。
大学に行かなければ,一般的に社会に出るのが早くなり,
年齢が低い分,より苦しみながらも,
大学時代を子どものままで過ごすよりも若い内に大人になるから。
ちなみに,メインの内容(問題とは/勉強法とは)は
著者の専門である英語の話題を例に上げて進むことが多い。
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≪目次≫
はしがき 問題を解くということ
第1部 問題はどのようにできているのか
第1章 問題は野原に咲いている花ではない
第2章 雑音の正体
第2部 有効かつ有意義な勉強法
第1章 試験準備に向けた勉強のあり方
第2章 どのような知識を手に入れるべきか
第3章 観察力とは何か、いかに手に入れるか
第4章 得点力の鍵「判断力」
≪内容≫
代々木ゼミナール英語講師の入試擁護論(?)というべきものか。そういう意味で和田秀樹の諸著書と同類かもしれない。
ただ、和田氏と違い、観念論ではなく実践論で埋め尽くされているのがミソ。
英語の例が多いが、実際の入試問題を挙げて、出題者の意図を読み取り(まさに解き方のテクニックなのだが)、「知識」から「知恵」へと変換させた勉強の成果を活かして(観察力や判断力という言葉を使っている)、解いていけば、入試のヤマは越えて行ける。そして、そのテクニックは大学入試のためだけでなく、人生においても使えるものだ(これはサラっとしか書いてないが)、と説いている。
私的には、思っていたことを和田氏とは違った視点で表現され、まさに腑に落ちた思いで読んだ。ただ、皮肉な口調は読者を選ぶかもしれない…
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限られた材料の中から、手がかりを探しだして正解を導くという作業は試験ではもちろんのこと、社会全般の中に存在し、ビジネスでも役に立つかなと思い、購入。
13年前津田沼の代ゼミで著者の授業を受けていたが、その頃の授業同様、緻密で精巧な論理を使って、知識に頼るのではない解答法は電光石火の如く鋭かった。
また、ご子息が大学1年生ということで、当時は聞けなかった父親としての教育論も、同じく父親となる自分には鋭く響いた。
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今になって経済学やら有機化学やらといった類の本を、門外漢の私が読んで、むしろすらすらと理解できるのはなるほど、そういうことだったのかと納得した。
きちんとした日本語で書かれていたので非常に読みやすかった。
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問題を解くために、大学受験を中心としながら、受験や資格試験で伸び悩む人が対象。
この本で書かれていることは大きく2つ、
・問題には「手がかり」と「雑音」があり
「雑音」をうまく排除しつつ「手がかり」を得ながら
問題を解く。
・そのためには問題を解くための知識と観察力(判断力)が必要。
そんなことが書かれています。
学生時代、問題を何とか読めても問題を解けなかった当時の自分に
「お前らそんなこともわからないのか~、
うふふ、じゃあちゃんと教えるからよく聞いてね」
とスパイスもありつつやさしい先生の授業を思い出しました。
私個人的には先生方に特に読んでもらいたい。
なぜならこの本にも少し触れられているが、
先生の悪い影響を受けてしまって勉強が嫌いになってしまった
子供が現実問題いるからです。
是非この本を多くの人々に読んでもらって
問題を解くとはどういうことか一人ひとりが考えるいいきっかけに
なってもらいたいです。
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代ゼミの大人気英語講師・富田一彦氏の著書。書かれている事には至極納得した。
でも、やっぱり僕はこの人を好きにはなれないな。
自分自身が物事を理詰めで考える事が苦手で、理屈っぽい人間が嫌いだということもあると思うけれど…。
というわけで、☆は3つにとどめておこう。
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試験で本当に問われている能力とはなにかを教えてくれる本
科目の違いはあれど、必要な能力は同じようなものだという見解には深く共感できる
受験生であれば一見の価値あり
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試験と考えて取り組むと固くなるがクイズと思って取り組めば楽しくなる。
受験生の本というより大人の知的参考書といった感じか。
この手の本にありような情報と一風違った切り口による考え方、大変参考になった。すぐに現実に取り入れるのは難しいが頭に入れておけばいずれ役に立つだろう。
だけど、実行しなければ役には立たないということは何においても一貫している。
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解がなされているものもあるが、これといって目新しいものはないと思う。
それでもこの本が価値を持つのは富田一彦という人物がいかに予備校講師として優秀であるかということがわかるからだ。英文法というすでに体系化された仕組みを再構成し、わかりやすく一年予備校のカリキュラム(4月後半-12月前半なので実質8ヶ月弱)でいかに生徒に叩きこむかに苦心してきた著者の話術を体験できる一冊だといえる。
実際、私も著者の授業を受講したが3大予備校の1つの代々木ゼミナールの英語科のトップ講師の実力はやはり凄いとおもった。実際英語の成績は上がったし、著者から学んだことを大学に入学した後も思い出すこともある。
著者の今ままで担当した授業コマ数や全国に衛生中継や録画配信されていることを考えるとがかなりの数のファンが全国にいるだろう。それはこの本のレビューに投稿された内容と数を見れば一目瞭然だ、予備校を卒業しても著者のファンであり続ける生徒は多いのだ。私もそのひとりである。
また、同時期に同じ代々木ゼミナール英語科のトップ講師の西きょうじ氏も同じ自己啓発本を出版(情報以前の知的作法 踊らされるな、自ら踊れ)していて予備校講師も苦しくなってきたんだなぁと寂しい気持ちになった。
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大学受験生であった当時、ダメ受験生であった自分の意識が変わるきっかけを与えてくれたと今も思っていている人による、試験勉強の考察(?)本。
やはり、刺激的。
試験とは何か、試験の悪評に対する反論などなど。
試験に悩まされている人、試験って何だったんだろうと思っている人には一読の価値ありと思う。
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『英語の富田』と異名をとる人気予備校講師である富田一彦氏が、『問題を解く』とはどういうことであるかを詳細に語る一冊です。氏の講義や参考書同様、粘っこい展開で賛否両論が分かれるところだと思います。
僕は浪人時代を送っている頃、富田氏の講義に出席しては板のですが、その内容についていくことが出来ずに、前期で打っちゃってしまったと言う過去がございます。ですので、富田氏の言葉に触れるのはかれこれもう10年以上を隔てていることになります。ここでは、氏の真骨頂である英語を中心に『問題を解く』ということについて、あらゆる角度から施行・分析し、解説を加えた物になっております。
本書は二部構成となっており、第一部では『問題はどのようにしてできているか』というタイトルで、富田氏の出身大学である東京大学の問題を例にして、「いかにして問題にアプローチするか」や「受験生が陥りやすい失敗」などを具体的に示し、試験問題を通して『施行』を重ねるということがどういうことかを解説しておりました。個人的には予備校時代同様、ほとんどついていくことはできませんでしたが…。ただ、試験問題は『テキストを覚えて時間内にそれを再現する』だけではたどり着けない境地がある、ということだけはなんとなくわかったような気がいたしました。
第二部は『有効かつ有意義な勉強王』と銘打ち、どのような知識を手に入れるべきか?や観察力や得点を取るための『判断力』についての氏独特の考察がなされ、氏の執筆している参考書同様、粘っこい解説が展開されているわけですが、これに関してはなんとかついていくことが出来、『問題を出す側』がどのようなことを考えているのか?また、どういったところで受験生を『陥れようとしている』のか、などのことがわかり、そういった上でどのように試験勉強をしていけばよいのかが書かれており、今後自分が資格試験などの勉強をする上で、富田氏がここで解説していることが何らかの形で役に立ってくれるのではと、そんなことを読み終えた後に考えております。
ただし、氏の講義同様、受け付けられる人とそうでない人がくっきりと分かれるかもしれないということを最後に付け加えておこうと思います。
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基本的には、考え方に大賛成。思わずうなずくところが何箇所もあった。特に後半。ただ、ちょっとくどいかな・・・。おそらくいろいろな反論、批判をあらかじめ想定して、それらに再反論できるような書き方だからだと思うけど、もっとシンプルに筆を運んでいただいた方が迫力があったのでは・・・と思った。が、そういうところも含めて、大共感の本でした。「2」も読みます。
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代ゼミ英語科のドン、富田一彦氏の著書。
実際の出題を例に取り、受験問題がどのような意図を持って作られており、それにどうアプローチするべきかを説かれている。
小手先のテクニックではなく、手がかりを冷静に探す観察力、ヒトの優位性でもある抽象化に基づく知識・知恵、それらを駆使した思考による判断によってのみ正解は導かれるべきだという方法論は、受験問題に限らず、基本の重要性を改めて認識させてくれる。
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試験で問われることがまとめられている。
大学受験の英語だけではなく、中学受験の問題を例に出しながら、解説を進めている。